ヒトサラ編集長の食ダイアリー~とっておきの旅と食のはなし~vol.5|イタリア・ピエモンテ州①
2025年「世界のベストレストラン50」のアワード授賞式がイタリア・ピエモンテ州のトリノで開催されました。その参加に合わせて、ピエモンテ州のエリアやレストランをいくつか訪問できたので、今回はそちらを紹介したいと思います。
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【Caffe-Vini Emilio Ranzini】(トリノのバール)
【Latteria Bera】(トリノのチーズショップ)
【Adelaide! Bottega Bar】(トリノのレストラン)
ピエモンテ① トリノのアペリティーボ(食前酒)から
「世界のベストレストラン50」の式典がトリノで行われ、私も参加してきました。アカデミー賞にも例えられるこの賞も、今年で23回目。今や大きな街をあげての大イベントに成長しています。
(今年の詳細はヒトサラの速報記事にありますので、参考にしてください)
私もこれまでに何度か取材してきていますが、世界の料理のトレンドがいまどのへんにあるのかを確認するには、とても面白いアワードだと思っています。
今年1位になったのは、ペルーのリマにある【Maido(まいど)】。関西ことばの「まいどおおきに」のまいどですね。ペルー料理はこの数年、とくにその多様性において世界的に注目されています。
その中でも【Maido】は、ニッケイ(日系)料理の雄。つまりは日本からの移民した人たちの料理がペルーで進化、発展したものなのです。それが世界の頂点に立ったということは、なんだかうれしいじゃないですか。
さて、そんなトリノですが、フランス風の優雅なバロック建築が立ち並ぶ、イタリア王国の初代首都。ローマやミラノとはまた違ったイタリアの良質な伝統がしっかり根付いた街です。
食では、チョコレートやカフェ文化が有名で、いろんなバールがあって、そこは朝昼はエスプレッソと夕方にはアペリティーボ(食前酒)を楽しむ空間になります。
日本からの直行便はないのでミラノ経由で入り、こじんまりとした可愛いホテル(Hotel Victoria Torino)にチェックイン。
着いた日はまず少し街歩きをし、夕方のアペリティーボ【Caffe-Vini Emilio Ranzini】からスタート、有名なチーズ店【Latteria Bera】で試食して、レストランへ向かいます。
ディナーは【Adelaide! Bottega Bar】。
仔牛のカツレツなどの郷土食の強い料理をいただき、ワインはランゲのものを。ランゲ地方はイタリアでも有数のワイン生産地で、バローロやバルバレスコの産地です。
あすはランゲへ向かいます。
この記事を作った人
小西克博/ヒトサラ編集長
北極から南極まで世界100カ国を旅してきた編集者、紀行作家。
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大学卒業後に渡欧、北極から南極まで約100ヶ国を食べ歩く。共同通信社を経て、中央公論社で「GQ」創刊に参画。2誌の創刊編集長、IT企業顧問などを経て、現職。
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