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更新日:2018.02.10食トレンド 旅グルメ

【岡田美術館】のチョコレートが芸術的すぎる! バレンタイン限定品にも注目

「ビーン・トゥ・バー」や「シングルオリジン」など、新ジャンルが続々と登場し話題を集めるチョコレート。そんな中、見た目も味も格別な“あるチョコレート”が人気です。商品が売られているのは、なんと美術館。バレンタインに、芸術品のようなチョコレートを贈ってみませんか?

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箱根に佇む美の殿堂【岡田美術館】

    正面には大壁画「風・刻(とき)」が飾られ、向かいに足湯カフェが併設。

 2013年、箱根・小涌谷にオープンした岡田美術館。5階建て展示面積約5000㎡の館内に、日本・東洋の美術品を約450点展示。縄文土器から陶磁器、日本画、江戸ガラス、仏教美術まで幅広いコレクションを誇り、一日中鑑賞しても飽きない美術館として愛好家の間で人気です。

    唐時代の三彩など主に中国、韓国の陶磁器や工芸が並ぶ1階展示室。

  • 3階では金屏風をはじめ、円山応挙の“犬コーナー”など人気作品も特集。

  • 弟・乾山の器越しに兄・光琳の屏風が望める、凝った展示も見どころ。

 伊藤若冲や尾形光琳といった有名作家による作品も多く、年に数回の特別展も充実。現在は「仁清と乾山 ―京のやきものと絵画―」(4月1日まで)で、京焼の祖ともいわれる野々村仁清と、絵画とやきものを融合させた乾山の器と併せて、兄・光琳や伊藤若冲の絵画など66点を展観しています。

今回はチョコレートに注目

    三浦直樹シェフの作品は「チョコレートの宝石」とも称される。

 ……と、その魅力的な展示内容についてもっと詳しく説明したいところですが、今回はバレンタインも近いのでスイーツの話題を。

 こちらの美術館にはなんと専属ショコラティエがおり、オリジナルの『岡田美術館チョコレート』を併設ショップで販売。そのショコラティエとはドラマ『失恋ショコラティエ』で技術指導とチョコレートの製作を務めた三浦直樹シェフ。フランスで修業を積み、【デカダンス・ドュ・ショコラ】のオープニングシェフや【ブルガリ イル・チョコラート】の初代マスターショコラティエなど名だたる店を歴任したショコラのスペシャリストです。

常設・特別展の目玉作品をチョコレートで忠実に表現

    尾形光琳の「菊図屏風」をモチーフにした『光琳・菊』(2801円、税込)。

    こちらは神坂雪佳の「燕子花図屏風」を切り取った『雪佳・燕子花』(2801円、税込)。

    ドラマでも話題になった『チョコレートバー』(1801円、税込)。

 岡田美術館の凄いところは、展示作品と商品をリンクさせていること。写真は、2017年7月から行われた『歌麿大作 「深川の雪」と「吉原の花」 ―138年ぶりの夢の再会―』に合わせてつくられた『歌磨・深川の雪』。一粒一粒に絵柄を施し、見事な浮世絵の世界観を再現しているのだそう。

奇想天外なフレーバーの組み合わせが得意

    2段仕立てで、8粒のショコラを詰め合わせた『歌麿・深川の雪』(4801円、税込)。

 三浦シェフのチョコレートの特徴はなんといっても「味のマリアージュ」。フレーバーの異なるガナッシュを2層仕立てにし、周りにチョコレートをコーティングした手の込んだ作品です。こちらも「ゴルゴンゾーラチーズ×ベーコンチップ」「和栗×松茸」などユニークなフレーバー。シェフはブルガリ時代からこの“組み合わせの妙”に着眼し、これまで100を超えるレパートリーを披露してきたのだとか。

思い切って美術品(チョコ)をカット!

 大胆にも全部切って断面を見せてみました。こんな高価で貴重なチョコレートに入刀するのは罰当たりではとヒヤヒヤしましたが……。

ゴルゴンゾーラチーズ×ベーコンチップ

「カルボナーラみたいな味になるかと思って」と三浦シェフ。ペッパーが効いていて、パスタを一皿まるごと味わっているようなボリューム感のあるフレーバーです。

紫芋×黒胡麻

これまで安納芋などを使っていたシェフが、初めて紫芋に挑戦。芋特有のホクホクした風味と、黒ゴマペーストのねっとりした重厚感がうまくまとまっています。

クリームチーズ×ベリーローズ

はじめにものすごくバラの香りが立ちます。ラズベリーとバラのエッセンスを効かせたガナッシュはエキゾチックな味わいですが、クリームチーズと好相性です。

アーモンドミルク×ドライアプリコット

ん? これは、まるで杏仁豆腐のよう! ドライアプリコットの甘酸っぱさも加わり、シノワズリーを感じさせる、まさに東洋の薫り漂う味です。

ピスタチオ×シナモン

風味の強いシチリア産ピスタチオを使ったガナッシュに、ほんのりシナモンが香るガナッシュを。ピスタチオの粒を残すことで、サクサクっとした食感を生み出しました。

柚子×フレッシュバジル

柚子が香るビターなガナッシュに、フレッシュバジルを練り込ませたガナッシュを合わせた和×イタリアンな一粒。ともにパンチがある素材なのに、互いを引き立て合っているのが見事です。

白トリュフ×南瓜

白トリュフのペーストと白トリュフオイルでつくったガナッシュがなんとも贅沢。カボチャとトリュフを合わせた繊細なフレンチの一皿をいただいているようです。

和栗×松茸

フリーズドライの松茸と生クリームでつくったガナッシュと、和栗のペーストを使ったガナッシュの2層。細かな松茸の食感も残してあり、ワインのオードブルによさそうです。

日本橋三越本店限定の『プレシャスハート』

    『プレシャスハート』(4801円、税込)

 さて、実は本題はここからです。4年連続で日本橋三越本店の「スイーツコレクション」に出店している岡田美術館チョコレートでは、日本橋三越本店限定や先行販売の商品を毎年発売。それがファンからの要望に応えて2年ぶりに復刻した『プレシャスハート』。見てください、この煌めくハート型のチョコレート! これは器になっていて、開けるとさらにハート型のチョコレートが5つ。

 もちろんフレーバーの組み合わせが楽しめます。「ビンテージバルサミコ×イチジク」「ピスタチオ×シナモンキャラメル」など、こちらも三浦シェフのセンスが発揮されています。

ハートのチョコもすべて2層になっている

 お約束の断面をご開帳。外側がパリッ、中がしっとりなので切るのがなかなか難しかったのですが……

白トリュフ×コーヒー

豆から煮出したコーヒーを使ったガナッシュはリッチな香りと苦み。黒トリュフより香りが際立つ白トリュフが後味に余韻を残します。

ブラッドオレンジ×アマーロ

地中海産オレンジの素材感がしっかり立った、オランジェットのような一粒です。アマーロ(洋酒)のほろ苦さで味がぴしっと締まっています。

ベリー×ココナッツ

コクがあるココナッツジャンドゥジャにラズベリーの酸味が加わり、ちょっとトロピカルなテイストです。炭酸系のカクテルに合いそうです。

ビンテージバルサミコ×イチジク

5年熟成と25年熟成を混ぜたバルサミコは甘みと酸味のバランスがよく、ビターなガナッシュでより大人の味に。フリーズドライのイチジクのプチプチ感も◎。

ピスタチオ×シナモンキャラメル

試食した中で一番スイートな味でした! ナッツ本来のこってりした甘さに、トロッと口どけのよいシナモンキャラメルのガナッシュが非常にマッチしています。

 こちらの『プレシャスハート』、実は岡田美術館に行っても買えません。日本橋三越本店で2月14日まで開催中の『スイーツコレクション 2018』のみの限定販売なのです。ぜひ急いで!

『歌麿・深川の雪』『雪佳・燕子花』『光琳・菊』などは併設ミュージアムショップで販売。ファンはこのチョコレートだけを買いに来館するほどだとか。入館者以外でも購入は可能ですが、せっかくなので見応えのある館内をじっくり展覧した後のお土産にしてくださいね!

【岡田美術館】
電話:0460-87-3931
住所:神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1
営業時間:9:00~17:00(入館は~16:30)
入館料:大人2800円、小中高生1800円
休館日:無休(年末年始、展示替えによる臨時休館あり)
アクセス:伊豆箱根バス・箱根登山バス「小涌園」徒歩すぐ
※ミュージアムショップは9:00~17:00

【日本橋三越スイーツコレクション 2018】
期間:1月31(水)~14日(水)
場所:日本橋三越本店 7階 催物会場

この記事を作った人

取材・文/猫田しげる(ライター)

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