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更新日:2021.01.17食トレンド デート・会食

まるで小劇場! モダンフレンチと多彩なワインに陶酔する魅惑空間|【Rn(アールエヌ)La Table et La Cave】六本木

2020年11月、六本木駅近くに誕生した【Rn】は、カウンターフレンチの醍醐味を究極の楽しさで届けてくれるお店。日本最高峰の名店で腕を磨いた大和田シェフが、クラシックとモダンが融合した新世代のフレンチを披露。熟練ソムリエの矢島さんが合わせるワインと相まって、陶酔のおいしさです!

【Rn】『仏ランド産 仔鳩のロースト』

ライブ感に富むカウンター席で新世代フレンチを大満喫

六本木交差点からすぐの好立地にありながら、知らないと通り過ぎてしまう超隠れ家フレンチ【Rn】。扉を開けると、フレンチでは革新的なオールフラットのオープンカウンターが出迎えます。

    【Rn】内観

    カウンター9席を中心とした、全皿を目の前でつくるスタイル

木の優しい風合いの大きな造作カウンターを設えたのは、「すべての皿をゲストの目の前で仕上げる」というコンセプトゆえ。季節ごとの食材の香りや彩りから生産地の風景を垣間見つつ、目の前で料理ができあがるストーリーを楽しみ、最適な温度と状態の皿をすぐに味わえるのは、この上ない喜びと贅沢と言えます。

料理人の華やかなステージというより、ゲストと共に楽しむ小劇場のような、和やかな空気感が満ちるのも【Rn】の魅力。誰もが自然体でくつろげ、リラックスして食事を楽しみ、リフレッシュして家路に着く…。そんな幸せな魔法がここで待っているのです。

    【Rn】大和田シェフ

    一皿ができあがるすべてを惜しげもなく目の前で披露

オープンカウンターで腕をふるう大和田シェフの料理は、楽しい“二面性”が特徴。日本最高峰のグランメゾンで王道のフランス料理を学び、ミシュラン星付き店で才気みなぎるシェフから受けた刺激を糧とする料理は、クラシックとモダンが融合した自由闊達な新世代のフレンチです。

食材に応じた調理のメリハリも、心をくすぐるもの。肉の濃厚な旨みを追求したシンプルな皿から、多数のパーツが口の中で一体化したときに奇跡のような味を生む独創的な皿まで、存在感のある多種多様な皿を楽しめます。

    Rnの食材

    滋味あふれる日本各地の旬野菜や魚介

真摯に料理に取り組むシェフの姿を間近にしながら、できたての皿を味わえるのはまさに至福。ハイクラスな名店でのキャリアを持ちつつ、誠実で温かな人柄ゆえ、ほどよい距離感でのもてなしは穏やかで朗らか。皿が進むにつれて、大和田ワールドのとりこになっていくでしょう。

圧倒的なおいしさとドラマチックな料理を多皿コースで

大和田ワールドの真髄は、ディナータイムの8皿or10皿の季節のおまかせコースで堪能できます。小前菜・前菜・魚料理・肉料理・デザートで構成され、「少量多皿」というより、堂々とした「多皿コース」。おいしさを追求した一皿ごとの完成度がすこぶる高く、コースの流れもきれいな緩急とバランス感。日本各地の季節野菜や旬魚介、フランス産の濃厚な旨みの肉を中心とする食材にも、日本×フランスの“二面性”があり、楽しみが尽きません。

或る日のコースのなかから、自慢の3品をご紹介します!

『千葉県産白蛤とビーツのスープ仕立て』

    【Rn】千葉県産白蛤とビーツのスープ仕立て

    白蛤のおいしさと食感をひきたてる楽しいアイディアが輝く

こちらは小前菜の一例。シェフの故郷・千葉県勝浦で漁師を営む従兄が獲った白蛤を使い、貝の旨みと出汁を味わい尽くせる皿に仕立てています。その名脇役となるのが色鮮やかなビーツと緑の野菜。彩りと旨み、大地の香りが加わり、ミルクのカプチーノと相まって、優しく清らかな味わいに。

『仏ロゼール産仔羊のロース芯 トランペット茸』

    【Rn】『仏ロゼール産仔羊のロース芯 トランペット茸』

    羊が苦手な人も、驚くほどきれいな香りと旨みにうなる一皿

シェフの世界観が凝縮する温前菜の一例。フランス産仔羊の鞍下肉全体をローストし、外側を取って、中のロース芯のみを使うという究極の仕込みを徹底。噛むごとに旨みが増す肉の魅力をさらに高めるため、付け合わせも噛んで食べて楽しいものに。ワイルドライスとキュウリの温サラダ、トランペット茸(黒ラッパ茸)のソース、マコモダケのグリルなど、多彩なパーツが口の中でハーモニーを描くさまは、なんともドラマチック。

『仏ランド産 仔鳩のロースト』

    【Rn】『仏ランド産 仔鳩のロースト』

    一羽を丸ごと焼いてさばき、一皿に盛り付ける様子も目の前で見られる!

肉料理はシェフが好きな鴨・仔鳩・プーラルドなどフランス産の家禽類が中心となり、濃厚な肉の旨みが魅力。繊細な肉質と旨みが抜群のランド産仔鳩は、部位に応じて火入れ法を変え、おいしさの頂点へ。しっとりと味わい深いムネ肉、香ばしく歯切れのよいモモ肉、ポルト酒のソース、肉の旨みを後押しするような旬野菜のグリルが、ひときわ深い幸福感に誘います。

自然派メインの多彩なワインをグラスでいろいろ楽しめる

驚きと幸福感に満ちる料理をいっそう輝かせるのが、矢島ソムリエによるワインのセレクト。料理と同じく、ワインにも楽しい“二面性”があり、ワインセラーにはクラシックからモダンまでの飲み頃ワイン500種以上がずらり。

    【Rn】ワインセラー

    新世代シェフ×熟練ソムリエのコラボも【Rn】の大きな魅力

矢島さんは、1990年代後半の早い段階から、自然に醸すワインの良さを追求してきており、とくにヨーロッパを中心とするナチュラル系が充実。しかも、“本物の味”を徹底的に選りすぐっているので、ネームバリューやトレンドに左右されない、滋味深く本当においしい自然派ワインに出会えます。

ワインはシーンや飲む量に応じて選べるように、ペアリングコース、グラス、ボトルの3スタイルの楽しみを提供。グラスワインのメニューをあえてつくらず、ゲストの好みやリクエストに応えつつ、バイザグラス用にボトルを開けていくという太っ腹さも、この店の矜持。通常はボトル注文となるハイクラス銘柄をグラスで提供する柔軟さも魅力です。

    【Rn】のワイン

    グランヴァンからモダンまで魅惑の味わいに出会える

或る日のおすすめワイン3種をご紹介!

写真左のキュートなラベルの赤ワインは、南イタリア・カラブリア州の土着品種ガリオッポで醸した少量生産のナチュラル系。最先端の自然派醸造家ならではのエレガントなおいしさです。真ん中は長期瓶内熟成を経たスイス産スパークリングで、泡の新たなおいしさに驚く一本。右はクラシックの代表格「ジュヴレ・シャンベルタン」クリスチャン・セラファン2013年。熟成したピノノワールが、家禽類メインの肉料理をいっそう輝かせます。

ここでは、ワインの経験値が高い人も、飲むことだけを楽しんで、品種や銘柄のセレクトをお店にゆだねてみるのもすてき。思ってもみなかった新しい味と遭遇したり、ペアリングの未知の楽しさに感嘆したりと、豊かな食体験を広げるきっかけがいっぱいです。

21時以降はアラカルトを気軽に楽しめるワインバーに

料理とワインの“二面性”に加え、営業形態にも二つの顔が…。18時から21時までのディナータイムの後は、アラカルトとワインを気軽に楽しめるバーに変貌。二軒目や夜遅い食事にぴったりで、ゆったりと幸せな宵にひたれます。

    【Rn】内観

    器やグラス、オリジナルシャンデリアなど、内装や小物もハイセンス

ひとりフレンチ、大人のデート、大切な友人との食事などに理想的な舞台。六本木のMy隠れ家として知っておくと、多彩なシーンで頼りになります。【Rn】という謎めいた店名の由来は、ぜひ、お店でお尋ねを! 矢島ソムリエとの話がいっそうはずみ、楽しさがパワーアップするでしょう。

※最新の営業時間に関しましては、直接お店にお問い合わせください。

この記事を作った人

撮影/今井裕治 取材・文/重松 久美子

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