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更新日:2017.06.09連載

<トンカティストマガジン>日本初!? とんかつ部位食べ比べコースに悶絶【とんかつ ひなた】

ヒトサラ編集部員が美味いとんかつを消費者目線でレポートする連載企画「トンカティスト・マガジン」がスタートします。記念すべき第一回目は、高田馬場に2017年颯爽と現れた【とんかつ ひなた】。トンカティストの琴線に触れる部位食べ比べコースに浸ってきました。

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とんかつ激戦区・高田馬場

 東京・高田馬場と言えば、今や全国的に有名となった【成蔵】【とん太】といった、昨今のとんかつ業界を語る際に避けては通れない程の知名度を誇る名店が、双璧のようにそびえ立つとんかつ激戦区です。上野・蒲田などと並ぶとんかつの聖地とも評される彼の地に一風変わったとんかつ屋がOPENしたとの情報を、筆者が所属する肉会のメンバーから得たのが今年2月のこと。なんでもコース仕立てでとんかつを楽しめるらしく興味は深まるばかり。「コース仕立て?」その時点で既に私の経験値にはない世界、広がる妄想を抑えきれず意気揚々と伺ってきました。

とんかつ界の新星【とんかつ ひなた】

 新生活に胸を膨らませた大学生の如く颯爽と高田馬場に降り立ったのは4月のとある土曜日。目的の【とんかつ ひなた】は早稲田大学方面に5分程歩いた路地にひっそりと佇んでおり、従来のとんかつ屋とは一線を画すシックな雰囲気。15時という時間帯のため先客は一人のみで、絶好の機会とばかりに店内を撮影させてもらった。

 15時というランチともディナーとも言えぬ時間に伺ったのには訳があり、目的のコースは15時以降の提供となっているため。ランチを抜き満を持して挑んだ噂のとんかつコースで、悶絶の体験をすることになる。

    店内はカウンターのみ、目の前でとんかつを揚げる様子も見ることができる様はシェフズテーブルのようだ

これが【とんかつ ひなた】の『食べ比べコース』

 まず最初にお伝えしておきたいこと。3,500円(税込)という金額が高いと思うか安いと思うかは人それぞれだと思うが、筆者は抜群にコストパフォーマンスが高いと感じた。

 ちなみに、従来のとんかつ定食を食べるつもりで行かない方がいい。カウンターのみの店内で、食べる順番、供されるタイミング、調味料、すべて計算され尽くされたとんかつ達が次々と運ばれてくる。その様は、あたかも高級フレンチのような雰囲気で気も引き締まる。

 一重にとんかつと言ってもみなさんが想像するのは『ロースカツ』や『ヒレカツ』がほとんどであると思うが、【とんかつ ひなた】では、とんかつの常識を覆す、初めて出会う部位に遭遇できるのだ。高鳴る胸の鼓動を一旦落ち着け、心して食べてほしい。

  • ヒレ、しきんぼ(外ももと内ももに挟まれたキメ細かい赤身の部位)

  • とんとろ(肩から首の部位で脂のってる希少部位)

  • リブロースとロース

  • らんぷ(ももからお尻の部位、脂肪が少なくキメ細やかな赤身)

 要予約のとんかつ食べ比べコース。カウンターに着くと最初にこれから供される部位の数々を新垣料理長が丁寧に説明してくれる。揚げる前の肉を見るとこんなにも部位によって違うのか、とまずは驚愕。そして豚肉の美しさに惚れ惚れする。
 
 こちらで扱う豚肉は宮城県産の薬膳豚。14種類のハーブ等をブレンドした薬膳漢方飼料を与えて大事に育てられており、東京ではほとんど出回らないとのこと。3年かかって宮城県の生産者さんを口説き落としたという逸品。

    フレンチ出身で数々のホテルで研鑚を積まれた新垣料理長

めくるめく部位食べ比べコースのスタート

①リブロース

    赤身がほんのり残った絶妙の揚げ具合の『リブロース』

②ロース

    とんかつの代名詞ともいえる適度にのった脂と赤身が美しい『ロース』

③ヒレ

    ヒレとは思えない程ジューシー。肉汁のプールにトリュフ塩をまぶして食べると感涙もの

④しきんぼ

    知り得る限りではとんかつで『しきんぼ』を出す店はここだけ。希少部位のため滅多に出回らないのだ

口直しのトマトのピクルス

    この箸休めのトマトのピクルスがかなりいい仕事をしてくれる

⑤とんとろ

    ホルモンではよく見る『とんとろ』。とんかつにすると甘みのある脂が溢れかえる

⑥らんぷ

    下味を何も付けずに揚げる『らんぷ』。美しいフォルムと肉々しい弾力が特長で豚肉本来の甘みが感じられる

⑦ソースカツ丼&チャーシュースープ

  • 〆のソースカツ丼は山葵をのせてサッパリ、チャーシュースープと御新香と共に
    ※+150円でチャーシュースープは豚汁に変更も可能

  • ご飯の奥底から顔を出すとんかつ、最後までとんかつ魂を感じさせる一杯

こだわりは豚だけじゃない、全国から選び抜いた厳選食材

  • とんかつには欠かせないキャベツは愛知県・渥美半島産。適度な水気で噛めば噛むほど甘みが滲み出る

  • ペルー産の『インカ天日塩』や高知県産の『天日塩』、オリジナルソースは甘みのあるトロトロ系とサラサラ系の2種

とんかつはやっぱりご馳走だ

 『しきんぼ』や『とんとろ』など、とんかつでは食べたことのない部位が次々と出てくる大満足の食べ比べコース。とんかつで3,500円(税込)を払う価値は大いにあると思うので是非足を運んで実際に食べて欲しい。

 筆者が訪れた際も女性二人組が同様のコースに舌鼓を打っていた。少量多皿で色々な味が楽しめるので女性にもオススメ。
 
 こちらのとんかつ部位食べ比べコースは15時以降の提供で2名以上の要予約なので要注意。心してめくるめくとんかつワールドを堪能して欲しい。

 そして思うこと、やっぱりとんかつはご馳走だ。庶民の味方であり高嶺の華、今後もとんかつの魅力をお伝えしていけたらと。それでは次回もとんかつ屋でお会いしましょう。

 
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この記事を作った人

トンカティスト寺見

B級グルメをこよなく愛し100%外食で過ごす生活を続ける。人生残り何回食事できるかをカウントダウンしながら生きています。大分県出身・37歳(独身)。

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