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更新日:2018.09.22グルメラボ

京都東山一念坂店では“CACAO BAR”も併設。サンフランシスコ発・ビーントゥバーチョコのおいしさを京都で極める

アメリカ・サンフランシスコ発のチョコレートブランド【ダンデライオン・チョコレート】の京都東山一念坂店では、チョコレートを使ったオリジナルメニューが楽しめる「Bean to Bar チョコレート カフェ」に加え、ブランド初となる“CACAO BAR”が併設されています。さて、どんなものが味わえるのでしょうか。

京都東山一念坂店では“CACAO BAR”も併設。サンフランシスコ発・ビーントゥバーチョコのおいしさを京都で極める

カフェでいただく「限定メニュー」に注目

【ダンデライオン・チョコレート】は、サンフランシスコのチョコレート専門店。シングルオリジンのカカオにこだわり、自社で豆の選別から焙煎、摩砕、テンパリング、成型、包装までの全工程を行う「ビーン・トゥ・バー(Bean to Bar)」のブランド。

 日本では、チョコレートの製造も行うファクトリー&カフェ蔵前(東京都)、伊勢外宮前店(三重県)、焼き立てのチョコレート・クロワッサンが人気の鎌倉店(神奈川県)に続き、4店舗目として登場したのが京都東山一念坂店です。

    京都の観光名所、高台寺のすぐ近く。一念坂を入ったところにある古風な外観

    京都の観光名所、高台寺のすぐ近く。一念坂を入ったところにある古風な外観

築100年以上の日本家屋を改装した建物は木のぬくもりにあふれた空間。中庭や玄関横の庭などをそのまま残し、日本家屋の設えをうまく取り入れた建物は居心地抜群。つい長居してしまいます。

  • 入口の庭園。小さな縁側がついており、ここに座って休むこともできます

  • 中庭を望めるカウンターは人気のある席。緑をみながらくつろいで

  • 1階のギフトショップ

  • ゆったりした階段を上ると2階がカフェスペース

 こんなくつろぎ空間で味わえるのは、ビーン・トゥ・バー チョコレートを使ったオリジナルスイーツやドリンクの数々。なかでも京都東山一念坂店の限定メニューは、ぜひ味わってほしい商品です。

    『マイコホットチョコレート』594円(税込)と『ニブブッセ』486円(税込)どちらも京都東山一念坂店の限定(C)Dandelion Chocolate Japan

    『マイコホットチョコレート』594円(税込)と『ニブブッセ』486円(税込)どちらも京都東山一念坂店の限定(C)Dandelion Chocolate Japan

『マイコホットチョコレート』は、チョコの甘さに濃厚な生姜の風味が刺激的。ハチミツで甘みを加えているので、生姜の味をやさしい甘さが包むような味わいです。飲むと身体がほくほくと温かくなってくるので、女性に人気なのもうなづけます。ちなみに名前の由来は、舞妓さんの世界から。厳しさを生姜で、華やかさをハチミツで表現したそうです。

『ニブブッセ』は、カカオ豆を細かく砕いたカカオニブをクリームや生地にたっぷり練り込んだお菓子です。プチプチとしたニブの食感や仕上げにディップしたチョコレートとの味わいの変化も楽しめる逸品です。

チョコとアルコールドリンクのペアリングが楽しめる「CACAO BAR」

 CACAO BARは、ダンデライオン・チョコレートが追求する、シングルオリジンのカカオを多面的に使用し、個性と魅力を引き出したデザートと、それに合うアルコールとのペアリングが楽しめるバー。現在3種類のアラカルトメニューがあり、それぞれのデザートにぴったりなドリンクと共に味わうことができるのです。

    『Banana Miso Bar』3,024円(税込)。合わせたのはポルチーニ茸の風味をいかしたカクテル(C)Dandelion Chocolate Japan

    『Banana Miso Bar』3,024円(税込)。合わせたのはポルチーニ茸の風味をいかしたカクテル(C)Dandelion Chocolate Japan

 一番人気は『Banana Miso Bar』。白味噌とバナナのムースを使用した冷たいケーキにチョコレートソルベを添えたものです。これに合わせるカクテルは、ポルチーニを3日間漬け込んだジンを使った香り豊かなカクテル『Porcini Negroni』で、味噌の風味とカクテルが絶妙なマッチングです。玄米茶とオレンジを合わせた爽やかなノンアルコールドリンク『Orange and GENMAICHA Tonic』のどちらか一つが選べます。
 
 ほか、3種類のアイスを食べ比べできる『Bean to Bar Ice Cream』、カナダやアメリカでキャンプのデザートとして、また、ダンデライオン・チョコレート カフェで人気のスモアをCACAO BAR仕立てにした『Campfire S’more』の3種類(各3,024円/税込)があります。

 金曜・土曜・日曜のみの限定オープン(予約優先)なので京都観光のルートに加えてみてはいかがでしょう。

京都の有名ブランドとの「コラボアイテム」もおみやげに

 国内のダンデライオン・チョコレートには、京都の企業とコラボレーションした商品もあります。

    『SOU・SOU×亀屋良長×ダンデライオン・チョコレート SO-SU-U CACAO 和三盆』918円(税込)(C)SOU・SOU<br />

    『SOU・SOU×亀屋良長×ダンデライオン・チョコレート SO-SU-U CACAO 和三盆』918円(税込)(C)SOU・SOU

 和雑貨などでおなじみのテキスタイルブランド「SOU・SOU」と歴史ある老舗京菓子司「亀屋良長(かめやよしなが)と共に作り上げた『SOU・SOU×亀屋良長×ダンデライオン・チョコレート SO-SU-U CACAO 和三盆』や、亀屋良長の銘菓「烏羽玉」(うばたま)にカカオを混ぜ込んでチョコでコーティングした『亀屋良長×ダンデライオン・チョコレート 烏羽玉CACAO』にも注目です。

    『亀屋良長×ダンデライオン・チョコレート 烏羽玉CACAO』1,058円(税込)(C)SOU・SOU

    『亀屋良長×ダンデライオン・チョコレート 烏羽玉CACAO』1,058円(税込)(C)SOU・SOU

 ショップでの人気チョコレートは、キャラメリゼしたアーモンドやバニラのような甘さを感じることができる『ワンプゥ,ホンジュラス 70%』。この店のチョコレートのパッケージには、プロファイラー(焙煎の温度や時間、砂糖を入れるタイミングなどの条件を担当する人)の名前や、製造店舗(現在、サンフランシスコ製が2種類、ファクトリー&カフェ蔵前製が6種類)、豆の収穫年が書かれているので、参考にしてみては。

    ショップで好評の『ワンプゥ,ホンジュラス 70%』1枚1,296円(税込)

    ショップで好評の『ワンプゥ,ホンジュラス 70%』1枚1,296円(税込)

 CACAO BARやカフェでチョコデザートを味わい、1階では好みのチョコレート探しをしながら、チョコレートの世界に浸る旅。神社仏閣をめぐるだけじゃない、チョコを知る京都旅などいかがでしょうか。

【ダンデライオン・チョコレート京都東山一念坂店】

電話:075-531-5292
住所:京都府京都市東山区桝屋町363-6
アクセス:京阪電鉄「衹園四条」駅より徒歩15分
定休日:不定休
営業時間:10:00~18:00(カフェLO17:30)
CACAO BAR:金曜・土曜・日曜12:00~18:00
※CACAO BARの予約はWEB、または電話にて受付(予約優先)
https://dandelionchocolate.jp/shop/detail.php?shop_id=11

この記事を作った人

取材・文/田村のりこ

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