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更新日:2025.08.15食トレンド

【フロリレージュ】川手寛康シェフプロデュース! 新感覚イノベーティブバー【SODDEN FROG】で感性を刺激する体験を

世界からも注目を集めるフレンチの名店【Florilège】の川手寛康シェフがプロデュースしたことで、食通たちの間で最近話題となっている【SODDEN FROG(ソドゥンフロッグ)】。想像力を刺激するこの場所は、BARでありながらお酒を飲まない方や食を楽しみたい方たちにもオススメしたくなる、覚えておきたい一軒です。

SODDENFROG

新感覚イノベーティブバー、誕生

    SODDENFROG

    エレベーターを降りてすぐ目の前に現れる、重厚な黒い扉と【SODDEN FROG】の文字。その奥の世界への期待に、自然と胸が高鳴ります

2025年8月5日、麻布台ヒルズの一角に、【Florilège(フロリレージュ)】の川手寛康シェフがプロデュースをする注目のバー【SODDEN FROG(ソドゥンフロッグ)】がオープンしました。

場所は、ガーデンプラザDの3F。まさに2Fにある【フロリレージュ】と“隣り合う”ような感じでオープンしたこの場所に、早くも多くの食通たちが興味津々です。

    SODDENFROG

    どの位置からでも創作カクテルが作られていく様子を見て楽しめる、オープンな曲線型のカウンターが印象的

扉を開けた先に広がるのは、シックなトーンのエンジ色が印象的なスタイリッシュ空間。そして、よくバーと聞くと連想するような「一列に並ぶカウンター席とバックバーにずらりと並んだボトル」のイメージを爽やかにかっさらってくれる、全体を見渡せる開けた視界・曲線を描いたカウンター席・バックバーを設けず、あえて作業スペースを全てさらけ出した造り……。

この空間に入った瞬間から新鮮な驚きと感覚の刺激を受けつつも、お店の方々の「こんばんは!」という温かな声であっという間に居心地の良さに包まれます。このナチュラルな接客の距離感も魅力的で、初めて訪れる方もすぐに緊張がほどけていくのは【フロリレージュ】と変わらぬ志やホスピタリティがあってこそ。唯一無二のバーであることを感じさせてくれます。

想像力を刺激する、創作カクテル・創作ノンアルコールカクテル

【SODDEN FROG】を任されたのは、バーテンダーの髙田 真之助さん。ずっと【フロリレージュ】でバーテンダーをされてきた髙田さんの発想力豊かな創作ドリンクが、大好きな方も多いのでは。こちらの新店でも、自家製リキュールを使い、甘・酸・苦・うまみの4つの味覚を軸に仕立てた【SODDEN FROG】でしか味わえない創作カクテルを楽しむことができます。

    髙田真之助さんと児島由光さん

    【SODDEN FROG】ではカクテルを担当されることになった髙田 真之助さん(写真右)と、ノンアルコールカクテルを担当される児島 由光さん(写真左)

「お店を任せてもらえると聞いたときは、本当ですか⁉と思いました」と当時の素直な驚きを包み隠さず話して下さった髙田さん。「店名【SODDEN FROG】を直訳すると、ずぶ濡れのカエル。そこをバーとして少し意味を転じて、ずぶ濡れは浴びるほどお酒を飲む・お酒を沢山楽しめる場所、という意味にしています。そしてカエルに込めた思いの一つは「井の中の蛙」の言葉にあり、小さい世界しか知らないかもしれないがそれは逆に自分の好きな世界を突き詰めていること。その世界をどんどん大きくしよう、という意味を込めています。そしてもう一つは大きく飛べるようにという願いも込めています。」

【フロリレージュ】の時とは“全く違う”創作カクテルを考えているそうで、その意気がそのまま【SODDEN FROG】の店名にも現れているようでした。

    SODDENFROG

    季節ごとの素材使いが楽しいシーズナルカクテルや、お客様の様子に合わせて登場するカクテル、また中には氷に“遊び心”が施されたものも

また、ノンアルコールカクテルを担当される児島さんも、元々【フロリレージュ】にいらした方。その後、川手シェフが監修をされた群馬県「白井屋ホテル」のメインダイニング【the RESTAURANT】でソムリエとして研鑽を積まれてきました。「植物が大好き」だそうで、その知識や経験から生み出されるドリンクはまるで芸術作品。桃を使用したバジル酵母がアクセントの一杯や、中には「ピッツァマリナーラ」や「タルタルソース」をイメージしたという、飲む前から想像を掻き立てられるドリンクも。

新たなドリンクの斬新なアイディアに刺激を受ける、貴重なひと時。カクテル・ノンアルコールカクテルそのどちらも一切妥協のない最高のおいしさを楽しめるところに【フロリレージュ】と変わらない、と嬉しくなる方も多いのでは。

    SODDENFROGノンアルコールカクテル

    こちらは「締めのお茶をイメージした」というノンアルコールドリンク。ドリンクにはカカオニブや生姜も使用し、青のりのメレンゲと抹茶の落雁を添えて

川手シェフ監修料理

そしてさらに驚くのは、こちらでは川手シェフが監修をされたお料理も一緒に楽しめるところ。それぞれドリンクが4種類付いた“おまかせ”のカクテルコース(14,500円)またはノンアルコールコース(13,500円)を予約すると、一皿ごとに季節やストーリーを感じる“詩歌集”のようなお料理が。

中には「外苑前の地に【フロリレージュ】があった頃に食べた、あのお料理に似ているかも……?」と記憶を辿りながら喜んでいる方も。そう思わせる秘密は、「味のアプローチは同じでも、味そのもののエッセンスは違う」だそうで、「全く新しい料理」が楽しめるのが人々が【SODDEN FROG】に来たくなる理由の1つにもなっているようです。

    SODDENFROGの料理

    「こんなに沢山の種類を楽しめるなんて!」と周りからも思わず驚きの声があがるお料理は、ひと品ひと品がとても繊細。口にする度に五感が研ぎ澄まされていくようで、気付けば記憶に残るものばかり

    SODDENFROG阿久津さん

    川手シェフのアイディアをもとに、【SODDEN FROG】でお料理をつくられている阿久津さん。おまかせコースのラストに、魚のすり身などを使用した締めの『玉』を持ってきてくださいました

目の前に並んだお料理の中には、パッと見ではまるでお鮨のようなクルトン・切り干し大根・ラタトゥイユなどを使用した一皿や、すき焼きをイメージしたというビーツのオシャレな香りが加わった和牛のカルパッチョなど、そっと“日本らしさ”を含ませたお料理も。何気なく耳を澄ますとこの日のBGMには80年代のシティポップが流れており、きっとあの頃を懐かしむ日本人はもちろん、海外からのお客様たちもさり気なく散りばめられた和のテイストを楽しまれていく予感がしてなりません。

五感で楽しむ体験価値を

一杯ごとに驚きのある創作ドリンクに触れながら、お料理、空間、サービス、全てを体感することで生まれるこの場所だけの体験価値。16:00~23:30の時間帯でオープンしており「いつでも来てください♪」の言葉通り、食事の前後、幅広いタイミングで訪れやすいのもポイントです。

現在はコースのみ予約を取っており、あとは直接伺うスタイルですが、カウンター席以外にもテーブル席やスタンディングスペースがあるため安心です。

    SODDENFROG

    ドリンク・お料理ともに、アラカルトでの注文ももちろん可能。「和気あいあいと」自由に楽しめる場所にしていきたい、と髙田さんんは話します

髙田さんが、大きな窓のカーテンを開けてくださいました。気づけば宵闇が街を染めはじめ、遠くでは車のライトとビルの明かりが煌めいています。

【フロリレージュ】ファンの方も、初めてこの場所へ訪れる方も。それぞれの目線で忘れられない瞬間が幾つも生まれるこの場所へ、ぜひ。

この記事を作った人

鈴アヤ(ヒトサラ編集部)

都内の新店や話題のお店を中心に、取材・ライティングをしているヒトサラ編集部メンバー。「オシャレランチ」「デート向き・夜景が見える」「ペアリング」の言葉に反応しがち。Instagramアカウント名は『あむグルメ』

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