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デートで行きたいとんかつ【あげづき/神楽坂】| ヒトサラBグルマン部 #13

“B級グルメ美食家”たちが集い、愛するお店を熱く語る「ヒトサラ Bグルマン部」。今回のテーマは、「女性と行きたいお店 ~とんかつ編~」です。デートにぴったりの、大人のグルメタウン・神楽坂にある人気店【あげづき】をご紹介します!

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Bグルマン部 今回のテーマ
「女性と行きたいB級グルメ店 とんかつ編」

ダイエットのために「ご飯少なめでお願いします」とお店で言うと、私のフォルムがそうさせるのか、だいたい「え!?(あなたのその大食いそうな見た目で……?)」と二度聞きされます。そんな自分がキライじゃないです。
どうも、「ヒトサラ Bグルマン部」とんかつ担当のトンカティスト寺見です。

今回のテーマは「デートで行きたいとんかつ屋」。これは、編集担当からの挑戦状と受け取ったわたくし……。本気出します! トンカティストの名に懸けて。

失敗は成功の糧、若かりし日の失敗から学ぶ

    女性と「とんかつデート」をするなら、味だけでなく店の雰囲気やボリュームに配慮することも大切である

「おいしいお店見つけたんやけど、今度食べ行こうや!」

何気ない会話から成立した男女二人の夜ごはん、傍から見れば立派なデートじゃないか。それなのに私はミスを犯した、しかもコンボで。

一つ目は「大行列に並ぶ」こと。これはデートにあるまじき行為である。長年連れ添ったカップルならともかく、仕事終わりで疲れた大人の女性をエスコートするにはあまりにナンセンス。しかも真夏に。

二つ目は「脂感満載のハード系とんかつ」に連れて行ったこと。ハード系のとんかつが悪いのではない、むしろ正義だ。しかし、一般的に女性は脂モノを好まないという基本的なことを忘れていた。しかも真夏に。

おいしければ、雰囲気や場所、行列さえも関係ない。味が全てを解決してくれる。そう信じていた無邪気なワタシ。「TPOって何ですか?それって食べれるんですか?」など言っていたアホなワタシ。若気の至りとはいえ、あの夏の日の彼女の苦笑いを忘れてはいけない。猛省すべき愚行である。

過去の苦い経験から得た教訓をもとに、忘れてはいけないポイントを事前に整理しておこう(自戒の念も含む)。

大人になったトンカティストからの贈り物
「とんかつデート3つの心得」

このポイントをしっかりおさえているうえに間違いなく美味しいとんかつが食べられるのが、今回ご紹介するこちらのお店だ。

大人のデートにもぴったりのとんかつ屋
【あげづき/神楽坂】

    急勾配の坂の左右から入り組んだ路地には人目につきにくい名店がひしめき合う、情緒あふれる大人のグルメタウン神楽坂

今回選んだお店は神楽坂にある【あげづき】。都営線・牛込神楽坂駅か、東京メトロ線・神楽坂駅からお店に向かうことを推奨したい。

JR飯田橋駅が距離的には最寄なのだが、急坂を登る必要がある。ここは神楽坂上からお店に向かおう。坂を下りながら街並みを散策していれば、距離は気にならないはずだ。『全力坂』は個人的に大好きだが、ヒールの女性に登り坂は似合わない。ここはスマートにエスコートしよう。

    入口の横にある木札の言葉にお店の想いが感じられる。入店前からもてなされている気分だ

お店についたら地下の入り口から外まで続く行列を目にすることだろう。だが安心して欲しい。こちらの【あげづき】はとんかつ屋としては大変珍しく予約可能なお店なのである。(筆者の中では予約できるとんかつ屋として、都内でここに勝るお店はない。)
行列の脇をスマートにすり抜け、お店に入ろう。

いよいよ本編! デートに欠かせない
“二人の空間”をとんかつ屋で実現

    落ち着いた木のぬくもりが感じられるテーブル席。予約すれば2人きりで利用することも可能だ

【あげづき】には4人掛けのテーブル席もいくつかあるのだが、予約をすればそのテーブルを2人でゆっくり利用することができるのも大事なポイントだ。人気店、特にとんかつ屋さんのような業態だと、相席なんて当たり前なのだが、デートで相席は厳禁だ。そうした点でも安心してデートに連れていけるお店と言えるだろう。

ひとつ弁明しておくと、個人的に相席は嫌いではない。むしろ、一人の時は話し相手ができてうれしかったりする。見ず知らずの人ととんかつ談義をしながら頬張るひと時。そんな御膳もまた粋なものである。
ただ、今回はあくまでデートというシチュエーションだからということをご理解いただきたい。

一皿目で女性の心を鷲掴み
『地鶏ささ身フライ』

    軽やかな食感が忘れられない『地鶏ささ身フライ』380円/1ヶ(税別)

お酒好きな女性ならまずはビールと『地鶏ささ身フライ』をオーダーすれば間違いない。軽やかで驚くほどジューシーなフライは大袈裟ではなく、とろけるように口から無くなるのだ。この一種のサプライズが、「揚げ物=脂っこい」というイメージを払拭し、十分なインパクトを残してくれるだろう。

  • オーソドックスだが、飽きのこないマヨネーズがしっかり効いている。池上の名店【燕楽】をはじめ『ポテトサラダ』が美味しいとんかつ屋にハズレなし

  • 酒呑みの店主が選ぶ日本酒は常時10種ほどがラインナップ。とんかつに燗を合わせて一杯。粋な飲み方である

同時に注文したポテトサラダや、季節によって変わる一品料理をつまみながらゆっくりと日本酒を傾ける頃には、ここが大行列の人気とんかつ屋から2人のデート空間に変わっているはずである。

ブランド豚「南の島豚」のヒレとロースを仲良くシェア

    【あげづき】のとんかつは豚の種別によっていくつかのランクに分けられている。ここは迷わず最上級の「南の島豚」をチョイスすべし

いよいよ真打ちのとんかつがここで登場。【あげづき】のとんかつは、じっくり低温で火を通している。糖度が低めに設定された衣は薄い黄金色に輝き、唇だけでも噛み切れるほどのやわらかさは、肉の甘味をダイレクトに感じさせてくれる。糖質制限中の女性にもおすすめだ。

注文すべきは、筆者も都内ではほとんど見たことのない宮崎県産のブランド豚である「南の島豚」の『特ロースかつ』と『特ヒレかつ』の2点だ。

    ロゼ色に輝く、宮崎県産の希少なブランド豚である南の島豚の『特ロースかつ』 2,400円(税別)。

キラキラのピンクのロゼ色に輝く断面が、この上なく神々しい『特ロースかつ』。脂身には旨味が凝縮されており、筆者が「飲める脂」として認定している数少ないロースかつでもある。

    ジューシー+あっさり=じゅっさり。南の島豚の『特ヒレかつ』2,950円(税別)

『特ヒレかつ』は赤身のしっかりした肉質。そして、その見た目から想像できない程の肉汁を宿している。おもわず仰け反ってしまうほどの肉汁爆弾である。

この2つのとんかつを、是非2人でシェアして欲しい。ヒレかつのしっかりした赤身を、ロースかつの上品な脂が包み込む。お一人様では決して実現することのない至高のコラボレーションが、2人でシェアするからこそ味わえるのだ。

本日はノーライスでフィニッシュです

    定食セットはすべてのメニューにプラス360円(税別)で注文可能。白米・みそ汁にこちらの漬物盛りがついてくる(ご飯お代わりも可)

ここまでの展開で、あれライスは? と思ったBグルマンの諸君。再三わたしは「ライスなくしてとんかつの隆盛なし」と、叫んできた。もちろんお腹に余裕があるのであれば定食セットを頼むべきだが、ゆっくりとんかつを食べて、お酒を飲みながら語らう日があってもいいじゃないか。いつものライスへの情熱を今日ばかりは女性に向けたらいいじゃないか。だってデートなんだもの。


最後に、やっぱりとんかつはご馳走だ。今後も、庶民の味方であり高嶺の華でもある「とんかつ」の魅力をお伝えしていけたらと思う。

それでは次回もとんかつ屋でお会いしましょう!

【あげづき】

  • 電話:03-6265-0029
    住所:東京都新宿区神楽坂3-2 山ノ内ビルB1F
    アクセス:東京メトロ有楽町線・南北線「飯田橋駅」B3出口から徒歩5分
    都営地下鉄大江戸線「牛込神楽坂駅」から徒歩5分

  • 営業時間:
    【月・水~日・祝】ランチ 11:30~15:00 (L.O.14:30)
    【日・祝】ディナー 17:30~21:00 (L.O.20:30)
    【月・水~金】ディナー 18:00~22:30 (L.O.22:00)
    【土】ディナー 17:30~22:30 (L.O.22:00)
    定休日:日曜・祝日

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この記事を作った人

トンカティスト寺見

「ヒトサラ Bグルマン部」とんかつ担当(トンカティスト)。B級グルメをこよなく愛し100%外食で過ごす生活を続け、人生残り何回食事できるかをカウントダウンしながら生きています。大分県出身・37歳(独身)

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