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更新日:2022.04.20食トレンド

あの人気ピッツェリアが、新たな魅力をプラスして神楽坂に登場! 神楽坂【CRAZY PIZZA at SQUARE】

2022年2月1日、神楽坂にオープンした【CRAZY PIZZA at SQUARE】。店名を聞いて「もしや?」と思った美味しいもの好きも少なくないはず。調布市国領町にある【Don Bravo】とその姉妹店【CRAZY PIZZA】。都心から少々離れたエリアでありながら食通たちが足を運ぶ盛況ぶりに、いつからか「国領の奇跡」と称されるほどになった人気イタリアンとピッツェリアです。その名店が新たに構えた【CRAZY PIZZA at SQUARE】は、ぐっと好アクセスになったからこそ駆けつけない手はありません!

CRAZYPIZZA,クレイジーピザ

独創性あふれるピザとクラシックな郷土料理がラインナップ

神楽坂駅から徒歩5分ほど、牛込天神町交差点そばに建つビルの1階。通りから店内が見通せる、一面ガラス張りの外観が【CRAZY PIZZA at SQUARE】です。

    オープンキッチンを囲むカウンターとテーブル10席を配した、シンプルなインテリア

    オープンキッチンを囲むカウンターとテーブル10席を配した、シンプルなインテリア

L字カウンターが囲む厨房に配した窯が、国領店との大きな違い。国領では薪窯を使っているのに対し、神楽坂では電気窯を採用しています。厨房を取り仕切る柴田正幸シェフ曰く、「薪の香りでマスキングされないため、生地そのもの味わいがダイレクトに楽しめるように」という利点が。

それ故に、生地には茨城県牛久市「安部農園」の全粒粉、ホエー、玉ねぎ水といった国領と同じものを使いつつ、全粒粉を少し粗めに挽くことで、香りをより立たせるひと工夫がなされています。

    全粒粉の風味を生かすべく、挽き立てのものを使う

    全粒粉の風味を生かすべく、挽き立てのものを使う

    「きれいに火が入る」と柴田正幸シェフが語る電気窯

    「きれいに火が入る」と柴田正幸シェフが語る電気窯

【CRAZY PIZZA】の名物ピザ、『マヨコーン』はこちらでも健在。食感を残したコーンとオーガニックマヨネーズのソースに自家製サルシッチャとモッツアレラをちらし、仕上げの自家製焼肉ソースと山椒が味を引き締めています。ピザならではのジャンクな楽しさもありながら、具材一つ一つにきちんと手をかけることで大人がやみつきになる美味しさになっています。

    間違いのない組み合わせ、コーン×マヨネーズをベースにした後を引く美味しさ。『マヨコーン』2,750円

    間違いのない組み合わせ、コーン×マヨネーズをベースにした後を引く美味しさ。『マヨコーン』2,750円

国領はピザ専門店ですが、神楽坂では前菜やパスタ、メインディッシュも揃っているのが嬉しいポイント。
特に、【CRAZY PIZZA at SQUARE】の新名物となるであろうメニューが『#ぶっかけピザ』。素焼きのピザ生地に煮込み料理をかけた、斬新な一品です。これまでのピザにはない汁だくなヴィジュアルはインパクト絶大ですが、それ以上に完成度の高い味わいに驚かされるはず。

    魚介の旨みたっぷりの煮汁にピザ生地を浸して、余すことなくいただける。『#ぶっかけピザ タコのトマト煮込み』1,870円

    魚介の旨みたっぷりの煮汁にピザ生地を浸して、余すことなくいただける。『#ぶっかけピザ タコのトマト煮込み』1,870円

まずイイダコをオイル煮にして旨みを閉じ込め、ブイヤベーススープを別に仕立てて。それらを合わせ、余分な油を取り除いて…とひと手間もふた手間もかけているため、素朴な郷土料理がレストラン級の味になっているのです。もちもち生地に煮込みを絡めながら食べ進めるうちに、スープが染みた生地がくたくたになり、終盤にはパン粥のように味わえるのも楽しい!

柴田シェフは、イタリア北部に渡ってミシュラン星付きレストランで修業した経歴の持ち主。ガストロノミックな料理に携わったからこそ、イタリア郷土料理という原点に立ち戻り、それらをブラッシュアップさせていきたいと語る柴田シェフ。

    伝統に裏打ちされた骨太な味わいが楽しめる。『蕎麦粉のパスタ ちりめんキャベツとチーズソース』2,750円

    伝統に裏打ちされた骨太な味わいが楽しめる。『蕎麦粉のパスタ ちりめんキャベツとチーズソース』2,750円

その思いが垣間見えるのが『蕎麦粉のパスタ ちりめんキャベツとチーズソース』です。
蕎麦粉を使ったパスタ「ピッツォッケリ」は、北イタリア・ヴァルテリーナ地方の郷土料理。じゃがいも、ちりめんキャベツ、カゼーラというチーズを合わせるのが定番のメニューは、柴田シェフが現地でしばしば食べていたものだそう。

同様の素材で作り上げた一品は、口に入れるとどっしりとしたチーズのコクと蕎麦粉の風味が広がり、ほのかなセージの香りがアクセントになっています。

ピザとのペアリングもおすすめ、自然派を中心に揃えたワイン

ピザに合わせるお酒として、圧倒的にワインのオーダーが多いというのも【CRAZY PIZZA at SQUARE】ならでは。なにぶん、ワインが飲みたくなってしまう充実した品揃えなのです。

    優しい味わいの自然派をメインに揃えたワインはボトルで7,000円~

    優しい味わいの自然派をメインに揃えたワインはボトルで7,000円~

カウンター下にはセラーが設えてあり、ボトルがずらりと並んでいます。ナチュールを中心に、フランス、イタリア、日本など産地はさまざま。スパークリング、白、オレンジ、赤と料理や好みに合わせて楽しむことができます。

    意外なほど奥行きのあるセラーに選りすぐりのワインが並ぶ

    意外なほど奥行きのあるセラーに選りすぐりのワインが並ぶ

ピザ×ワインのペアリングに悩んだら、おすすめをセレクトしてもらえるのでご安心を。
例えば『マヨコーン』にはフランス・ロワールの「ル・クロ・ド・ラ・ブリュイエール エレモン」。程よいタンニンがマヨネーズソースのこってりとした味わいをリセットして、食べ飽きずに楽しめるのです。

    カベルネ・ソーヴィニョンとガメイからなる軽めの赤を、マヨネーズソースに合わせて

    カベルネ・ソーヴィニョンとガメイからなる軽めの赤を、マヨネーズソースに合わせて

もちろんボトルに限らず、グラスでのオーダーもOK。グラスワインは約20種類ほども用意されているから、あれこれと試したい人にはおすすめです。

他にもクラフトビールやレモンサワー、ノンアルコールはほうじ茶コーラ、梅ジュースなどが揃っています。

一人でも仲間とでも、カジュアルに楽しめる使い勝手のよさ

【CRAZY PIZZA at SQUARE】が入っているビル「シェア天神町」は、シェアキッチンとシェアオフィス、住居からなる9階建て。各階のテラスに渡された外階段が印象的な設計は、建築家のクマタイチさんが携わったものです。

    エントランス前には存在感ある外階段。大きなガラス戸にあしらったロゴが目を引く

    エントランス前には存在感ある外階段。大きなガラス戸にあしらったロゴが目を引く

スチールとガラスを基調とした外観から一転、店内は白をベースとしたシンプルなインテリア。飾り気のなさがカジュアルな雰囲気をもたらしています。

これから夏に向けて、通りに面したガラス戸をフルオープンにする予定もあるそうで、開放感あふれる空間はますます魅力的!

    【Don Bravo】立ち上げからスーシェフを務め、トスカーナやミラノのミシュラン獲得店で腕を磨いた柴田正幸シェフ

    【Don Bravo】立ち上げからスーシェフを務め、トスカーナやミラノのミシュラン獲得店で腕を磨いた柴田正幸シェフ

カウンターで一人、焼き立てピザでグラスを傾けるのもよし。テーブル席でワインボトルを開けて、がっつりとディナーを楽しむもよし。オリジナリティに富んだピザが食べたいときも、オーセンティックな郷土料理が食べたいときも応えてくれる。

いずれはピザのテイクアウトができるように計画中とのことだから、さまざまなシチュエーションで利用できそうです。
早くも予約必須といった人気ぶり、ブックマークしておきたい一軒が誕生しました。

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