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東京で一番好きなとんかつ! 蒲田の御三家【とんかつ 丸一】| ヒトサラ Bグルマン部 #4

様々なジャンルの“B級グルメ美食家”たちが集い、自分の愛する店を熱く語る「ヒトサラ Bグルマン部」。今回のテーマは「とんかつ」です。担当は、とんかつを食べ歩くことに人生をかける男、トンカティスト寺見氏。彼の人生観を変えた名店、蒲田の【とんかつ 丸一】について語ります!

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どうも、トンカティスト寺見です。

とんかつを中心にB級グルメをこよなく愛し、食生活は365日フル外食。人生残り何回、美味しい食事ができるかをカウントダウンしながら生きています。
そんな私が今回ご紹介するのは、トンカティストとしての人生に大きな影響を与えた、言わば私のルーツ的な存在の名店、蒲田の【とんかつ 丸一】です。選定理由はただ一つ、東京で一番好きなお店だから!

愛と魂を込めて真摯にとんかつと向き合いながら、皆さんにその素晴らしさをお伝えできればと思います。

蒲田というエリアと【丸一】という存在

蒲田は言わずとしれたとんかつ激戦区。今回紹介する【とんかつ 丸一】のほか、【とんかつ 檍】、【富善】などのとんかつ屋がしのぎを削っており、残念ながら昨年閉店してしまった【鈴文】と合わせて「蒲田とんかつ四天王」なんて呼ぶ人もいるくらいレベルの高いお店がそろっている。

    ランチ営業終了直後の外観。営業時間中は行列が絶えることがないほどの人気店

今回はそんな激戦区のトップランナー、【とんかつ 丸一】のすばらしさをトンカティスト目線で余すところなくお届けしたいと思う。

丸一の最高峰『極上ロース』は開店直後に売り切れ必至

丸一のとんかつにはランクが存在する。通常の『ロースかつ定食(1,400円/以下すべて税込)』、『小上ロースかつ定食(1,800円)』、『上ロースかつ定食(2,300円)』、そして最高峰にランクされるキングオブとんかつが『極上ロースかつ定食(2,600円)』だ。

  • ランチサービスはとってもお得

  • メインメニューは、ランチでも夜でも注文可能

たまに上ロースまではいかないが、小よりは大きいという『中ロースかつ定食(2,100円)』があったりもするが、これはメニューに記載のない特例メニューなのでそこまで気にする必要はないだろう。

もちろん、特筆すべきはキングオブとんかつ『極上ロースかつ定食』だ!

    最強とんかつ『極上ロースかつ定食』2,600円(税込)

この『極上ロース』が筆者のとんかつ人生観を変えてくれたのだ。その厚さ4~5cm、圧倒的ラスボス感。【丸一】特有の八分揚げによりロゼ色に染められ、口にした途端刹那に蕩け逝く豚肉。正直、初めて食べた時は感動を通り超して、本気で震えたとんかつなのだ。

とにかくこの『極上ロース』、なかなかお目にかかれない逸品である。なぜなら直近(2018年1月現在)で確認したところ、お客さんの多い土曜日でも昼夜それぞれ10枚ほどしか用意していないらしい。客席数が14席だから、1回転目のお客さんがみんな極上を頼んだら終了してしまうのだ。実際2回転目にはほぼ売り切れていることが多数。

そしてその後は『上ロース』、『小上ロース』の順に売り切れていき、閉店間際は『ロースかつ』しか残っていないことが大半だ(もちろん、ロースかつでも一般的な特上レベルと遜色ないとんかつが出てくるのだが……)。

  • 『上ロースかつ定食』2,300円(税込)

  • 『小上ロースかつ定食』1,800円(税込)

つまり、『極上ロース』を食べたいなら、少なくとも開店30分前には並んでおかなければ安心できない。それでも一回転目に入れない可能性もあるので要注意だ。ということは、ランチなら10時30分、夜営業なら16時30分がタイムリミット。「そんな時間から並んでとんかつなんか食えねぇよ!」という諸君、大丈夫だ、丸一の『極上ロース』は別腹だ。まず食べてみてくれ! 話はそれから聞こう。

最高にとんかつを楽しむためのトンカティストルール in【丸一】

大好きな丸一だからこそ、自分なりのルールというか、楽しみ方がある。今回はその一端をお披露目したいと思う。あくまで個人的な楽しみ方だから、異論やクレームはご勘弁願いたい。

    ヒレ肉とは思えないほどジューシーな肉汁が溢れる 『ひれかつ定食』1,300円(税込)

トンカティストルール①
500mlの水またはお茶を並ぶ前に購入すべし

これは自分なりの配慮というか、忙しいお店の人の手を煩わせたくないという思いからだ。店内にも「水、お茶は持ち込みOK」の表示をしてあるので遠慮なく持ち込もう。
ただし、飲んだ後の容器は自分で処理するのがルール。くれぐれもお店に置いたまま帰ったりすることのないよう気を付けること。

トンカティストルール②
肉厚部分は塩で、端はソースで攻めろ

【丸一】には2種類の塩が用意されている。どちらを使うかは好みだが、肉厚な部分(その時々にもよるが、真ん中の3枚辺りが肉厚なことが多い)は是非、ソースではなく塩で食べることを推奨したい。塩で食べると肉の味がダイレクトに感じられるからだ。

    写真の場合、向かって右の肉厚な方が「塩ゾーン」、左の脂身が多い端の方が「ソースゾーン」だ

一方、端はソースをたっぷりつけることをおすすめする。なぜなら【丸一】特有の甘みがあるソースと衣が合わさることで、ライスが無限に食べられるのではと錯覚を起こすような「ハード飯ジェニック」なおかずになること間違いなしだからだ!

トンカティストルール③
ご飯のおかわりは、量に気をつけろ

美味しいとんかつ屋はもれなくご飯も美味しい。もちろん【丸一】のご飯も文句のない硬めの仕上がりで、まさに「ベストオブ定食ライス」と言えるだろう。そして一般的なとんかつ屋と同様、おかわりが無料(半ライスまで)なのも嬉しい。
しかし何も指定せずにおかわりを注文すると、店主の心意気か普通に1杯分のライスが出てくることもある。お腹に余裕がない場合、おかわりは少なめに注文しよう。理由はもちろん、ご飯を残すと勿体ないからだ!

トンカティストルール④
キャベツは最後の〆にまわせ

【丸一】のキャベツはみずみずしい。少し歯ごたえの残るざく切り感で、キャベツの甘みが絶妙に出ているのだ。どうしたらこんなに美味しいキャベツの千切りを出せるのか、何十回も通っているが今だに謎は解けていない。そんなキャベツを最後まで美味しく食べる方法をご紹介しよう。

    キャベツは最後の〆にとっておくのがポイント。とんかつの旨味が凝縮された衣と丁寧に混ぜ合わせ、ソースと塩を少々。レモンを絞ってもいいだろう

まず、キャベツを少し残した状態でとんかつを食べ切るところから話はスタートする。食べ終わった後のとんかつのお皿には必ず衣が落ちていると思うのだが、その衣とキャベツをまんべんなく混ぜ合わそう。肉の旨味を存分に吸い込んだ衣と、みずみずしいキャベツ、そこに少量のソースと塩を振りかける。丁寧に混ぜたら、一気にかきこむ。至福の時が訪れることを約束しよう。
この手法はどのとんかつ屋でも実践できるが、【丸一】のように肉汁があふれんばかりのとんかつ店なら、一層楽しめること請け合いだ。

以上が、トンカティスト的に【丸一】を120%楽しむ方法だ。これから初めて訪れるという紳士淑女の諸君は、ぜひ参考にしていただけると幸いである。

並んでまで食べる価値がある、それが【丸一】だ!

【丸一】の魅力はお分かりいただけただろうか。最後に、訪れる前に覚悟しておくべきことをお伝えしておこう。

    トンカティスト【丸一】セレクション『大ひれかつ定食』2,100円(税込)。ヒレカツが4枚ものっている

それは、都内でも屈指の行列店だということ。まず並ぶことを前提で訪れる心構えが必要だ。開店前からラストオーダーまで、筆者はこの店の前で行列が途切れたところを見たことがない。平均すると30~40分、長い日は1時間は覚悟しておいてほしい。

    トンカティスト【丸一】セレクション『帆立フライ』1ヶ200円(税込)。とんかつ屋の海鮮は何故こんなに美味しいのだろうか

その代わり、行列さえも余興に思わせる魅力がこの店にはある。向こう側にある「至高のとんかつ」に思いを馳せながら並ぶことができるくらい美味しいのだ。

一番好きなとんかつ屋さん。

トンカティストなどと名乗っていると「一番美味しいとんかつ屋は?」という質問をされることがよくあって、答えに困ることがある。「美味しいとんかつ屋」は数多あるし、まだまだ行けていないお店もたくさんあり、何より順番なんてつけるのはおこがましいと思うからだ。
よって筆者は「東京では【丸一】が一番好きですね」と答えることにしている。「好き」という表現ならただの個人的な好みになるからだ。

    【丸一】における最高価格メニュー『盛り合わせ定食』2,800円(税込)。ロースかつまたはヒレカツ、エビフライ2尾、ホタテフライ1つが一皿にライドオン

やっぱりとんかつはご馳走だ。今後も、庶民の味方であり高嶺の華である「とんかつ」の魅力をお伝えしていけたらと思う。

それでは次回もとんかつ屋でお会いしましょう!

【とんかつ 丸一】

  • 電話:03-3739-0156
    住所:東京都大田区蒲田5-28-12
    営業時間:[火・木・金]11:00~13:45(L.O.)、
    [水・土]11:00~13:45(L.O)、17:00~19:45(L.O)
    定休日:日・月・祝日

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この記事を作った人

トンカティスト寺見

「ヒトサラ Bグルマン部」とんかつ担当(トンカティスト)。B級グルメをこよなく愛し100%外食で過ごす生活を続け、人生残り何回食事できるかをカウントダウンしながら生きています。大分県出身・37歳(独身)

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