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更新日:2017.05.13グルメラボ

初春から初夏が潮干狩りシーズン。アサリの魅力に迫る

春は潮干狩りのシーズンでもあります。潮干狩りの主役であるアサリは、春と秋に旬を迎えます。折角なので、旬のアサリのおいしい食べ方や、潮干狩りのコツについておさらいしてみましょう。

初春から初夏が潮干狩りシーズン。アサリの魅力に迫る

アサリの旬は年二回。春は第1の旬

 アサリの旬は年2回あり、春の産卵を控えた時期は、身が肥えておいしいとされている第1の旬に当たります。潮干狩りのシーズンも、初春の3月末~6月頃が良いとされています。アサリは秋にも産卵をするため、9~10月の秋頃にも第2の旬を迎えます。
 
 残念ながら近年埋め立てや温暖化にともない、国内のアサリ漁獲量は激減していますが、各地で復活に向けた放流などが行われています。

干潮の時間を見極めて! 潮干狩りのコツ

 アサリといえば「潮干狩り」ですね。干潮で波打ち際がぐっと遠ざかったところを見計らってアサリを掘るので、干潮の時間の前後2~3時間が潮干狩りにはベストの時間帯です。この時間を外すとアサリは水面下深く隠れてしまいますので、事前の干潮時間の確認は欠かせません。
 
 春から初夏がシーズンというのは、大潮(干潮と満潮の潮位の差がもっとも大きい)の干潮の時間が昼間の温かい時間帯になる為で、それだけアサリが取り易くなる事が大きな理由だそうです。

じっくり待っておいしく食べよう! 砂抜きのコツと料理法

 取れたてのアサリは体内に砂が入っているので、一晩かけて砂出しをします。海水程度の塩水(3%=水1リットルに塩大さじ2)につけておくのがコツです。水につけてしばらくすると、アサリが水をピュッピュと吐きはじめるので、水が飛んでも大丈夫なように周囲をガードしておいた方が良いでしょう。

 アサリを使ったおいしい料理は沢山ありますが、代表的なものを挙げると「みそ汁」「深川めし」「酒蒸し」「ワイン蒸し」「ガーリックバター炒め」「スパゲティボンゴレ」「クラムチャウダー」などが有名です。アサリを煮て作る料理は、おいしく出汁の出た煮汁をうっかり捨ててしまわないようにするのがコツです。

 春のアサリ料理で、旬の味覚を味わってください。

この記事を作った人

取材・文/斎藤 健(フリーライター)

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