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更新日:2023.06.30食トレンド デート・会食

大阪・京町堀に誕生した【LOKAL HOUSE】。友人の自宅に招かれた気分で、大阪食材を使ったグリル料理を味わう|大阪・肥後橋

かつて大阪・四ツ橋筋沿いの肥後橋からすぐの場所にあった「京町ビル」。大正15年(1926年)の開館以降、94年にわたって圧倒的な存在感を放ってきました。惜しまれつつも閉館した同ビルの歴史を未来へ紡ぐのは「voco 大阪セントラル」。世界中に数多くのホテルを展開しているIHGホテルズ&リゾーツのプレミアムホテルブランドです。そして今回、ご紹介するのはホテル1階にあるウェスタングリルレストラン【LOKAL HOUSE】。グルマンから早くも注目を集めている同店を一足先に訪れました。

LOKAL HOUSEの料理

大阪・京町堀に誕生したホテル「voco大阪セントラル」のウェスタングリルレストラン

IHGホテルズ&リゾーツのプレミアムホテルブランド「voco」。プレミアムな空間でありながら、肩ひじ張らず、まるで慣れ親しんだ場所のように自然体で過ごせる居心地の良さを世界中に提供しています。そして2023年5月30日、大阪・四ツ橋沿いに日本初とのvocoブランドとなる「voco大阪セントラル」が開業しました。

    ウェスタングリルレストラン【LOKAL HOUSE】の入るvoco大阪セントラルの外観

    四ツ橋筋沿いに誕生した「voco大阪セントラル」

ホテルの開業と同時にオープンしたのが、四ツ橋筋に面した部分に設けたウェスタングリルレストラン【LOKAL HOUSE】。店内は、2層吹き抜けとなった開放的な雰囲気。通りに面して背の高いガラスカーテンウォールが設けられ、外の賑わいとの一体感を持たせています。

そしてホテルのシンボルとも言える螺旋階段が、1階と2階をゆるやかにつなげます。またかつてこの地にあった京町ビルで実際に使われていた外装レリーフや郵便受け、扉などを館内アートに再利用。大正時代に建てられたビルの面影を残して、未来につないでいく懐かしさと新鮮さが融和した空間となっています。

    LOKAL HOUSEの店内

    全面ガラスの大きな窓に面した開放的なレストラン

【LOKAL HOUSE】のテーマは、「友人の自宅にお呼ばれしたような気分で、地元の生産者とのつながりを大切にし、食を味わう空間」。総料理長として料理の指揮をとるのは、世界的なファイブスターホテルで研鑽を積んできたイタリア人シェフ、アルド・キロイロ氏です。

    LOKAL HOUSEのシェフ アルド・キロイロ氏

    アルド・キロイロ総料理長

アルドシェフは「食文化の歴史も深く、食を楽しむ街・大阪。大阪にはとても興味深い食材がたくさんあり、朝4時に起きて大阪中央市場に足を運ぶと、新鮮な水産物や大阪産の地元食材など食材に出会うことができ、とてもワクワクした気持ちになります。【LOKAL HOUSE】では、店名が表す通りローカルな食材を使用したメニューを考案しました」とコメント。アルドシェフの出身であるイタリア料理をはじめ、アメリカやフランスと言った西洋料理の技法を使って地域性を感じさせるメニューを提供していきます。

さらにレストランのもう一つの特徴は、料理が目の前でつくられる様子を間近で楽しめるオープンキッチン。「調理中の香りや音などもダイレクトに感じていただけるライブ感。そしてお客様と会話も楽します。日本語、イタリア語、英語という異なる言語が行き交う画期的な雰囲気も感じていただけたらと思います」とシェフは言います。

    LOKAL HOUSEのオープンキッチンとカウンター席

    しずる感たっぷりの調理音や食欲を刺激する香りなど、五感を満たすオープンキッチン

大阪のローカル食材に西洋料理のエッセンスを加えて提供

では、【LOKAL HOUSE】のシグニチャーメニューとなる3品をご紹介しましょう。

シグニチャーメニューの考案にあたって、アルドシェフを中心とするシェフチームが行き着いたテーマが、人類の料理の起源となった「焚火」。原始的な料理法ですが、素材の旨みを存分に引き出す究極の料理法でもあります。同店では大阪食材を掛け合わせたグリル料理を楽しむことができます。

『“ボンベッテ” トリュフリゾット』

    LOKAL HOUSEのシグニチャーメニュー『“ボンベッテ” トリュフリゾット』

    豚肉、サラミ、チーズが三位一体化したおいしさ

ボンベッテとはイタリアの南部・プーリア州の伝統料理で、豚肉でチーズや野菜を巻いたグリル料理を指します。ここではスパイシーなサラミとスモークチキンを日本の豚肉で巻き上げ、大阪名物の串揚げ風に仕上げました。トリュフリゾットと一緒に味わう、ボリューミーかつ贅沢な一皿です。

『神戸ポークのガランティーヌ 西洋わさびとマスタードの2種のソース』

    LOKAL HOUSEのシグニチャーメニュー『神戸ポークのガランティーヌ 西洋わさびとマスタードの2種のソース』

    世界的にも評価の高い神戸ポークをたくさんの野菜と共に

鶏や鴨などを巻いて蒸し焼きにするフランス料理・ガランティーヌを、【LOKAL HOUSE】風に仕上げました。厚みのある神戸ポークは噛むほどにジューシーな旨みが広がる美味しさ。西洋わさびとマスタードのソースは好みで選んでも、両方をつけて食べ比べしてみるのもオススメです。

『“焚火の宴卓” NZ産仔羊のラムラック7種のソース』

    LOKAL HOUSEのシグニチャーメニュー『“焚火の宴卓” NZ産仔羊のラムラック7種のソース』

    骨を持ってかぶりつく豪快さも魅力

ニュージーランド産の上質な仔羊と季節の野菜をグリル。蓋を開けるとふわりとラム独特の香りが食欲を刺激します。こんがりと香ばしく焼けけたラムは、余分な脂が抜けたさっぱりとした味わい。シンプルな味付けで甘みと旨みが引き立ちます。赤ワインソース、炭塩、チリフレーク、ネギ味噌、チーズソース、リンゴソース、わさびポン酢の7種類のソースが用意されているので、味の変化を楽しむことができます。

一日を通じてさまざまなニーズに寄り添うサードブレイスとして

レストランにはカフェバーも併設。大阪市西区のワインとコーヒーの専門店【タカムラ ワイン&コーヒーロースターズ】のコーヒー豆を使用したバリスタが淹れるプレミアムコーヒーを、バーでは3種のミクソロジーカクテルをはじめ、お酒が苦手な方でも楽しめるモクテル、大阪のクラフトビール「箕面ビール」のドラフトビール、ワインなどを提供。

    レストラン LOKAL HOUSEに併設されたカフェバー

    カフェタイムはコーヒー・紅茶・などの飲み物や軽食、スイーツ、バータイムは90種類以上の飲み物と軽食がスタンバイ

朝や日中のコーヒーブレイク、ディナー前後のバータイムやなど、一日を通して、地元の人々や近隣で働く人々、観光客などさまざまなニーズに寄り添う空間と時間を提供します。

歴史を残し未来へつなぐ空間、自然体で過ごせる温かみのある雰囲気、オープンキッチンから届く直感的な刺激、そして大阪のローカル食材をシェフのクリエイティビティで昇華したメニュー遊び心あふれるメニュー。【LOKAL HOUSE】で特別なダイニング体験を堪能してみてはいかがでしょうか。

【LOKAL HOUSE】の店舗詳細

    LOKAL HOUSEが入るvoco大阪セントラルのエントランス

電話:06-6445-1100(代表)
住所:大阪府大阪市西区京町堀1-7-1
アクセス:大阪メトロ四ツ橋線「肥後橋」駅より徒歩3分
定休日:無休

●ウェスタングリルレストラン 【LOKAL HOUSE】
営業時間:
朝食 6:30~10:00(L.O.)、ランチ 11:30~15:00(14:30 L.O.)、ディナー 17:30~22:00(21:00 L.O.) 
※日曜ディナー 17:30~21:00(20:00 L.O.)

●カフェバー 【LOKAL HOUSE】
営業時間:
カフェ 9:30~18:00、バー 18:00~23:00(22:30 L.O.)
※金・土曜 18:00~23:30(23:00 L.O.)

※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。

この記事を作った人

撮影/ 西尾 温  取材・文/茶野 真智子(フリーライター)

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