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更新日:2024.07.31グルメラボ

世界的レストランガイド「ゴ・エ・ミヨ 2024」の受賞者がいるレストラン

世界的な美食レストランガイド「ゴ・エ・ミヨ」。お店のランク付けだけでなく、活躍した人に贈られる賞が設けられています。この記事では、「期待の若手シェフ賞」「ベストパティシエ賞」「ベストソムリエ賞」の受賞者がいるレストランをご紹介。「人」をめがけてお店に行く、そんな食体験もいいかもしれません。

Jfreeのサワラ

大野尚斗氏/「期待の若手シェフ賞」

43ヶ国を訪れたシェフが魅せる、「旅」がテーマのモダンフレンチ

    Synのシェフ

    世界No.1レストランになったペルーの【セントラル】ほか、世界の名店で研鑽を重ねてきた大野尚斗氏

福岡市の六本松駅から徒歩5分の閑静な住宅街にある【Syn】。「ゴ・エ・ミヨ 2024」で「期待の若手シェフ賞」を受賞した大野尚斗氏が、43カ国を旅した経験を料理で表現するフレンチレストランです。シェフの出迎えを受け、専用エレベーターを使って洗練された店内へと向かえば、約4時間の「食の旅」が始まります。

    SynのApple

    リンゴをモチーフにし、フォアグラなどを使った料理『Apple』

シェフの大野尚斗氏は、世界の名だたるレストランで学んだ技術を活かし、食材、盛り付け、コース構成、温度感にまで一切の妥協をしないモダンフレンチを提供します。バーテンダー経験も持つという大野氏。自家製シロップのカクテルや旬の柑橘を使ったスカッシュなどとのペアリングも楽しみの一つです。

熊切大地氏/「期待の若手シェフ賞」

鮨と日本料理の腕を磨いた料理人による、四季を味わうコース料理

    波濤のシェフ

    グループの【蓮三四七】【神楽坂石かわ】などで勤務したのち、ミシュラン二つ星【東麻布 天本】で修業した熊切大地氏

「期待の若手シェフ賞」受賞者の一人、熊切大地氏が腕を振るうのは、東京・神楽坂の【波濤】。ミシュランで三つ星を獲得した日本料理店【石かわ】が、新たなチャレンジとして「会席と鮨の融合」を目指し、オープンさせたお店です。熊切氏は2020年より【波濤】を任され、たちまちその年のミシュランで星を獲得。今や予約の取れない人気店となりました。

    波濤の大西洋クロマグロ赤身のにぎり

    SDGsにつながるマグロだけを仕入れてつくる『大西洋クロマグロ赤身のにぎり』

こちらでいただけるのは、日本の四季の味覚をたっぷりと堪能できる会席と鮨のコースです。アワビや伊勢海老などは椀物や焼き物に、コハダや穴子、クロマグロなどはこだわりのシャリと合わせて鮨に。いずれの食材も細かく産地を指定し、最も旬を迎える食材のみを取り寄せるという徹底ぶり。四季を味覚で満喫するという大人の至福が待っています。

陣内翼氏/「期待の若手シェフ賞」

名店で修業した注目シェフの、食べ疲れないフランス料理

    Jfreeのシェフ

    フレンチの【フロリレージュ】【カンテサンス】で勤務後、料亭【赤坂しょう山】で経験を積んだ陣内翼氏

「期待の若手シェフ賞」を受賞した陣内翼氏が店を構えるのは、東京・神楽坂。【Jfree】は厨房一人、サービス一人の小さなフレンチレストランです。フランス料理と日本料理の名店で研鑽を積んだ陣内氏ならではの軽やかなフランス料理を、友人の家に来たときのようなくつろぎ感の中で味わえます。

    Jfreeの穴子 うるい

    コースの一例『穴子 うるい』。朝に活締めした穴子に火入れをし、山菜のうるいを合わせた一皿

料理には、陣内氏の故郷である宮崎の食材も積極的に使用。妻地鶏や西米良サーモンといった良質な素材のよさを引き出せるようシンプルに仕立てます。ミシュランの星付きフレンチレストランで修業した確かな腕、そして日本料理店での経験もしっかりと光る「和とフレンチが融合した料理」でグルメな大人たちを唸らせています。

ミケーレ・アッバテマルコ氏/「ベストパティシエ賞」

イタリア人ペストリーシェフがデザートで表現する日本

    est/フォーシーズンズホテル東京大手町のカモミール 蜂蜜

    レモン風味のチュイールでできた花びらに心が華やぐ『カモミール 蜂蜜』

「ベストパティシエ賞」に輝いたのは、「フォーシーズンズホテル東京大手町」のメインダイニング【est】のイタリア人ペストリーシェフ、ミケーレ・アッバテマルコ氏。厳選した食材だけを組み合わせて仕上げる芸術性に富んだデザートは、格別のおいしさ。異国のレストランのような空間も相まって、非日常的な体験ひとときを味わうことができます。

    est/フォーシーズンズホテル東京大手町の内観

    お店はホテルの最上階にあり、天井が高い開放的な雰囲気

長年、日本の食材や日本文化を学んできたミケーレ・アッバテマルコ氏。フレッシュなフルーツはもちろん、和三盆やぎゅうひ、寒天など国内の小さな農家の食材も取り入れながら、七十二候を意識したデザートを作り上げています。「口にした時の気持ちが長く続く思い出となったときにまさに、私の仕事が完成する」という言葉通り、記憶に刻まれる味です。

井黒卓氏/「ベストソムリエ賞」

日本最高峰のフランス料理店で名ソムリエが提案するワインペアリング

    L’OSIERのワイン

    膨大な収蔵数を誇るワイン。また、日本酒も揃っています

「ベストソムリエ賞」を受賞した井黒卓氏の活躍の舞台は、銀座の【L’OSIER】。1973年のオープン以来、日本フランス料理界のトップを走り続ける名店です。井黒氏は2016年よりこちらのソムリエチームに加わり、飲料に関する知識はもちろん、ホスピタリティや英語力も発揮しながら、国内外のゲストをもてなし続けています。

    L’OSIERの料理

    シェフが産地に出向いて試食した上で仕入れた食材を、極上フレンチに

伝統と革新的な発想が調和した上質なフランス料理。その満足度をいっそう引き上げるのが、ワインペアリングとサービスです。ワインリストには、名だたる銘醸ワインがずらり。料理との相性や好みをソムリエに伝えれば、最適なものを提案してくれます。ラグジュアリーな空間で、フランス料理とワインの掛け合いを心ゆくまで楽しんで。

※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や価格、営業時間は店舗にご確認ください。

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ヒトサラ編集部

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