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更新日:2020.01.24デート・会食

日本酒「長谷川栄雅」× 大阪のフレンチ【ラシーム】高田シェフ | 旬の野菜のアテと楽しむ日本酒ペアリング

極上の日本酒体験ができる1日5組限定、完全予約制の【長谷川栄雅 六本木】。秀逸なお酒や贅沢な空間もさることながら、3か月ごとに替わる有名シェフがプロデュースするアテ(酒の肴)が話題に。1月からは、世界中の食通が足繁く通う、大阪【ラ・シーム(La Cime)】の高田裕介さんが考案するメニューを展開しています。

日本酒「長谷川栄雅」× 大阪のフレンチ【ラシーム】高田シェフ | 旬の野菜のアテと楽しむ日本酒ペアリング

1日5組限定! 珠玉の日本酒ペアリングスポット

    日本酒体験で提供される5種類の日本酒。『栄雅 純米大吟醸』30,000円、『栄雅 特別純米』25,000円、『長谷川 純米大吟醸 三割五分』15,000円、『長谷川 純米大吟醸 五割』10,000円、『長谷川 特別純米』5,000円と、精米歩合の高いものから低いものへと順に味わっていく

    日本酒体験で提供される5種類の日本酒。『栄雅 純米大吟醸』30,000円、『栄雅 特別純米』25,000円、『長谷川 純米大吟醸 三割五分』15,000円、『長谷川 純米大吟醸 五割』10,000円、『長谷川 特別純米』5,000円と、精米歩合の高いものから低いものへと順に味わっていく

「長谷川栄雅」とは、寛文6年(1666年)創業、兵庫県姫路市のヤヱガキ酒造が手掛ける最高級の日本酒ブランド。山田錦と名勝「鹿ヶ壺」を源流とする揖保川水系林田川の伏流水を使用し、伝統の酒造技法「蓋麹法」で醸造。酒袋にもろみを詰め、したたり落ちる一滴一滴を集めていく「袋搾り」という手間暇かかる手法で造られ、最適なタイミングで蔵出しをされた希少な日本酒です。それぞれ家紋が施された立派な木箱またはスタイリッシュな紙箱に入れられているので、ギフトにも最適。

この「長谷川栄雅」を日本のトップシェフのアテとともに試飲できる場所として、2018年12月に誕生したのが【長谷川栄雅 六本木】。以来【La Maison de laNature Goh】の福山剛シェフを皮切りに、【été(エテ)】の庄司夏子シェフ、【Ode】の生井祐介シェフ、そして【abysse(アビス)】の目黒浩太郎シェフという、旬のシェフたちが担当してきました。

    【ラ・シーム】のオーナーシェフ・高田裕介さん。1977年、奄美大島生まれ。辻調理師専門学校卒業後、大阪市内のフランス料理店やイタリア料理店数軒で9年間働く。07年に渡仏し、3つ星レストランで研鑽を積む。09年に帰国、数店を経て、2010年に現店を開業

    【ラ・シーム】のオーナーシェフ・高田裕介さん。1977年、奄美大島生まれ。辻調理師専門学校卒業後、大阪市内のフランス料理店やイタリア料理店数軒で9年間働く。07年に渡仏し、3つ星レストランで研鑽を積む。09年に帰国、数店を経て、2010年に現店を開業

1月10日より展開するアテを担当するのは、コンテンポラリー・フレンチの鬼才である【ラ・シーム】の高田裕介さんです。フランスでの修業時代は、【タイユヴァン】や【ホテルムーリス】などを渡り歩いた経験を持ちます。2010年、大阪に【ラ・シーム】を開業すると、2012年にミシュラン1つ星獲得し、2016年2つ星に昇格。2019年度の「世界のベストレストラン50」では、第14位にランクインしたことからも注目度の高さがうかがえます。

高田さん曰く「『長谷川栄雅』をテイスティングした時、非常に綺麗な印象でした。そこから受けたインスピレーションで、春を感じる山菜など苦みが特徴的な食材を用いることに。レシピを考案する際には、香りや食感の変化を存分に楽しんでいただけるようなメニューを考えました。レシピを考える工程は、レストランと同様。ただ一点、今回は日本酒ありきという点だけは異なりましたが、スムーズに完成することができました」。

    1品目の『蕗の薹/アンチョビ』

    1品目の『蕗の薹/アンチョビ』

『栄雅 純米大吟醸』に合わせていただくのは『蕗の薹/アンチョビ』。蕗の薹特有のほろ苦さが、濃厚なお米由来の日本酒の香りと旨味に重なります。アンチョビの風味がアクセントに。

    2品目の『山葵/胡桃ケーキ』

    2品目の『山葵/胡桃ケーキ』

愛らしい見た目の『山葵/胡桃ケーキ』は、爽やかな山葵と香ばしい胡桃の組み合わせが斬新な一品。底にお米を敷き詰めた盛り付けも粋です。こちらは『栄雅 特別純米』と共に。アテを味わいながら日本酒を口に含むと、より洗練された日本酒の骨格が際立ちます。

    左から3品目の『菜の花/ハマグリ』、4品目の『シャドークイーン/桜エビ』、5品目『晩白柚/海ぶどう/木の芽』

    左から3品目の『菜の花/ハマグリ』、4品目の『シャドークイーン/桜エビ』、5品目『晩白柚/海ぶどう/木の芽』

3品目は、『長谷川 純米大吟醸 三割五分』に合わせる『菜の花/ハマグリ』です。ハマグリのエキスを含む菜の花を、ハマグリで作ったシートでブーケのように巻いたもの。4品目の『シャドークイーン/桜エビ』には、『長谷川 純米大吟醸 五割』を。忠実に象られた葉の裏に、桜エビのピューレが隠れています。最後の組み合わせは、『長谷川 特別純米』と『晩白柚/海ぶどう/木の芽』。柑橘の爽やかな香りと苦みが特徴的です。

いずれもご覧いただいておわかりになる通り、食べるのが惜しくなるほどの美しいビジュアル。非常に小さなポーションですが、高田シェフの世界観を堪能できる5品となっています。「食感や香りを存分に楽しんでいただけるようなアテに仕上げました」(高田シェフ)。山菜などの苦味が特徴的なアテは、火入れをした上品なシャープさを持つ『長谷川栄雅』のラインアップと非常に好相性。互いの個性がダイレクトに伝わってきます。

    日本酒体験が行われる空間。1組4名まで、1日5組限定。所要時間は約40分

    日本酒体験が行われる空間。1組4名まで、1日5組限定。所要時間は約40分

5種類のアテと、5種類の『長谷川栄雅』を楽しむことができる日本酒体験(1名5,000円)は、贅沢な和室で行われます。『長谷川栄雅』の5種類それぞれの味わいを最大限に楽しむため、形状を追求した酒器を用意するこだわりぶりで、陶芸家の保立 剛さんと岩崎龍二さん、光藤佐さんに依頼したオリジナルの作品を使用しています。

1杯ずつ注がれる日本酒と共に、およそ40分かけてじっくりと味わうことができ、まるでお茶席のような雰囲気。スタッフが、日本酒造りの際に使用する道具と共に、日本酒造りの説明を丁寧にしてくれるのも嬉しいポイントです。英語対応の予約枠もあり、海外からのゲストにも非常に好評を得ています。

    【長谷川栄雅 六本木】と直販オンラインストアでしか購入できない5種類の『長谷川栄雅』が並ぶ空間。水が流れる真っ白な壁には、ヤヱガキ酒造の酒蔵での酒造りの様々なシーンや、お米の田んぼの映像が写されているので、ぜひご覧ください

    【長谷川栄雅 六本木】と直販オンラインストアでしか購入できない5種類の『長谷川栄雅』が並ぶ空間。水が流れる真っ白な壁には、ヤヱガキ酒造の酒蔵での酒造りの様々なシーンや、お米の田んぼの映像が写されているので、ぜひご覧ください

この記事を作った人

撮影/佐藤顕子 取材・文/外川ゆい

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