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更新日:2018.11.28食トレンド

【レモンライス東京】お店の前でホフディラン小宮山雄飛さんにインタビュー!

場所は渋谷、メニューは『レモンライス』オンリー。テイクアウトでのみ食べられる店として話題の【レモンライス東京(Lemon Rice TOKYO)】。お店を手掛けるホフディランの小宮山雄飛さんに、その“衝撃”のウマさの秘密をインタビューしました!

ホフディランの小宮山雄飛さん

小宮山さんが開いた店は、
なんと「レモンライス専門店」

無類のカレー好きミュージシャンとしてレシピ本まで執筆している、ホフディランの小宮山雄飛さん。これまでも何度か「カレーの店、出してみませんか?」と声をかけられたこともあった彼が、満を持して出店したのは、なんとカレーではなく『レモンライス』の専門店。

そもそも『レモンライス』とは、本格的なインド料理屋にでも行かないとなかなかお目にかかることもないメニュー。ターメリックやマスタードシードなどのスパイスと一緒にライスを炒め、レモンの果汁で香りをつけて食べる、いわばチャーハンのようなインドの家庭料理です。

    レモンライス

    こちらがお店の看板メニューであり、唯一のメニュー『レモンライス』800円(税込)。ライスの黄色はターメリックの色だ

──なぜ、日本人にはあまり馴染みのない『レモンライス』を選んだのですか?

小宮山さん

小宮山さん

初めて食べるおいしいものに出会った時って、ワクワクしませんか? カレーで例えるなら、今じゃ親しみのある『スープカレー』だって、流行り出した当初は衝撃をうけました。『こんなにおいしいものがあるんだ!』って。そういう、未知なる食べ物と出会った時の感動を味わってほしくて、『レモンライス』のお店を開きました。

    カウンターに立つ小宮山雄飛さん

    「出店を思い切ったのは、お店の場所が生まれ育った渋谷だったのも理由のひとつ」と語る小宮山さん。渋谷区の観光大使も務めている

そう言われて一口食べてみると、まずはフレッシュなレモンの香りが広がります。レモン果汁の酸味がターメリックなどのスパイスと混じりあって旨味となり、ライスだけでも十分おいしい!

それから付け合わせの玉ねぎのアチャールやバジルピクルスで甘味や酸味を足したり、次はカレーソースをかけて食べてみたり。食べ進むごとに風味がどんどん変わって最後まで楽しめる!

……こんなにおいしいものがあったなんて!

    レモンライスに入った大きな鶏肉

    さっぱりとした酸味のあるカレーソースには、ごろっと大きな鶏肉が入っている

テイクアウトならではの仕掛け
“食べる時に完成する味”

    レモンライスのおいしい食べ方

    ナプキンに描いてある「レモンライスの美味しい食べ方」。①まずはライスをそのまま、②付け合せと一緒に、③ソースをかけて、④あとはお好きに!

──ペーパーナプキンには、オススメの食べ方の順番が絵で描いてあるんですね。

小宮山さん

小宮山さん

はい。テイクアウトなので、人によって食べるのが30分後の人もいれば、2時間後の人もいますよね。できるだけ皆さんにおいしく食べてもらうために、食べる時に味が完成する形にしたかったんです。一皿の中でも、チリソースが辛味を担っていて、ピクルスが甘味、アチャールが酸味、パクチーが香り、といったように分けています。食べる時にレモンライスやカレーソースと混ぜて、そこで味ができあがる。

    店に貼られたレモンライスの具材説明の絵

    付け合わせがそれぞれの味を担っている。「味を分解するのが好きなんです」という小宮山さんならではの仕掛けだ

──なるほど、トータルで味が完成するんですね!

小宮山さん

小宮山さん

そうなんです。なのでカレーソースはシンプルにしました。開発当初はスパイシーでしたが、レモンライスとの味のバランスを考えて、ある種の出汁みたいな味にしました。

ここでしか食べられない!
“小宮山流レモンライス”を味わってほしい

    お店と小宮山雄飛さん

    小宮山さんが店頭に立つことはまだないが「いずれは僕がお店に立つ日も作りたいですね」と語る

──ライスは本場のインディカ米ではなく、あえて日本米をつかっているそうですね。

小宮山さん

小宮山さん

レモンライス専門店なので、あくまでライスが主役。だからライスに満足感を出したかったんです。日本のお米の方がもっちりとしていて『食べた感』があるので。それから、僕自身がいわゆるインドカレーやインド料理よりも、インドにインスパイアされた日本米のカレーが好きだというのもありますね。もちろんインディカ米も好きですが。

──小宮山さん好みの“小宮山流レモンライス”が食べられるというわけですね。

小宮山さん

小宮山さん

ここのレモンライスはほかにない味なので、『今まで食べたことのないもの』を味わってもらえると思います! 世界中でここでしか食べられないものなので、それを楽しんで、初めての“衝撃”を感じてらえれば。そしてできればまた、日々来てくれると嬉しいですね。(笑)

夜のバータイムは『レモンサワー』専門店

  • レモンサワー

  • バータイムのみ提供している『レモンサワー』一杯600円(税込)。新宿ゴールデン街にあるレモンサワーの名店【The OPEN BOOK】と同じレシピのものが楽しめる

レモンライスが食べられるのはランチタイムのみ。夜からはなんと、レモンサワーが楽しめるスタンディングバーに変わります。
昼と夜の違う顔が楽しめるのもお店の魅力です。

【レモンライス東京】
  • 電話:080-9650-3210
    住所:東京都渋谷区桜丘町15-19
    アクセス:JR「渋谷」駅から徒歩7分

  • 営業時間:[Lunch]11:45~売り切れ次第終了 [Bar] 18:00~23:00
    ※レモンライスはランチのみ
    定休日:日曜・祝日(不定休あり)

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この記事を作った人

関口 潤(ヒトサラ編集部)

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