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更新日:2024.11.06食トレンド デート・会食

ミシュラン星付き店でリーズナブルに鮨ランチを楽しむ【栞庵やましろ 銀座】銀座

数多くの鮨店が軒を連ねる街、東京・銀座。その中で2018年から3年連続でミシュラン一つ星を獲得していながらも、ランチタイムにはリーズナブルな価格で江戸前寿司を提供している【栞庵やましろ 銀座】。カウンターのみのこぢんまりとした店内で日本の四季を感じられるコースをいただいてきました。

栞庵やましろ銀座

店内はL字型のカウンターに8席のみ。複数人はもちろん、ひとりでも訪れやすい空気感にホッとします。海の幸に恵まれた西伊豆出身の大将、鈴木さんは親しみやすく会話も弾みます。

    栞庵やましろ銀座

    銀座四丁目の交差点からほど近い、あずま通り沿いの地下にある同店。落ち着ける雰囲気です

平日のランチタイムに選べるコースは2種類。平日限定の『握りコース』10,000円と『おまかせ寿司会席コース』15,000円があり後者を予約して伺いました。銀座でミシュランを獲得した鮨店でこの価格はとてもリーズナブル。早速コース内容の一部をご紹介します。

前菜

    栞庵やましろ銀座

    右から京都の刺身湯葉と根室のバフンウニ、中央が鰻、左が海苔の佃煮。海苔の佃煮はしっかりとした歯応えが病みつきになる味わいでお酒も進みます

『メジマグロのたたき』

    栞庵やましろ銀座

    クロマグロの幼魚であるメジマグロを行者にんにく醤油で仕上げています。肉厚プリプリでさっぱりとした味わい。皮目を軽く炙って香ばしく、醤油の旨みも感じられます。大葉の後ろに隠れたミョウガを合わせるとより爽やかです

『イサキ』

    栞庵やましろ銀座

    ここから握りがスタート。一品目はイサキをすだちと塩でいただきます。身はギュっと締まっていて、イサキが持つあっさり上品な味わいをすだちがより引き立てています

『中トロ』

    栞庵やましろ銀座

    背中とお腹の間にある筋肉の部位を指すマグロの血合い。鮮度が高い状態だから味わえる濃厚な旨みは唯一無二です。ほどよい脂がとろけます

『〆サバ』

    栞庵やましろ銀座

    秋が旬の真鯖を〆サバで。旬ならではの抜群の脂乗りと口どけを堪能します。秋の訪れをゆっくり噛み締めるようなひととき

『アオリイカ』

    栞庵やましろ銀座

    アオリイカにはカラスミを添えて。ねっとりとした至福の食感と素材そのものの旨みに、カラスミの上品な塩味が調和して完成された一貫です

『イクラ ウニ』

    栞庵やましろ銀座

    ここで小休止。イクラとキタムラサキウニです。ピンと張ったイクラのプチッとした食感と新鮮なウニのとろける旨みの相性のよさは言うまでもないでしょう。鼻に抜ける香りまで幸せです

『茶碗蒸し』

    汁物代わりに、とサーブされた茶碗蒸し。だしたっぷりで、下まですくっていただくと確かにお椀のようです。中にはホタテとフカヒレが贅沢に入っていて、透明感のある味わいが五臓六腑に染み渡ります

    汁物代わりに、とサーブされた茶碗蒸し。だしたっぷりで、下まですくっていただくと確かにお椀のようです。中にはホタテとフカヒレが贅沢に入っていて、透明感のある味わいが五臓六腑に染み渡ります

『金目鯛』

    栞庵やましろ銀座

    握りは終盤戦です。金目鯛は大将の出身地、下田から。表面をサッと炙っていて芳しく、口の中で優しくほどけるようなフカフカでとろみのある食感は格別で、伊豆が誇る名産たる所以だと感じます

『大トロ』

    栞庵やましろ銀座

    お待ちかね、かま下の大トロです。柔らかくとろけていく脂の旨みと甘みがたまりません

『穴子』

    握りの最後は穴子で締めます。ホロホロの穴子にちょうどいい甘みのツメが絡んでこれまた至福

    握りの最後は穴子で締めます。ホロホロの穴子にちょうどいい甘みのツメが絡んでこれまた至福

『トロたく巻き』

    栞庵やましろ銀座

    ここでトロたく巻きが嬉しい。マグロはトロと赤身の両方を贅沢に使用して、桂むきでつくったたくあんのポリポリ食感からも丁寧な手仕事を感じられます

鮨はもちろんですが、京都で日本料理を学んだ大将だからこそ持つ技術を至るところから感じられる料理の数々が印象に残る時間でした。季節が変わるたびに訪れたくなる一軒です。

この記事を作った人

宿坊アカリ

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