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更新日:2018.04.10デート・会食 連載

<できる大人の食事のマナーvol.6> 和食のマナー

世界遺産にも選ばれた「和食」という文化。その作法は、我々日本人ですらできていないこともしばしば。料理を食べる順番は? お椀の蓋はどう開ける? 焼き魚の正しい食べ方は? いま一度、正しいマナーを学び直し、美しい作法を身につけましょう!

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[vol.6 和食のマナー]

「会席料理」と「懐石料理」の違いとは?

 まずは和食の基本知識から。日本料理は伝統的な「本膳料理」、宴会で供される「会席料理」、お茶で供される「懐石料理」の3つに分けられます。ここでは「会席料理」と「懐石料理」の違いを学んでいきましょう。

会席料理

「会席料理」とは、料亭や旅館、結婚披露宴などの酒宴向きの料理のことで、現在の和食の主流となるのがこちらです。酒を楽しむための酒菜で構成されており、前菜や煮物、刺身、焼き物の順番に、飯や汁物などは最後に供されます。

懐石料理

「懐石料理」とは、茶会の席で出される一汁三菜を基本とした料理のこと。酒を楽しむ会席料理とは逆に、飯や汁物から供されます。現代では「会席料理」と同様の意味でも使われており、本来の「懐石料理」は「茶懐石」と呼ばれることもあります。

一気にチェック!
「会席料理」の食べ順とルール

 ここからは、一般的な食事会で供される「会席料理」を中心に述べていきます。基本的に、料理は出された順に箸をつけます。食べ切らないうちに次の料理が出されても気にせず、運ばれてきた料理に一度箸をつけてから、残っている料理をゆっくりといただきましょう。

  • 前菜のこと。平皿は置いたまま、椀や小鉢は持ち上げていただきます。串ものは箸で押さえながら串を引き抜き、抜いた串は皿の向こう側へ置きます。

  • すまし汁や季節によっては土瓶蒸しが供されます。蓋つきの椀は目上の人が蓋を取ってから自分の蓋を取り、食べ終わったら蓋を元通りにかぶせます。

  • お造りのこと。手前に淡白な白身の魚、中ほどに貝、奥に脂身のある魚が盛り付けられています。盛り付けは崩さないように左手前、右手前、中央、奥の順にいただきます。

  • 会席コースの中心となるのが切り身や尾頭付きの魚、海老や帆立などの焼き物です。殻付きの海老や尾頭付きの魚、貝料理などは手を使って食べても構いません。

  • 煮物は蓋つきの煮物茶碗で出されるのが一般的です。小ぶりの器なら手で持ち、大きめの器なら膳に置いたまま、懐紙か蓋で煮汁を受けながらいただきます。

  • 天ぷらのこと。天つゆに薬味を入れ、盛り付けを崩さないように手前のものからいただきます。つゆがたれないように、天つゆの器を手に持って口に運ぶとよいでしょう。

  • 蒸し物で多く出される茶碗蒸し。蓋を開ける際は内側で水気を切り、食べるときは手前からすくいます。酢の物は汁気が多いので器を持っていただきます。

  • 止め椀とは汁物のことで、香の物は漬物のこと。これらが出されたらコースの締めくくりなので、お酒は切り上げ、温かいうちにいただきましょう。

  • 最後にデザートが供されます。あらかじめ切り目が入っている果物は右側からいただきます。抹茶と和菓子の場合は抹茶を飲む前に和菓子をいただきましょう。

一気にチェック!
蓋つき椀の扱い、焼き魚の正しい食べ方

 最後は、「蓋つき椀の扱い」と「焼き魚の正しい食べ方」。覚えておくとスマートな、和食の作法について学んでいきましょう。

蓋つきの椀の扱い方

  • 左手を椀の縁に添えて、右手で蓋をつまみ静かに持ち上げます。

  • 蓋の内側についた水滴は器の中に落としてから開けましょう。

  • 左手を添えて蓋を裏返し、器が右側にあれば右に、左側にあれば左に置きます。

焼き魚の食べ方

  • 頭側(左)から箸をつけて、尾に向かって上身から食べていきます。

  • 上身を食べ終えたら左手で魚の頭を押さえ、骨と身の間に箸を入れて骨を外します。

  • 外した骨は皿の向こう側へ置き、下身をいただきます。切り身も同様に左から食べます。

まとめ

 正しい作法を心得ておくと、それだけで“上品な印象”を相手に与えることができます。一見煩わしく感じてしまうマナーですが、覚えておいて損はないでしょう。この機会におさらいし、ぜひ実践してみてください。
 次回のvol.7は、日本人がやってしまいがちなNGマナーも多い「洋食のマナー」です。

「できる大人の食事のマナー」

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