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更新日:2023.10.10グルメラボ

東京の郷土料理に魅了された店主が、その奥深い世界を探究する【江戸前芝浜】

JR各線の浜松町駅から徒歩7分。潮風漂う芝の地で、江戸の粋を感じる東京の郷土料理を提供する【江戸前芝浜】。かつて目の前の海で豊富に獲れた芝海老や、江戸庶民に親しまれた江戸味噌など、今では希少な食材が味わえ、シンプルで清々しい店内で東京の食文化の歴史にふれることができます。

江戸前芝浜の芝海老の天ぷら

港区芝の隠れ家で、江戸の粋が香る郷土料理を堪能

    【江戸前芝浜】の外観

    潔くシンプルを極めた外観が印象的

JR各線 浜松町駅より徒歩7分、都営三田線 芝公園駅からも徒歩5分の好立地。白い壁が印象的な、シンプルを極めた外観は、今まで経験したことのない和食の世界への期待を高まらせてくれます。ビジネス街に近く、接待や会食にも便利。店主が作る東京の郷土料理は、舌の肥えた食通のゲストをもてなす席にも最適です。

    江戸前芝浜の店内

    装飾を排した内装にも、江戸の美学を感じさせる

店内はシンプルに洗練された内装でまとめられ、清潔感あふれる空間。テーブル席とカウンター席をあわせて全12席、小ぢんまりとしたサイズ感も隠れ家的でうれしい。厨房から伝わる調理の音や香りを感じながら、料理を待つ間も心を躍らせて過ごせます。食べ歩きに慣れた大人のカップルのデートにも、カジュアルな接待や家族の食事にも、幅広く利用できます。

研究を重ねながら再現された江戸の美味の数々に出会う

    江戸前芝浜の料理風景

    現在では幻となった江戸味噌など、江戸の味の魅力を伝える店主

和食といえば雅やかな京料理をイメージしがちですが、ここ【江戸前芝浜】が提供するのは、地元ならではの食材を活かした「関東の和食」。質実剛健な関東らしく、飾らないのに洗練された料理、しっかりとした食べごたえに和食の良さを再発見する人も多いでしょう。昼はおまかせコース、夜はこれからの季節においしい鍋料理のコースも揃います。

代表的なコースから、お店オススメの3品を紹介します。

芝海老の旨みと鰹だしの風味『芝海老しんじょう汁』

    江戸前芝浜の芝海老しんじょう汁

    当地の名がついた芝海老をしんじょうに仕立てた人気の一品

「芝海老」の名は、かつて芝の海で大量に獲れたことからつけられたといいます。その芝海老を丁寧にすりつぶして柔らかい団子状にし、香り高い鰹だしと合わせました。鰹の澄んだ風味が広がり、芝海老の旨みが際立つ看板料理です。

昔から東京人に愛されてきた伝統料理『ねぎま鍋』

    江戸前芝浜のねぎま鍋

    伝統の取り合わせ「ねぎま」で江戸の粋と滋味を味わう

「ねぎま」とは、ネギとまぐろのこと。昔から東京で親しまれてきた鍋料理です。まぐろを鰹だしにサッとくぐらせることで程よく脂が抜け、すっきりとした旨みを堪能できます。そんな伝統の郷土料理が店主のセンスで上品にアレンジされた逸品です。

江戸の頃より「薬食い」として食べられた牡丹鍋

    江戸前芝浜の牡丹鍋

    冬の味覚『牡丹鍋』も、お店ならではの江戸味噌仕立てで

江戸時代から「薬食い」と呼ばれ、滋養の高い健康食として食べられた牡丹鍋。身体を芯から温めてくれる、野趣あふれる猪の肉をお店自慢の江戸味噌仕立てで堪能できます。

東京の郷土料理と合わせるのは、江戸酒や芝の地酒

    江戸前芝浜の地酒

料理と合わせるお酒も、地元のおいしさにこだって。港区芝の地酒『江戸開城』(仕入れ状況によって異なる)や東京の地酒、古くから江戸で呑まれた下り酒、東京の島焼酎などが揃います。ワインも深川ワイナリーをはじめ、国産中心にラインアップされています。


料理人プロフィール: 海原 大(カイバラ ヒロシ)さん

    江戸前芝浜の海原さん

1979年生まれ、東京都出身。イタリアンレストランでのアルバイトをきっかけに、料理の面白さを知る。和食の道を志し、割烹で修業をスタート。その後、葉山の名店【日影茶屋】をはじめ、白金【心米】、代官山【米花】、恵比寿【米福】、上野松坂屋にある【銀座鳴門】などで研鑽を積む。東京の郷土料理に興味を持ち、古い文献を参考に江戸の味を再現。その魅力を伝えるべく、2016年に【太華】をオープン。

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※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。

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