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更新日:2020.04.02食トレンド

まるで台湾の屋台! 台湾人に愛される餃子店が日本初上陸|【台北餃子 張記(チョウキ)】大阪・梅田

ここ数年ジワジワ来ている台湾ブーム。本場では90%外食で、朝・昼・晩とお気に入りの屋台や食堂を渡り歩くのが定番なのだとか。そんな地元民に愛される人気店の一つ、台北の【張記 鍋貼牛肉麺】が2019年12月、大阪・梅田に【台北餃子 張記(タイペイギョウザ チョウキ)】として日本初上陸したと聞き、早速行ってみました。

張記の料理集合写真

ノスタルジックでにぎやかな“アジアの食堂”

    張記の外観

    店の前には屋台があり、持ち帰り餃子の販売も

お店があるのは、大阪・梅田の地下街ホワイティうめだの「泉の広場」の一角。2019年12月に「NOMOKAゾーン」として一大リニューアルを遂げたグルメエリア内にあり、レンガ造りの外観がアジアの路地裏のような雰囲気を醸し出しています。

    張記の内観

    2人、4人のテーブル席に加え、カウンター席も

店内は「路地裏の食堂」という言葉がぴったりはまるノスタルジックな空間で、天井から吊り下がる、麻雀パイのネオンサインが存在感たっぷり。

    張記の内観

    煩雑ながら、なぜか落ち着く「増床」スペース

さらに奥には、あえて「増床したようにデザインした」というスペースが。ここには店員のロッカーや、わざと使い込んだ風情にペイントした冷蔵庫などが置かれており、食堂のバックヤードか、秘密基地にいるような気分が味わえます。

現地のレシピと日本人好みのアレンジを巧みに融合

そんな【台北餃子 張記】でまず味わいたいのは、台湾人が「ご飯替わり」に食べるという看板メニューの『棒焼餃子』。

    張記の棒焼餃子

    『名物 張さんの鍋貼 棒焼餃子』5個290円(税抜)

たっぷり入った黄ニラの香りが食欲を誘い、ひと口かじれば皮がパリッパリ! 強力粉をつかって現地の極秘レシピでつくったという皮を噛めば、黄ニラの香味と甘味と共に、ジューシーな肉汁が溢れ出します。しかも、にんにくを一切使用していないので、匂いを気にせずに食べられるのもポイントです。

    張記の水餃子

    『名物 張さんの水餃子』5個390円(税抜)

同じく名物の『水餃子』がまたすごい! ツルンと口当たりのいい皮がとにかくもっちもちで食べ応え十分。焼き餃子同様、黄ニラたっぷりのジューシーなあんが溢れ出しますが、それよりも、もちもちの皮が主役な印象さえ感じられます。

    張記の台湾酢豚

    『意外とあっさり台湾酢豚』890円(税抜)

もう一つ、現地さながらの味でおすすめなのが『台湾風酢豚』。生姜たっぷりの台湾醤油とオイスターソースを合わせたあっさりタレが、厚揚げのようなパリパリ感のある豚の唐揚げに絶妙にマッチ。「酢豚」というより「油淋鶏」を思わせる味わいです。

    張記のホルモン麻婆豆腐

    『ホルモン麻婆豆腐』890円(税抜)

今ブームの『ホルモン麻婆豆腐』は日本人向けにアレンジされたひと品で、皿からこぼれるビジュアルがしずる感満点。マイルドな辛味のソースの中から、次々に飛び出すホルモンの食感と旨味、甘みがたまりません。

幻のビールを復刻! “追いやかん”サワーも

    張記オリジナルの青生ビール

    アサヒ『青生ビール』550円(税抜)。ロゴは台湾国旗の3色を使った【張記】オリジナル

餃子とぜひとも合わせたいビールは、こちらの『青生ビール』。実はアサヒビールがスーパードライの前に作った1年限りの銘柄で、今や‟幻”と言われるものが昨年復刻されたそう。その深みのあるコクと爽やかな味わいは、ビールファンならずとも楽しめることうけあいです。

    張記のレモンサワー

    『レモンサワー』550円(税抜)。2杯目からは、約3杯分が入ったやかん『サンウェイやかん』900円(税抜)でオーダーできる

そして、こちらもおすすめの『レモンサワー』。フレッシュレモンたっぷりのグラスに、「餃子爆発」「胃袋鷲掴」など、大阪テイストな4文字熟語が書かれています。しかも2杯目からは、やかんでたっぷりお代わりできるから、とってもお得です。

ドリンクでも本場台湾の味を求めるなら、『台湾紹興酒』をどうぞ。山脈から湧き出る名水を使用し、もち米、蓬莱米をつかって昔ながらの製法で作られるという一杯は、驚くほどまろやかでフルーティ。ロックやお湯割りにしても、香りが花開きます。

    張記の台湾紹興酒

    『台湾紹興酒』490円(税抜)

【台湾食堂 張記】を日本へ誘致したのは、(株)オペレーションファクトリー。台湾へ足を運ぶ中、40年愛される老舗【張記 鍋貼牛肉麺】と出会い、その味に惚れ込んだそうです。1ヵ月修行に入って、店主の張ご夫婦から極秘のレシピを伝授してもらい、開店に至ったのだとか。

実際にオープンしてみると、若い世代はもちろん、「にんにく不使用だからたくさん食べられる! 」というシニア世代のファンも多いそうで、お酒が入ると、店内で流れる80~90年代Jポップの大合唱が始まることもあるそう。

    張記のスタッフの衣装

    黒づくめのスタッフの衣装も「アジアのスパイっぽい」と好評だそう

平日の昼には、名物の焼餃子に水餃子、さらにこちらも現地の味を再現した魯肉飯、麻婆丼と4種のランチセットもリーズナブルに用意されているので、ランチタイムにもおすすめです。

営業時間:11:00~23:00(L.O.22:30)、平日ランチ11:00~15:00
定休日:不定休、ホワイティうめだに準ずる

この記事を作った人

笹間聖子(フリーライター)

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