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更新日:2021.03.08デート・会食

そら豆、たけのこ、ふきのとうなど、旬の食材を使った「天ぷら」で春を感じてみませんか?

だんだん暖かくなってきて、春野菜が出回り始めた今、素材の旨味を最大限まで引き出す天ぷらで、旬を味わってみてはいかがでしょう。カウンター席で匠の技を眺めがらいただく天ぷらは、大人のデートにもぴったりです。東京の名店の天ぷらで、一足先に春を感じてください。

そら豆の天婦羅

恵比寿【天ぷら 元吉】

四季折々の味覚を五感で楽しむ天ぷら店

    半分は塩で、もう半分は木の芽醤油でと、同じ食材を2つの味で楽しめる。『筍の天ぷら』

    半分は塩で、もう半分は木の芽醤油でと、同じ食材を2つの味で楽しめる。『筍の天ぷら』

旬菜の素材の味を引き出す、軽やかな衣が特徴の元吉和仁氏による天ぷら店。『筍の天ぷら』は、筍のえぐみを抜きつつ筍の香りを最大限に生かすため、蒸してから揚げています。水分を飛ばしながら香ばしく揚げることで、ほっくりとした食感と優しい甘さを引き出しています。

    8席だけのカウンターで落ち着いて食事が楽しめます

    8席だけのカウンターで落ち着いて食事が楽しめます

8席のみのカウンターは、大切な人と2人で訪れるのに打ってつけ。また春は店内に桜があしらわれているため、お花見をしながら天ぷらが楽しめます。陶磁器への造詣も深い店主が自ら買い揃えた食器は見た目にも楽しまてくれます。

京橋【てんぷら深町】

吟味を重ねた旬の食材でつくる江戸前スタイルの粋なてんぷら

    10種ほどの季節の野菜や魚介をふんだんに使用してつくる『かきあげ』

    10種ほどの季節の野菜や魚介をふんだんに使用してつくる『かきあげ』

【山の上ホテル】で34年間、研鑽を重ねてきた深町正男氏による名店。太白胡麻油をブレンドした油や、鰹と昆布の出汁に銘柄みりんと醤油を加えた天つゆまで、【山の上ホテル】の味と伝統を受け継ぎ、忠実に再現しています。季節の野菜や魚介を使った『かきあげ』など、旬ならではの味覚が楽しめる天ぷらが並びます。

    料理が引き立つすっきりとした店内は大人の空間

    料理が引き立つすっきりとした店内は大人の空間

京橋駅から徒歩1分、大通りから路地に入ってすぐのところにひっそりと佇むお店を入ると、正面には檜のカウンターがあり、右手にはテーブル席が2組ほど設えられています。【山の上ホテル】から譲り受け、伝統を守るぬか床でつくる隠れた名物『ぬか漬け』にも注目です。

銀座【てんぷら 近藤】

東京における天ぷらの最高峰で、旬の野菜が主役の天ぷらを味わう

    タラの芽、こごみ、つぼみ菜、ふきのとう、つくしと、春の息吹を感じさせる『春野菜の天ぷら 盛合せ』

    タラの芽、こごみ、つぼみ菜、ふきのとう、つくしと、春の息吹を感じさせる『春野菜の天ぷら 盛合せ』

かつて天ぷらは江戸前の魚介が中心で野菜は添えものでしかなかった時代に、邪道とされていた野菜を主役に据えたのが店主の近藤文夫氏。『春野菜の天ぷら 盛合せ』は、春を迎えた喜びをその目で、その舌で楽しめます。野菜がもつ旨味や自然な甘さ、ほどよい苦みに加え、野菜の瑞々しさまでも堪能できます。

    カウンターから見る、厨房に立つ職人の所作はまるで舞台を見ているよう

    カウンターから見る、厨房に立つ職人の所作はまるで舞台を見ているよう

銀座の中心で、長きにわたり東京の美食の最前線に立ち続けるてんぷら店。各界著名人をはじめ、海外のゲストからも支持を集めています。過度に飾り付けずシンプルなインテリアにも、店主のスタイルが感じられます。ワインも揃いますが、やはりおすすめは日本酒。純米酒の柔らかな味わいが、天ぷらの上品なおいしさを引き立てます。

人形町【天ぷら やぐち】

名店の伝統を受け継ぎ、挑戦する江戸前天ぷら

    身と頭を別々に揚げ、海の香り引き立つ『海老の天ぷら』

    身と頭を別々に揚げ、海の香り引き立つ『海老の天ぷら』

江戸前天ぷらの名店【みかわ 是山居】から独立した谷口ー樹氏による天ぷら店。食材ごとに衣の纏わせ方、油の温度、揚げ時間を変えるなど、旬の食材の味を最大限に活かしています。旬の食材のほかにも、師匠譲りの『海老の天ぷら』は、頭と身を別々に揚げることで味の違いを楽しめます。味噌の入った頭からは海老の強い香り、身からは甘みが堪能できます。

    店主の揚げの技術を目の前で眺めることができるカウンター席

    店主の揚げの技術を目の前で眺めることができるカウンター席

人形町から徒歩4分、オフィス街にもほど近い場所にあるカウンター席のみの店内。下ごしらえをする調理場から、揚げている手元まで見えるフラットなカウンター席で、一挙手一投足が間近で見られます。【みかわ】直伝の複数の粉を配合する衣は、カラッとした仕上がりで胃もたれしません。

麻布十番【てんぷら前平】

洗練された匠の天ぷらで、季節の移ろいを感じる

    見た目は豪快ながら味わいは細やか。『穴子丼』

    見た目は豪快ながら味わいは細やか。『穴子丼』

【山の上ホテル】の本店料理長まで勤め上げた前平智一氏によるてんぷら店。季節を感じられる厳選素材をつかった天ぷらが並びますが、他にもおすすめしたいのがコースの締めの『穴子天丼』。伝統の揚げ油で穴子を揚げ、締めの天丼用に仕込んだつゆを使うこだわりようで、生姜とごぼうの天ぷらを混ぜ込んだご飯との相性が抜群です。

    清楚で凛とした空気が漂うカウンターのみの店内

    清楚で凛とした空気が漂うカウンターのみの店内

すっきり木目調のシンプルなカウンター9席のみの贅沢な空間は、店主の人柄もあって和やかな雰囲気です。揚げ鍋は【山の上ホテル】時代と同じく温度の違う二つを使い、材料によって揚げ分けています。日本酒をこよなく愛する店主による天ぷらは、日本酒と合わせてより魅力が引き立ちます。

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ヒトサラ編集部

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