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更新日:2017.06.09旅グルメ

3年連続でアジアNo.1の称号の真の実力はいかに!【Gaggan】

2017年に発表された「アジアのベストレストラン50」において、3年連続となるNo,1の座を手にした【Gaggan】。名実とともにアジアのトップに輝くレストランが、真に評価される所以。それは料理だけでない、エンターテインメント性にありました。

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店に一歩入った瞬間から始まる、【Gaggan】流のエンターティナーショー

 実にエンターテイメント性に溢れた、ゲストを楽しませるレストラン。【Gaggan】を端的に表現するのならば、そんな言葉に尽きるのではないでしょうか。そのことはカウンターに座った瞬間から見て取れます。目の前に置かれたメニューリストにはその日の料理名がズラリ。といっても、英語ではなく、そこには簡単なイラスト数々が謎解きのように意味ありげに並んでいます。そんな遊び心あふれたメニューでまずはゲストの想像力を膨らませるのです。そして、コの字カウンターでは、ゲスト全員が着席し終えたところでコースが一斉にスタート。それがまた劇場の開演を告げるようで、ワクワクするのです。もちろん、主役はゲスト。ステージを演出するのは、そうスターシェフ、ガガン・アナンド氏です。

    細い路地の突き当たりに現れる白い建物が【Gaggan】。ガラス窓を大きくとったサンルームのような空間だ

日本へのリスペクトも感じられる、およそ25品の料理が息つく暇もなくゲストを驚かせる

 コースは品数にしておよそ25品。しかも、25品があの手この手でさまざまなアイディアが織り交ぜられ、テンポよく供されるのです。例えるなら息つく暇もないアクション映画とでもいいましょうか。しかし、その映画はコメディも織り交ぜられ、それでいて時代を捉える感度の高さもあるのですからすごいのです。
 【エルブジ】出身のシェフ、ガガン・アナンド氏の料理は分子ガストロノミーに基づいてつくられます。しかも、ほとんどの料理がひと口サイズのフィンガースタイルで供されるあたりも、【エルブジ】の影響は大きいのでしょう。ラッシーやチャツネ、ポークビンダルー、カティロールだったり、見た目では想像つかない料理がインドと結びついていく楽しさは、まさに【Gaggan】の真骨頂といるでしょう。そして、時に昆布出汁のメレンゲに大間マグロをのせて寿司を表現するなど、日本料理へのリスペクトも感じられるから、日本人にもとっつきやすいのです。
 料理が美味しいだけでない、そんな要素もある多分にあっての【Gaggan】。バンコクでインド料理も実に楽しいのです。

  • 昆布出汁をメレンゲにし、その上に大間のマグロ

  • 海老を使い深海をイメージ。炭化したスパイスパウダーをかけた

ガガン・アナンド氏

【エルブジ】で研鑽を積み、プログレッシブ・インディアンキュイジーヌでアジアの頂点に

コルカタ出身。若かりし頃は音楽に興味を持ち、その後料理人へ。バンコクのモダンインディアン【Red】をはじめ、スペイン【エルブジ】で研鑽を重ねる。2010年に【Gaggan】をオープン。2015年~2017年にかけては【アジアのベストレストラン50】で3年連続頂点に。2017年には【世界のベストレストラン】では7位にランクインした。

【Gaggan】

☎+66 2 652 1700
住所:68/1 Soi Langsuan, Ploenchit Road, Lumpini, Bangkok
営業:18:00~23:00
休日:無休

この記事を作った人

撮影/鈴木拓也 取材・文/吉田慎治

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