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更新日:2020.02.21旅グルメ

新しい形のアフタヌーンティーをティーペアリングと共に楽しむ|パーク ハイアット 京都

2019年秋、日本で2軒目となる【パーク ハイアット 京都】がオープンしました。このニュースを待ちわびていた方も多いのでないでしょうか。京都・東山地区、高台寺の真横という絶好のロケーション。そんな憧れのホテルに泊まらずとも味わえるアフタヌーンティーがお得でおすすめ! コース仕立てで登場するスタイルで、優雅な午後のひとときを過ごすことができます。

『タラバ蟹のポーチとアイス最中』と『コンテチーズのフラン』

話題のホテルで味わう特別な午後の時間

米ホテルグループ、ハイアット ホテルズ コーポレーションの最上級ブランドである【パーク ハイアット】。東京・新宿に継いで25年ぶりに日本にできたのがここ【パーク ハイアット 京都】です。なんとこのホテル、歴史にも名を残す料亭【山荘 京大和】の敷地内、京都有数の絶好のロケーションを臨む場所に建ちます。正面に八坂の塔を望み、横には高台寺、清水寺へと続く二寧坂に面した通りと街並みは、京都の中でもまさに京都らしさが詰まった土地。エントランスをくぐると、京都の名勝庭園を数多く担う【北山造園】による庭園が登場し、ホテルへ一歩ずつ歩を歩めるごとにわくわく感が込み上げてきます。

    チェスナッツのカウンターテーブルと暖炉の柔らかな炎が、ゲストを温かく迎えてくれる全52席からなる【ザ リビングルーム】

    チェスナッツのカウンターテーブルと暖炉の柔らかな炎が、ゲストを温かく迎えてくれる全52席からなる【ザ リビングルーム】

ホテルに入って真っ先に感じたのは、ラグジュアリーで洗練された装飾にも関わらず、ほっとするような心地良さ。ロビーの奥には【ザ リビングルーム】と呼ばれるラウンジがあり、そこはまるでシックな邸宅のような居心地です。そんな温かな雰囲気のなかで、時間を気にせずにゆっくりと楽しみたいのが、「アフタヌーンティー」です。

コース仕立てで供される季節ごとのアフタヌーンティー

    アミューズ感覚の『フォアグラと苺のシュー 苺のメレンゲ』。宇治の煎茶をローストし、薔薇の香りと合わせたお茶と共に

    アミューズ感覚の『フォアグラと苺のシュー 苺のメレンゲ』。宇治の煎茶をローストし、薔薇の香りと合わせたお茶と共に

アフタヌーンティーと聞いて真っ先に思い出すのが3段のケーキスタンド、もしくはホテルならデザートビュッフェでしょうか。ですが、ここ【ザ リビングルーム】のアフタヌーンティーは、季節ごとに変わる全5皿からなるコース仕立てに。驚きを与えると共に、自宅の居間でくつろぐように、よりゆっくりと落ち着いて会話の時間を楽しんでほしいという思いからコーススタイルによる新しい形が誕生しました。

    2皿目の『タラバ蟹のポーチとキャビア、アイス最中』と3皿目の『コンテチーズのフラン』。魚介に柑橘を合わるイメージでレモンバームをベースにした爽やかなお茶を

    2皿目の『タラバ蟹のポーチとキャビア、アイス最中』と3皿目の『コンテチーズのフラン』。魚介に柑橘を合わるイメージでレモンバームをベースにした爽やかなお茶を

    4皿目はメインに見立てた『ビーフクロケットと季節のシトラス』。濃厚な牛のほほ肉のコロッケはわさびや柑橘のグラニテでさっぱりと。併せるアールグレイも揚げ物と相性抜群

    4皿目はメインに見立てた『ビーフクロケットと季節のシトラス』。濃厚な牛のほほ肉のコロッケはわさびや柑橘のグラニテでさっぱりと。併せるアールグレイも揚げ物と相性抜群

料理を監修するのは、総料理長の井料 剛さん。コース仕立てにすることで、アフタヌーンティーであっても温かい料理は温かいまま、冷たい料理は冷たいままと出来立てをすぐに提供することができます。そのため、ホテル1階がロビー・ラウンジだけでありながらも、ラウンジの奥には専用のキッチンを備えています。一皿ずつ丁寧に作られた料理は、おいしく見た目も鮮やか。ケーキスタンドによくありがちな話に夢中になってサンドウィッチやケーキが乾燥してしまったという失敗や、ビュッフェの料理を取りに席を立つ煩わしもコース仕立てなら関係なし。運ばれてくる一皿ごとに歓声をあげ、会話も弾みます。

お皿ごとにあったお茶でいただくティーペアリング

    お茶をセレクトするのはソムリエの田中智浩さん。「料理を理解した上で合うお茶を選べるのがソムリエの強みです」

    お茶をセレクトするのはソムリエの田中智浩さん。「料理を理解した上で合うお茶を選べるのがソムリエの強みです」

【パーク ハイアット 京都】のアフタヌーンティーでさらにうれしいのが、ティーペアリングがついているということではないでしょうか。しかもラグジュアリーホテルでありながら、全5品にティーペアリングまでついて4,500円(税・サービス料別)という驚きの価格設定です。「せっかくのコース仕立てを、より楽しんでもらいたい」という思いからティーペアリングが誕生したそう。単に紅茶やコーヒーなどがお代わりできるだけでなく、一皿一皿にあったお茶が堪能できます。

    最後の一皿は濃厚な『チョコレートスフレ』。その味わいに負けないぐらい豊かな香りの京都・古畑園の抹茶「琴音」をブランデーグラスで

    最後の一皿は濃厚な『チョコレートスフレ』。その味わいに負けないぐらい豊かな香りの京都・古畑園の抹茶「琴音」をブランデーグラスで

「フランスでの修業時代からいつかお酒を飲めない人でも楽しめるティーペアリングを実現したいと思っていました。紅茶やハーブティー以外にも様々なお茶がある日本は、ヨーロッパに比べて圧倒的に種類も豊富でセレクトに力が入ります」と、お茶を選ぶソムリエであり、ビバレッジマネージャーを務める田中智浩さん。

1杯目の煎茶をローストティーにしてから薔薇の香りを合わせたものなど、お茶だけみても初めて出会うような特別なものばかり。それぞれに茶器やグラスも異なり、料理とのハーモニーは新しいお茶の世界を見せてくれます。3月にはワインペアリングも登場し、その後はシャンパンペアリングなども考えているそうなのでますます楽しみです。何時間でも居続けてしまいそうな、ゆったりとした贅沢な時間を心行くまで堪能できます。

パーク ハイアット 京都 ザ リビングルーム

  • 住所:京都府京都市東山区高台寺桝屋町360
    営業時間:7:00~22:00(L.O.) 
    *アフタヌーンティーは3月6日より開始 14:00~18:00(L.O.)
    定休日:無休

この記事を作った人

撮影/吉田祥平 取材/楠井祐介

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