半数がひとり客! ふらりと気軽に飲めるビストロ|学芸大学【えさけ(Et Ca Qu’est)】
※記事は取材当時の情報です。この店舗はリニューアルし、2021年2月13日より【洋食ノスリ】に業態変更しました。
駒澤大学にある【ビストロコンフル】の姉妹店として、2019年7月に学芸大学に小さなビストロ【えさけ(Et Ca Qu’est)】が誕生しました。シンプルながら個性のある定番ビストロ料理に魅かれ、夜になると地元の人を中心ににぎわいます。
-
【ビストロコンフル】の姉妹店として学芸大学にオープン
男女問わずひとり客が多く、ふらりと訪れやすい
フランスの定番ビストロメニューをシンプルに丁寧に仕上げた料理
学芸大学にオープンした小さなビストロ
パリの街角のような外観が目印
シェフとして【えさけ】を切り盛りするのは、【ビストロコンフル】で調理を担当していた倉田一海さん。【えさけ】を出店するにあたって、「いつか自分のお店を持ちたい」と思っていた倉田さんがシェフに抜擢され、腕をふるっています。
「お客さんとしゃべりながら料理をするのが好き」と話す倉田さん。ひとり客はもちろん、カウンターがL字形なので4~5人でも歓迎だという
「えさけ(Et Ca Qu’est)」となんだかフランス語っぽい響きの店名は、実は倉田さんの出身地である秋田県の方言で「いえ(家)さ(に)け(来て)」という、「うちにおいでよ」という意味。そんな店名に招かれるようにやってくる人々の、半数くらいがひとり客なのだそう!
『モンドールチーズとじゃがいも』
『モンドールチーズとじゃがいも』1,100円(税抜)
「一皿にたくさんの要素を入れるのではなく、そのお皿のなかで食べてほしいテーマがはっきりしている」と話す倉田さん。『モンドールチーズとじゃがいも』の一皿で味わってほしいのはやはりモンドールチーズの風味。
オーブンから出てきた瞬間から独特の香りを漂わせるモンドールチーズは、フランス産のウォッシュタイプのチーズで、食べられるのは秋から冬にかけてのみ。白ワインとクリームのソースを合わせたチーズはまろやかで、北海道産の甘くてねっとりとした男爵いもと相性抜群です。
『牛ザブトンステーキ』
『牛ザブトンステーキ』2,000円(税抜)
『牛ザブトンステーキ』はミディアムくらいまでじっくり火入れをし、時間をかけて休ませながら丁寧に仕上げていきます。肉の旨みが凝縮した弾力のあるステーキを引き立てるのは、西洋ワサビと赤ワインのソース。主役はお肉ながら、根菜など季節の野菜もしっかりローストしており、ホクホクの食感と濃い野菜の味が広がります。
『魚介ダシの具なしカレー』
『魚介ダシの具なしカレー』800円(税抜)
〆にオススメなのが『魚介ダシの具なしカレー』。ひとりでもぺろりと食べられてしまう小ぶりサイズです。具なしとはいえ、魚介の出汁に加え、ニンジンやセロリなどの野菜を煮込んで旨みが溶けだしたルーは、コクを感じられながらも重たくなく、サラリとした口当たり。締めにふさわしい一品です。
飲んだのはフランスのコート・デュ・ローヌのワイン
ワインはフランス産を中心に、グラス800~1,100円の価格帯で数種類置いています。この日、肉料理に合わせて選んでくれたのは軽めの赤ワイン。「ジューシーさ、まろやかさ、スパイシーな風味が一気にきます!」という倉田さんの表現に期待感を高めながら飲んでみると、まさにそのおもしろさが楽しめる味わい! 果実味があって、渋みはほどほどでスルスルと飲めてしまう一杯でした。
シェフの倉田一海さん。お客さんが再来店してくれたときの感動はひとしおだという
料理に合うワインを聞けばもちろんオススメしてくれますが、「好きなものを飲んでほしいので、肉料理でも白が好きだったらぜひ白をリクエストしてください!」と倉田さんは話します。
定番のラインナップもあるが、季節を感じられるメニューが並ぶ。ひとりの場合も、量を調整してくれるとのこと
ひとり客が半数ということで、ふらっと気軽に訪れて、じっくりとワインと料理を味わう時間を楽しんでほしい一軒です。
※記事は取材当時の情報です。この店舗はリニューアルし、2021年2月13日より【洋食ノスリ】に業態変更しました。
この記事を作った人
取材・文/泉友果子 撮影/冨樫実和
メディアに勤務後、フリーランスの編集者、ライターに。街や食、旅といったテーマに携わる。
-
福岡県グルメラボ
カウンターでサクッと一杯! 一人でも気軽に立ち寄れるオシャレなお店5選|福岡
-
東京都デート・会食
本当は教えたくない、雰囲気抜群の隠れ家的フレンチ5選|東京
-
ニセコ/倶知安旅グルメ 連載
ニセコ「SHIGUCHI」/【SOMOZA】~ヒトサラ編集長の編集後記 第57回
-
すすきの周辺グルメラボ
一度は行ってみたい! 素材と匠の技とセンスが光る名店5選|札幌・すすきの
-
板橋デート・会食 グルメラボ
落ち着いた茶室のような空間で、旬魚と日本酒に舌鼓【料理茶屋 乃可勢】|東京・大山
-
前橋食トレンド 旅グルメ
【アピシウス】、【レフェルヴェソンス】 で修業。伝統と革新を両立するシェフが群馬の食材をフランス料理に昇華させる|前橋【cepages(セパージュ)】
-
神田デート・会食
その日の“旬”を「おまかせ」で味わう。江戸前握りの醍醐味ここにあり【神田 宇廼丸】東京・神田
-
下北沢食トレンド
薪火メニューを主役に、ビブグルマン掲載店 【Neki】のシェフが手がける姉妹店が登場|世田谷代田【songbook】
-
西宮・芦屋・尼崎グルメラボ
電車に乗って出かけたい!私鉄沿線のおいしいイタリアン×フレンチ5選|阪急神戸線
-
祇園食トレンド 旅グルメ 連載
京都・祇園【Jean-Georges at The Shinmonzen (ジャン-ジョルジュ アット ザ シンモンゼン)】~ヒトサラ編集長の編集後記 第52回
関連記事
-
2023.10.04デート・会食
大人デートにオススメ! 大切な人を連れて行きたい隠れ家的和食の店5選|大阪
-
2023.10.04食トレンド
「クリスマスケーキスイーツ コレクション 2023」と「おうちde クリスマスパーティーセット 2023」予約開始|ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ
-
2023.10.03グルメラボ
行きつけにしたい、駅近のこだわり蕎麦屋5選|東京
-
2023.10.03デート・会食
日本の四季を料理で表現! 多彩な日本酒とともに和の魅力を味わい尽くす| 【酒肴 大阪まんぷく堂】鶴橋・上本町
-
2023.10.02旅グルメ
芸術の秋到来! 博物館帰りに寄りたいオススメの店5選|大宰府