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更新日:2017.02.27食トレンド 健康美食

樹齢300年の古樹茶で健康美人に! 【チャイナブルー】で愉悦のランチ茶会

中国の少数民族が守り続けてきたという、樹齢300年以上の古茶樹はとても希少価値が高く、美肌やエイジングケアの効果が期待できるとか。コンラッド東京【チャイナブルー】では、中国茶とペアリングした四季折々の限定コースがご堪能できます。

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中国茶はすべてのお茶のルーツ

 中国茶は、すべてのお茶のルーツと言われています。今から約5000年前、お茶の神様、陸羽が“茶経”に「漢方薬の始祖として祀られる神、神農が草木の薬効を調べていたところ、お茶の葉に解毒作用があることを発見」と記しました。お茶の原初は、薬として食されていた時代が長く続いたようです。
 
 漢(前202-220年)の頃、お茶はようやく飲料として飲まれるようになります。時を経て、明(1368-1644年)の時代になると、お茶と馬を交換する「茶馬貿易」が誕生します。それからイギリスを中心とした欧州で、紅茶文化が広まったのは有名な話。お茶が国防にまで関わってくるのですから、大変な時代があったものですね。

 近年は身近になった中国茶。発酵の度合いや水の色によって、緑茶、白茶、黄茶、青茶、紅茶、黒茶の6種類に分けられます。これに花などの香りを加えた花茶の7つに分類するのが一般的です。
 
 今回ご紹介するのは、お茶が生まれたルーツの一つ、雲南の少数民族が守り続けてきたという古樹茶です。コンラッド東京28階にある中国料理【チャイナブルー】の料理長アルバート・ツェ氏が、古樹茶をメインに構成した中国茶と、ペアリングで楽しめる表現豊かな広東料理のコースを用意してくれました。

  • パッションフルーツの香気『芳香小野菊』

 ウェルカムティーとして供されたのは、目に良いといされる『芳香小野菊』で淹れたお茶。台湾で年間僅か5kgほどしか採取できないというとても希少な品種です。この小野菊はお湯を注ぐと、可憐な花を咲かせ、パッションフルーツの香気を放ちます。まるで野生の花畑に立ったように静謐な感覚に包まれ、プレミアム茶会への期待が膨らみます。

    皇帝も好んだ『月光美人のスモーク玉子』

 最初の品『月光美人のスモーク玉子』は、表裏が白と黒の茶葉『月光美人』に漬けたものです。月の光の下、ひと晩で完成させなければならない特殊な製法で作られたお茶は、かつて皇帝しか飲むことが許されなかった“迷帝(ミディ)”古茶山で採れたもの。角質ケア成分で知られるAHA酸が含まれるため、きめ細やかな美肌効果も期待できるとか。まったりとした黄身が舌にまとわると、カラダの内から綺麗になれそうな気分に浸れます。

  • 伝茶人 杢云氏

 この『月光美人』、宴席でお酒の苦手な方は炭酸で割っても愉しめるんですよ、と伝茶人の杢云氏がオススメしてくれました。

    スパイスを効かせた『彩り野菜の湯葉巻き ドラゴンボールソース』

    チャイナブルーオリジナルブレンド茶『ドラゴンボール』

 『彩り野菜の湯葉巻き』は、玉ねぎに発酵した茶葉を加えたソースがしっかりと皮に絡みます。スパイスの複雑な余韻が舌に残る、パンチの効いた前菜です。
 ペアで愉しむ『ドラゴンボール』は、古樹プーアル生茶をベースに工夫紅茶を配合した独自のブレンドティー。カフェインが苦手なお子様や妊婦の方にも安心して飲める優雅な発酵茶です。

  • 『工夫紅茶の煮込み豆腐
    蟹肉ときのこの豆乳スープで』(写真上)

    『ドアン古樹 工夫紅茶』(写真右)

 チョコレート色の豆腐は、ムースのようでいて口に含むとしっかりボディのある食感です。ひと晩『工夫紅茶』に漬けるとこんなカラーになります。きのこと蟹、豆乳の濃厚なトロミと相まっていくらでも進んでしまいそう。白トリュフのスライスがさらに贅沢なランチタイムを演出してくれます。

  • 茶頭 渡邊氏

 『ドアン古樹 工夫紅茶』は、樹齢300年以上の古樹茶葉を原料にすべて手摘みした貴重なもの。茶頭の渡邊氏曰く、1時間以上漬けっぱなしでも渋味が出ないまま、濃厚なコクを味わえるそうです。

いよいよメイン! 清朝皇帝が定めたプーアル茶の古六大茶山の筆頭「ユウラク」茶葉の実力とは!?

    茶葉の香りが一気に広がる『白身魚の紙包み蒸し』

    カラダを温めてくれる『古六大茶山 ユウラク古樹プーアル熟茶』

 続いて、清朝皇帝が定めたプーアル茶の古六大茶山の筆頭、“ユウラク”の茶葉を原料に作られた古樹プーアル熟茶です。見た目も珍しい板チョコ型に成形されたお茶は、じつにまったりとコクのある味わい。人工的に発酵を促した熟茶は、カラダを内から温める効果が抜群です。
 
 アルバートシェフ自らカットしてくれた紙包みから、伝統と歴史を感じさせる滋味深い香りがテーブルを満たします。驚いて尋ねると、紫キャベツの下に、この茶葉が敷き詰められているということでした。ふっくらと瑞々しい平目がまるで脇役を演じているようです。リラックス効果や胃腸を保護する力もあるのは、「ザ・プーアル茶」と言われる由縁かもしれません。

    お茶を丁寧に塗りこんだ『美人鶏の燻製』

    甘く華やかな香りの『古典美人』

 『美人鶏の燻製』は、甘く華やかな香りの『古典美人』というお茶を丁寧に何度も塗り含ませてから、焼いて仕上げていきます。青ネギと醤油が加わって鼻腔をくすぐるのは、その優雅な香りゆえ。箸でつまんだだけで、ふくよかで柔らかな身が体感できました。

  • アルバート・ツェ シェフ

 こうして、ゆっくりと古樹茶と料理を交互に試していくと、満腹になりそうなものですが、趣向を変え、まったく飽きさせない、シェフのメニュー運びには感心するばかり。

  • 蜂蜜入りのお口直し『ハイビスカスティー』

 お口直しのジュースとして、蜂蜜入りのハイビスカスティーが供されました。甘く膨よかな花茶が、これまで食した料理を振り返る余裕を与えてくれます。
 

  • 突然変異で誕生した奇跡の紅茶『紫娟紅茶と紫いもの湯圓』

 締めのデザートが置かれました。愛らしい紫の団子が浮かんでいます。レンゲで掬い口に含むと、紫色の畑の滋養が広がりました。紅茶に浸かることで、甘さも爽やかに感じるから不思議です。

 『紫娟紅茶』は、遺伝子の突然変異で誕生した奇跡の紅茶。芽、葉、茎と全てが紫であることから、紫娟と名付けられています。アントシアニンが多く含まれるため、血圧予防、眼精疲労などアンチエイジングに最適なお茶なんだそうです。そう言われると、薬草のようにも感じるから人間というのは思い込みの激しい生き物ですね。

  • 古樹茶コンシェルジュ 森谷洋子氏

 古茶樹というのは300年以上の時をかけて、地中の奥深くから様々な栄養分を吸い上げ、エネルギーをたくさん蓄えています。だから、その樹から摘んだ茶葉で作られた古樹茶というのは、とても生命力があり、パワーも強いのです。

「茶葉を使った料理をしっかりと食べて、お茶をゆっくり愉しむ。その連動性がカラダの負担を軽減する秘訣です」と、古樹茶コンシェルジェの森谷氏は言います。
 
 【チャイナブルー】の2017年のテーマは、お茶と一緒に味わう健康。ノンアルコールでも健康的に愉悦の時を過ごせる、プレミアムな中国茶とのペアリングランチ「茶宴」がこの春からスタートします。

 イベントは、春(3月)・夏(6月)・秋(9月)・冬(12月)の、1日と15日の2日間限定。エクスクルーシブな「茶宴」では、森谷氏が中国茶の魅力と効能を余すことなくレクチャーしてくれるとのこと。
 
 東京湾を一望しながら、四季折々の限定特別メニューと、中国伝統の古樹茶を愉しむのは、忙しい現代において限りない至福と言えそうです。

参考文献:おいしい「お茶」の教科書(PHP出版)、お茶大図鑑(主婦の友社)

この記事を作った人

金子 哲也 (ヒトサラ副編集長)

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