香港で予約困難&行列必至の新感覚IZAKAYAレストランが待望の日本店をオープン |神宮前【CENSU TOKYO】
コロナ禍に開業しながら人気店となった香港の【CENSU(センス)】。そちらを逆輸入するかたちで【CENSU TOKYO】が2023年7月にオープンしました。星付きフランス料理店で経験を持つ金須郁幸氏と佐藤 峻氏によるメニューはインパクト抜群。料理、サービス、デザインなど多彩なセンスがレストランを軸に扇子のように広がり、イノベーティブな化学反応を生み出します。
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グローバルなセンスから生み出される唯一無二のメニュー
日本の侘び寂びと香港のテイストが融合された空間
自由なセンスが響き合う、枠にとらわれないレストラン
グローバルなセンスから生み出される唯一無二のメニュー
外苑前駅から徒歩10分、大きな白い暖簾が目を引く外観
神宮前、国立競技場、北参道の3つの駅の中心に誕生した【CENSU TOKYO】。2フロアから成る店舗で、ロゴマークがデザインされた大きな白い暖簾を目印です。丸い窓からは温かな灯りがもれ、扉を開けると、スタッフが笑顔で出迎えてくれます。まずは、こちらならではシェフたちのセンスを感じる料理をご紹介しましょう。
SASHIMIメニューに並ぶ一品『薫製鯵』1,480円
メニューを見ると、『枝豆』『自家製ポテトサラダ』『なめろう』といった一見居酒屋でよく聞く名前など馴染みのあるものが書かれていますが、【CENSU TOKYO】で提供される一品は、ひと味もふた味も違います。
刺身をオーダーするとこちらが登場。鯵は、最適に寝かすことでねっとりとまろやかな口当たり。アップルウッドでスモークすることで豊かな香りを纏っています。スライスした梨とともに並べ、仕上げにホエイ(乳清)、昆布だし、わかめオイルをプラス。シェフのフィーリングによって美しく盛り付けられた一皿は、まるでフランス料理の前菜のようです。
チャコールグリルで芳ばしく火入れした『手羽先餃子』1本980円
存在感溢れる『手羽先餃子』の中には、贅沢に和牛のミンチを使用。さらに、刻んだ椎茸やたくわんを加えることで、食感豊かに仕上げています。焦がしネギをシートのようにのせ、ネギのオイルをかけたらできあがり。添えられた卵黄のピューレをつけると、また違った味わいに。6種類ほど用意しているハーブなどからつくるオリジナルのオイルによって、より奥深く、記憶に残る味わいを生み出しています。
国産のウニを惜しげもなくのせた焼きおにぎりの『UNIGIRI』2,880円
締めにぜひオーダーしていただきたいのが、看板メニューの贅沢な『UNIGIRI』です。スープには鮑を使用していますが、ドライとフレッシュな2種類を合わせることで滋味深い味わいに。崩すのを躊躇してしまうビジュアルですが、すべてしっかりと混ぜてから、シェアしていただきましょう。季節によっては、いくらや白子がのることも。
メニューは、香港と共通のものと日本オリジナルのものがあり、定番に加えて日替わりの料理も登場しますので、訪れる度に違った楽しみがあります。アラカルトの他、おまかせコースは、8,800円から3種類ご用意。初めて訪れ、何をオーダーしていいか迷ってしまう時には、事前にコースを予約するのもおすすめです。2度目以降は、自分のお気に入りメニューやまだ食べたことのない気になるメニューをオーダーするゲストも多いそう。
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『シャンドン・ビアンコ/イル・ファルネート2022』グラス1,480円、ボトル1万800円
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『CENSU“百態”特別純米』180ml 1,280円
アルコールは、料理との相性を考慮してバランスよくセレクトしています。ワインは、多彩なナチュラルワインをラインアップ。イタリアのエミリア地方でつくられるオレンジワイン『シャンドン・ビアンコ/イル・ファルネート2022』は、【CENSU TOKYO】のオリジナリティ溢れる料理とも引き立て合います。日本酒は、長野県の信州銘醸が醸すお店オリジナルの『CENSU“百態”特別純米』が好評で、これからの季節ぬる燗でいただくのもおすすめ。
日本の侘び寂びと香港のテイストが融合された空間
キッチンにそって一列に連なる1階のカウンター席
大きな暖簾をくぐった1階には、カウンター席が並びます。目の前のキッチンのライブ感が伝わる空間は、料理人が鮮やかに料理をつくり上げる様子をみることができるのもごちそうのひとつ。ぜひ会話もお楽しみください。千鳥格子のクッションをよく見るとドクロ柄でトイレの壁紙にも使われているなど、絶妙な遊び心が潜んでいます。デザインを担当する松岡善之氏ならではのファッションカルチャーを取り入れたセンスもさすが。
グループで訪れる際に最適な2階のテーブル席
階段で2階に上がると、テーブル席が広がります。日本の杉材の一枚板は、金須氏の強いこだわり。木材を多用することで、落ち着いた空間になっています。唐草模様の施しがある吊り天井や苔玉など、日本ならではの文化が随所に。香港の店舗と同じものを採用した大きな照明とも自然に馴染んで【CENSU TOKYO】らしい雰囲気を醸し出しています。
2階にある解放感あるバルコニー席
2階のテーブル席の奥には、最大10名まで利用できるバルコニー席も完備。気持ちのいい夜風にあたりながらの食事は、店内とはまた違った雰囲気が楽しめそう。人数に応じて貸切もできますので、人が集う機会が増えるこれからのシーズンに重宝しそうです。
自由なセンスが響き合う、枠にとらわれないレストラン
左は【CENSU TOKYO】代表の金須郁幸氏。右は【CENSU Hong Kong】代表の佐藤 峻氏
【CENSU TOKYO】は、金須氏と佐藤氏が、メニュー開発や店舗プロデュースを行っています。もともと同郷で佐藤氏は、金須氏の兄の友人という古くからの繋がりを持つ二人。香港でdiscovery Asia's 50に輝くレストラン【Fukuro】で共に働いた経験があり、【CENSU Hong Kong】を経て、【CENSU TOKYO】をオープンする運びとなりました。
共に星付きのフランス料理店での経験を持ちますが、自らのスタイルを具現化したのが【CENSU】です。シドニーやロンドンなど世界各国で研鑽を積んでいた佐藤氏が、日本に長期間帰国するのは21年ぶりになるそう。「“キュイジーヌ”は色々な縛りがあるけど、“IZAKAYA”なら何をやってもOKだから。ビーチサンダルで来店してもいいし、メニューもなんでも出せるから」と語ります。
【CENSU TOKYO】代表の金須郁幸氏は、1993年生まれ、宮城県出身。高校生の時、東日本大震災を経験したとこをきっかけに食の道を志す
「自分たちが心から食べたいと思う料理をつくっています。お子さんもOKです。ベビーカーはスタッフが運びますし、子ども用の椅子も用意していますよ」と金須氏は気さくに話します。居心地のよいカジュアルさと自由が溢れた活気ある一軒。ですが、その根底には国内外の星付きレストランでの経験を持つ料理人の技とセンスがあるので、上質さもしっかりと共存しています。
マネージャーを務める三木小夏氏も海外経験豊富で、金須氏や佐藤氏と【Fukuro】で働いた経験を持ちます。帰国後は「マンダリン オリエンタル 東京」や「フォーシーズンズ ホテル大手町」で活躍した後、【CENSU TOKYO】のオープニングスタッフとして加わりました。店内には、グローバルな感覚と若い感性がぶつかり合っています。
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上品なパッケージの【CENSU】オリジナルのお香。2,000円
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日本酒ラベルと同じデザインの【CENSU】オリジナルのTシャツ。5,000円
【CENSU TOKYO】は、フードやドリンクだけでなく、ライフスタイルも提案してくれるレストランです。お店で焚いているお香は、京都の老舗【松栄堂】によるお店オリジナルのもので、食事中でも心地よい穏やかな香りが印象的。店内にさりげなく飾られているTシャツも購入することが可能です。【CENSU TOKYO】での楽しい食事の余韻をご自宅などでもお楽しみいただけます。
カジュアルでありながらハイクオリティな料理、お酒、空間、ホスピタリティの【CENSU TOKYO】。流行に敏感な若者から遊び慣れた大人まで、幅広い層の胃袋をギュッと掴むことでしょう。ぜひ大切な人と訪れ、新感覚のレストランの刺激を共有してみてはいかがでしょうか。
この記事を作った人
撮影/佐藤顕子 取材・文/外川ゆい
フードジャーナリスト。つくり手のストーリーや想いを伝えることを信条に、レストラン、ホテル、スイーツ、お酒など、食にまつわる記事を執筆。出産を経て食育への関心も高まり、食いしん坊な息子との食卓を楽しんでいる。グルメライター歴は22年。
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