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更新日:2017.02.27グルメラボ

世界のギネス記録を持つ日本の生産者がつくった食材たち

食物関係のギネス記録といえばどんなことを思い浮かべるでしょうか? 見たこともない大きな食べ物や、最高級食材を用いた高価な料理など、世界各国に多種多様な記録が存在します。そんな中、日本の生産者が技術と工夫で勝ち取った、ギネス記録の一部をご紹介します。

世界に誇れるギネス所持食材とは

世界で最も硬い食品、鰹節

 ソースをたっぷり塗ったアツアツのお好み焼きの上で優しくゆらゆら揺れる鰹節…、そんな鰹節ですが世界で一番硬い食材としてギネス認定を受けています。削られた後の鰹節からは想像もつかないかもしれませんが、その硬度は鉱物トップクラスの硬さを誇るトパーズや水晶に匹敵するほど。鉋(かんな)のような鋭い刃物で削り取るほかないのも納得です。
 カツオはもともと『堅魚(かたうお)』と呼ばれており、鰹節の前身となる『煮堅魚(にがたうお)』は煮たカツオを天日干ししただけのものであったにもかかわらず、すでに相当な硬度を持っていたことが呼び名の所以と言われています。

 現在の鰹節はさらに以下のような工程を経て私たちの手元に届いています。

①風通しの良いところで冷やす
②数日燻しては乾燥させる作業を数回繰り返す
③表面ににじみ出た脂肪分を削ぎ落し、形を整える
④カビ付けをし天日干しする作業を4回ほど繰り返す

 手間暇を惜しまず、極限まで香りとうまみを凝縮させようとした日本の漁師さんたちの技術が世界一の硬さを作り出したのですね。

世界で最も高額なお米

 『世界最高米』と名付けられたお米が、なんと1kgあたり1万1304円の高値で販売されたことでギネス認定を受けています。いったいどのようなお米なのでしょうか。
認定を受けたお米の総合メーカー「東洋ライス」によると

①米・食味分析鑑定コンクールにおいて金賞を受賞した18品の玄米の中から6品を計3870kg調達
②さらにその中から生命力に優れたお米2000kgを選別
③独自の技術により、新米の新鮮な状態のまま熟成させる
④食味を向上すべく「味度メーター」などを使い、最適な配合でブレンド
⑤旨味や栄養価の高い亜湖粉層や胚芽を残し「金芽米」として精米

 厳選に厳選を重ね、さらにおいしさを磨き上げてゆく。世界最高米を名乗るにふさわしい手間暇がかかっており、お値段も納得です。

 じつはお米は本来、生薬とされるほど栄養価の高い食べ物。本事業は従来の精米では除去されてしまっていた栄養成分や旨味を残すことにより、私たちがより健やかでいられるように、そして多くの人々に健康的付加価値について注目してもらいたいという願いも込められているのだそうです。

 食べ物にまつわるギネス記録は、食材そのものの地位向上や町おこしを目的として全国各地で取り組まれています。「世界一」の称号は私たちの心を躍らせてくれますが、このような記録の陰には長い年月にわたる努力と手間暇がかけられているもの。こうした陰の努力を経て届く食材たちに感謝しながら、今日もおいしい食事を頂きたいものです。

この記事を作った人

坂野 絵美

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