六本木|音楽×博物館の新境地 東京の夜にぜひ訪れたい、上質な音楽に包まれるレコードバー【MUSIUM】
国内外から多くの方が集まる東京・六本木。その華やかな交流の地に、MUSIC(音楽)とMUSEUM(博物館)をコンセプトにした「近未来の音楽保管庫バー(A bar in the Music Vault)」が誕生しました。そこはまさに、こだわりを尽くした上質な音楽とおいしいお酒を楽しむことができる空間。夜、大人時間の特別なひと時を彩る【MUSIUM(ミュージーアム)】の魅力にせまります。
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近未来の音楽保管庫バー(A bar in the Music Vault)
“音”へのこだわり
“ドリンク”へのこだわり
今だけの、音楽と体験を
近未来の音楽保管庫バー(A bar in the Music Vault)
六本木交差点から、東京タワーの見える道を真っ直ぐ進み程なくすると不意に現れる、まるで巨大工場のような重厚な銀の扉。その周囲の光を艶やかに反射する、倉庫を思わせるようなスライドドアを模した巨大なファサードの横にバー【MUSIUM】への入り口があります。
スライドドアを模した巨大なファサード。窓からはアナログレコードがディスプレイされている様子が伺える、近未来の音楽保管庫を思わせるような外観です
扉を開けるとオーセンティックな雰囲気の中、一気に全身が音楽に包まれる空間が広がります。目の前には一直線の銅のカウンターテーブル、そして壁などもあえて剥き出しの未来的な廃倉庫をテーマとした内装が鈍く光り、見ているだけでもいつの間にか六本木の「博物館的な」世界観の中へ。
その中でもひと際目を引くのが、巨大なスピーカーと壁一面に並べられたアナログレコード。USEN-NEXT GROUPのUSENが創業以来所蔵する約10万枚ものアナログレコードの中から、マニアも注目のコレクションが所狭しと並んでいます。希少性の高いレコードを見て・聴いて楽しむことができるようにと、セレクターの個性やコンセプトが表れるセットリストで、ビンテージスピーカーなど考慮を尽くした音楽機器により最高の状態で楽しむことができるのが、レコードバー【MUSIUM】ならではのこだわりです。
落ち着いた雰囲気の中、音楽とお酒の魅力に真正面から向き合うことができるカウンター席
現代においては音楽資料とも呼べる希少性の高いレコードを見て・聴いて楽しむことのできる、まさに「博物館」のような店内
“音”へのこだわり
前述の通り、【MUSIUM】での良い音質に対する妥協のない音楽機材の選定や配置は、音楽マニアにとっても目が話せない場所に。機器選定の際にはヴィンテージ・オーディオ専門店の加藤秀治氏が監修者として入っており、再生する音楽のジャンルや音域、店内の広さや音量など細部まで考慮した設定でつくり上げられたのだそう。またここで流れる音楽のジャンルが幅広い種類になることや音量を考慮しながら、現代人にとって耳あたりのよい音になるように、という点まで考えられたスピーカー選定になっているそうです。
また特徴的なのは、一般的には2種のアンプ(プリアンプとパワーアンプ)は同じメーカーで揃えるところですが、ここでは敢えて違ったメーカーを取り入れることで、様々なジャンルの音楽に対応できるオーディオシステムにしているところ。対応の幅を持たせることで、常に上質な音楽を聴くことができるようにと工夫されています。
写真左の白い壁のように見える巨大なスピーカーや、右の2台の厳選されたアンプ、そしてそこからあえてむき出しにした配線なども、マニアたちの心をくすぐります
実際に音楽好きな方々からも、「厳選された機材とあえてむき出しの配線、サブスピーカーによるオーディオ設計はどこに座っても良音且つ見える景色に様々な楽しみを与えてくれる」と絶賛の声が届いているそう。新しい音楽の向き合い方ともいえるこの場所は “「音楽鑑賞」を楽しんでいる”と実感することができる空間だ、と早くも注目され喜ばれている様子です。
“ドリンク”へのこだわり
こだわりの「MUSIUMオリジナルカクテル」を考案した、バーテンダー梶原氏
バーテンダー梶原氏による「MUSIUMオリジナルカクテル」も、この音楽空間ならではのこだわりが詰まった注目のドリンクとなっています。
『ファンキートロピカル』
「音」を感じる食感と、音楽ジャンルの新たなイメージを知ることができる仕立てもおもしろい『ファンキートロピカル』
明るく弾けるがテーマの、すっきりとした喉越しのトロピカルドリンクです。飲んだ際の「音」でもファンキーさを楽しんでもらえるようにとひと工夫こらされた演出がおもしろく、訪れた時にはぜひ“口の中で”その音を感じたくなる一品です。
なお、ドリンク名に付いている「ファンク」というギラギラと強いようなイメージの言葉には反し、実際に口にすると優しい甘さのフルーティーな味わいが香りとともに広がるところにも注目。実はファンクというジャンルにはブラックミュージック然とした穏やかで良質なバラードも多くあるそうで、【MUSIUM】という場所で楽しむドリンクだからこそ、あえて穏やかなファンクも知ってもらい、味わって欲しいとの想いから考案されたのだそうです。
『ダークアンビエント』
大人の香草系カクテル『ダークアンビエント』。『ファンキートロピカル』との対比もおもしろく、また新たな味わいとの出会いをゆっくり感じていたくなる一品です
こちらはディープかつまろやかにまとめられた大人の香草系カクテルです。アブサンと卵白の入った複雑な味わいが後をひく一品。異世界への入り口をテーマにつくられています。
こちらのドリンク名に付いている「アンビエント」とは、音楽ジャンル的に言うとダウンテンポ・シンプル・静かな・環境音楽といったキーワードが挙げられる言葉。そこで、純粋に音質という側面から見ると「歌詞のないアンビエントの存在はある種音の実験の場でもある」とされていることから、音質にこだわるこちらのバーであるからこそアンビエントをフューチャーしたドリンクを考案されたのだそうです。
なおここまで音楽とドリンクを掛け合わせるための深い考慮や創造をしながらも、ふと「ダークにふったのは単に私の好みです」と遊び心を覗かせてくれる梶原氏の作るカクテルだからこそ、その複雑な味わいのさらに奥が気になってしまうような、思わず惹かれる一杯になっていると感じられます。
今だけの、音楽と体験を
音楽とお酒に全身で浸ることのできる、インダストリアルな雰囲気も印象的な大人空間。六本木の路面店という立地から、既に国内だけでなくインバウンドの方々も訪れる注目のバーとなっています。レコードやオーディオ機材に興味がある方やマニアの方はもちろん、音楽に詳しくはない方でもビー玉を使った粋な音楽リクエストができる工夫などが施されており、約400日間の限定営業というのが心から勿体ないと感じられるほど、何度でも訪れたくなる貴重なレコードバーとなっています。
音楽のリクエストに使用するという、ビー玉。曲そのものを指し示すかたちではなくビー玉による「イメージ」で伝えるという粋な演出も、その時だけの特別な夜と巡り合わせてくれる【MUSIUM】らしさです
鈴アヤ(ヒトサラ編集部)
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