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更新日:2025.01.28デート・会食

一皿ごとに、愛おしい。一軒家で過ごす、あたたかなランチタイムを【naturam kazuya sugiura】|二子玉川

東急沿線・二子玉川。その駅近くに、訪れた方たちが口々に「虜になった」と話すもので長いこと気になっていたレストラン【naturam kazuya sugiura】があります。満を持してランチタイムに伺ってみると、そこは温もりあふれる空間と、素晴らしいお料理の数々が美しく紡がれていく場所でした。

naturam kazuya sugiura

温もりある一軒家へ

「お料理がおいしく美しい」「雰囲気がとてもよかった」「一皿一皿、すごく綺麗」など、プライベートでもよく耳にし絶対に訪れたいと思っていた一軒【naturam kazuya sugiura】。商業施設で賑わう二子玉川の駅から7分ほど歩くと、ゆったりと道幅が広くなる住宅街へ繋がります。その一角で、ひときわ目を引くのがアンティークレンガ造りの同店。青空のもとに佇む、雰囲気ある洋館の入り口へと階段を登っていきます。

    naturamkazuyasugiura内観

    あたたかな空気が流れる、ほどよくカジュアルさも兼ね備えたリラックスできる店内。オシャレな装飾も並びます

扉を開けた先に広がるのは、高い天井と大きな窓で開放的な印象の明るい空間。その中でランチを楽しむ先客たちの朗らかな会話が、木を基調とした店内に優しく響いています。

素材の持つ美しさが溢れる料理

【naturam kazuya sugiura】のお料理は、そのお皿を目にした瞬間から本当に虜になってしまうものばかりでした。素材の自然の色を活かした美しい彩りと、細やかな手仕事が伝わってくる食材ごとの調理方法、そしてとても丁寧な盛り付け……。口にする前から満たされつつ、さらに食事でおいしさに包まれていく最高の食体験は、大切な人たちへ自分も“オススメ”したくなるものとなりました。(以下、お料理は取材当時の一例)

    『安穏芋のポタージュ/宇治ほうじ茶の香るミルクフォーム』

    ある日の前菜『安穏芋のポタージュ/宇治ほうじ茶の香るミルクフォーム』。サーブして頂くなり、思わずわぁっと歓声をあげてしまった華やかな一皿です。口にした瞬間にいっぱいに広がるほうじ茶の香りと、まろやかなポターじゅとの掛け合わせが絶妙。芋チップスの優しい食感もアクセントになっています。濃厚なようで、前菜向きなサラッとしているこちらのポタージュは、華やかなブドウ感香るスパークリングとあわせて

    『天然真鯛のポワレ/ヴァンブランソース/蕪のロースト/キャベツのエチュベ/トマトロティ』

    ある日のお魚料理『天然真鯛のポワレ/ヴァンブランソース/蕪のロースト/キャベツのエチュベ/トマトロティ』。皮目をしっかり焼き上げた天然真鯛の上には、お芋のようにホックリと焼きあがったカブがのり、食感のコントラストも良い一品です。素材感のある優しい甘みを感じるソースと、これまた優しい酸み×塩みのある食材との組み合わせは食べ心地よく、いつまでも食べていたくなってしまいます。パンにソースを付けてぜひ最後まで楽しんで。ドリンクは、柔らかな甘さと、エチュベを邪魔しないスッキリ感がある白ワインとともに

    『総州古白鶏のグリル/バターナッツ/牛蒡のプレゼ/ポワブラードソース/舞茸』

    ある日のお肉料理『総州古白鶏のグリル/バターナッツ/牛蒡のプレゼ/ポワブラードソース/舞茸』。こちらも【naturam kazuya sugiura】らしい、多くの野菜の素材のおいしさを存分に感じられるヒトサラです。ビネガーや赤ワインの入ったポワブラードソースと、濃厚で甘いバターナッツのソースのコントラストも最高で、牛蒡のプレゼの深みが総州古白鶏のグリルの味わいをより引き立てていました。シラーが入った、しっかりした中にフルーティさも感じる赤ワインを合わせて

    “和梨と青ほうじ茶”/和梨のシャーベットとサラダ/京都青ほうじ茶のムース

    ある日のデザート『“和梨と青ほうじ茶”/和梨のシャーベットとサラダ/京都 青ほうじ茶のムース』。お皿全体を飾る生姜の効いたソースがアクセントになったデザートです。なお写真右の和梨のサラダは、和梨をダイコンの桂剝きのように薄く切り、くるくる巻いて花のように仕立てたもの。その下に青ほうじ茶の香るムースが隠れています。シンプルな素材感と優しい甘さのサッパリとした和梨だからこそ、ムースの濃密でこっくりとした甘さとのバランスがちょうどいい一皿になっています

季節ごとに、知りたくなる場所

「自然の恩恵や日本の四季を感じながら、食材の生産者や器の職人など作り手の“思い”を大切にし、素材の持つ“美味しさ”を一皿に表現していきたい」。ラテン語で「自然な・・・ありのままに・・・」を意味する、店名にもなっているnaturamの言葉通り、ここで出合うお料理は本当に素晴らしいものばかりでした。

さて、次の季節にはどのような食材を使い、どのように仕上げられていくのか……。既に、杉浦シェフの次のお料理を知りたくなってしまっている自分がいることに気が付きました。

季節ごとに通いたくなる、とっておきの場所を見つけました。

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この記事を作った人

鈴アヤ(ヒトサラ編集部)

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