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更新日:2017.02.27デート・会食 グルメラボ

大阪【高麗橋 桜花】店主がめざす “日本の自然や文化を伝える日本料理”

大阪ビジネス街のど真ん中、高麗橋に店を構えて6年。料理はもちろん、食材、店内の設え、器のひとつひとつにまでこだわりが見える日本料理店を紹介します。

大阪【高麗橋 桜花】店主がめざす “日本の自然や文化を伝える日本料理”

その“こだわり”と“粋”を味わい尽くす

産直の食材にこだわり、食と農をつなげる料理人

【高麗橋 桜花】で使われる主な食材は、店主の森田龍彦氏が大阪を中心とした生産地を訪れ、みずから目利きして選んだもの。「安心でおいしいものを食べてほしいという生産者の思いを届けたい」。それが、森田氏の料理人としての出発点だと話します。河内鴨や梅ビーフ、平飼い玉子など、飼育からこだわった素材そのものの味を生かした料理からは、その熱い思いがひしひしと伝わってきます。

    店主の森田龍彦氏。食材の良さを生かす料理人として高く評価されている。大阪食文化研究所も主催

    店主の森田龍彦氏。食材の良さを生かす料理人として高く評価されている。大阪食文化研究所も主催

 素材にこだわると、そこから見えてきたのは「日本の食文化」。旬の食材がどのように調理されていたのか、生産地として発展してきた背景などにも興味が広がっていったそうです。歴史書を読んだり、美術館を巡ったりしながら、日本文化に対する知識を広げ、感性を磨いている森田氏。そんな話に耳を傾けながら料理をいただいていると、目の前のひと皿がますます愛おしく、おいしく感じられてきます。

    見た目も涼やかな『季節の炊き合わせ』。素材を生かす、上品な味付けが絶品

    見た目も涼やかな『季節の炊き合わせ』。素材を生かす、上品な味付けが絶品

    河内鴨を使った名物料理『鴨のたたき』。昔から有数の合鴨生産地であり、鴨は貴重なタンパク源だったという

    河内鴨を使った名物料理『鴨のたたき』。昔から有数の合鴨生産地であり、鴨は貴重なタンパク源だったという

心も体も癒される、バランス抜群のランチ

 野菜たっぷりのサラダが嬉しい『日替わりランチ』も評判です。手間ひまかけた本日の主菜に、有機栽培のお米を使ったあつあつご飯、野菜がいっぱいの具だくさん味噌汁。さらに、ポットでサービスされるお茶は、茶のプロフェッショナルチームによるセレクト葉を使用と、ランチにもこだわりが満載です。まさに、心身が癒されるランチ。女性はもちろん男性にも支持される理由がよくわかります。

    バランスがよく、季節感も味わえる『日替わりランチ』

    バランスがよく、季節感も味わえる『日替わりランチ』

お酒や器にもこだわりが光る、大人が寛げる店

 日本酒をはじめ、ビールやワインにもこだわりが光ります。全国の銘酒は常時40種類以上、地ビールや日本料理に合うワインも用意。また、アフリカ・ケニアの緑茶や希少な烏龍茶など、ソフトドリンクにも他店では見られない珍しいものが揃っています。

  • バーカウンターがあるモダンな店内。日本酒を楽しむ会など、カジュアルなイベントも開催される

    バーカウンターがあるモダンな店内。日本酒を楽しむ会など、カジュアルなイベントも開催される

  • 壁には、さまざまな趣の酒器が並ぶ。器がつくられた時代に思いを馳せながら料理をいただくのも乙です<br />

    壁には、さまざまな趣の酒器が並ぶ。器がつくられた時代に思いを馳せながら料理をいただくのも乙です

 さらに、酒器をはじめとする器も味わい深いものばかり。森田氏みずから骨董店を巡り、料理のテーマに合わせた器をセレクトしています。幕末時代のものなど、あまり目にすることのない皿や器でいただく料理の味とは……。料理と器の一期一会の出会い、ぜひ体感してください。

    オフィスビルの1階。広いエントラス、大きな暖簾と杉玉が目印

    オフィスビルの1階。広いエントラス、大きな暖簾と杉玉が目印

この記事を作った人

蛭田麗子(WATCH)

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