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更新日:2017.04.25グルメラボ

過ぎても平気? どうやって決める? 改めて賞味期限について知ろう

殆どの食品に表示されている賞味期限。どのように決められているのか、賞味期限と消費期限の違いは? など、様々な謎に迫ります。

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「賞味期限」と「消費期限」の違いを確認しておきましょう

 スーパーやコンビニエンスストアで目にする食品の大部分には、「賞味期限」または「消費期限」が表示されています。賞味期限と消費期限の違いについては、ご存知の方も多いと思いますが、大切なことなので確認しておきましょう。

 簡単に言うと賞味期限は「おいしく食べることができる期限」のこと。一方、消費期限は「安全に食べられる期限」という意味で、生菓子など、日持ちのしない食品に設定されています。期限を過ぎた食品は、食べるのは避けた方が良いでしょう。

賞味期限はどうやって決めるのか

 賞味期限の表示は食品衛生法やJAS法で義務付けられており、これらの期限は食品の情報を正確に把握している製造業者(メーカー)等が設定しています。設定方法は食品によっても様々ですが、一般的には油脂の酸化度合や酸性度合(pH)、水分含量などを調べる「理化学試験」、食中毒を引き起こすような有害菌の有無などを調べる「微生物試験」、実際に食べてみて、味に変化があるかどうか調べまる「官能試験」などの試験方法が用いられます。

長期保存しても美味しく食べられる、賞味期限の長~い食品

 賞味期限の長い食品としては、冷凍食品や即席めんなどが挙げられます。製品にもよりますが、大体半年~1年位の期限が設けられていることが多いです。また、代表的な保存食である乾パン類の賞味期限は、缶入りなら大体5年位にもなります。

 食品の品質を劣化させる要因としては、微生物の繁殖と油脂の酸化が代表的です。微生物の繁殖しやすさには、水分含量やpHが大きく関わっているのですが、乾パンはその名の通り水分も少なくて微生物も繁殖しにくく、また油脂も少ないので、非常に劣化しにくい食品なのです。

 また、まれに賞味期限の記載されていない食品もあります。代表的なものはお米ですが、勿論永久に劣化しないわけではありません。全農のサイトによると、精米したお米の賞味期限は季節によって変わるそうです。

 お米が収穫される秋口から翌年の3月頃までは、気温が低いので 2ヶ月ぐらいは保存できますが、 春を迎えると気温も上がるので保存環境も悪くなり、4~5月の保存期間は1ヶ月が目安となります。 更に季節が進み、高温多湿になると、保存期間は更に短くなりますので注意が必要です。

 賞味期限はあくまでもひとつの目安であって、「1日でも過ぎたら食べられない」といったものではありません。とはいえ、折角の食品を美味しく安全に食べる為にも、食品を購入した際はしっかり確認して、賞味期限と上手に付き合って行きたいものですね。

この記事を作った人

取材・文/斎藤 健(フリーライター)

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