葛冷麺で有名なハワイの人気店が東京にオープン!【焼肉 冷麺 ユッチャン。】/六本木| ヒトサラBグルマン部 #17
“B級グルメ美食家”たちが集い、愛するお店を熱く語る「ヒトサラ Bグルマン部」。今回のテーマは「焼肉」です。冷麺で有名なハワイの人気店が、冷麺に加え極上の「焼肉」が食べられるお店・六本木【焼肉 冷麺 ユッチャン。】としてオープン。この焼肉通の間でも話題の新店を、焼肉関連の書籍やTV出演も多数の小池克臣さんがご紹介します!
Bグルマン部 今回のテーマ
「今行くべき“焼肉”の新店舗!」
上質な牛肉の脂は肌つやを良くし、赤身に豊富に含まれるタンパク質は強い身体を作ってくれる。
年に200回以上焼肉を食べ歩いていますが、毎年恒例の花粉症に苦しめられ、鼻が詰まらないようにするのが精一杯の日々。どんなに上質な牛肉を食べても、花粉症には全く効果がないことを身に染みて感じている小池です。それでも食べ続けますが!
……ということで(?)今回は、日本に上陸したばかりのハワイの人気店を紹介したいと思います。
【ユッチャン】ハワイで人気No.1の「冷麺」が食べられる「焼肉店」が東京にオープン
ハワイを訪れる芸能人やハワイ通など、多くのファンの心を掴んで離さない『葛冷麺』
常夏の楽園・ハワイで人気の韓国料理店【Yu Chun Korean Restaurant(ユッチャン)】。多くの芸能人やハワイ好きをファンに持つここの人気メニューと言えば『葛冷麺』。シャーベット状になったスープはコクがありながらもさっぱりとしていて、ハワイのこってりとした食べ物に疲れた時には身体が自然と欲してしまうのです。
一年中暖かな気候のハワイで食べる『葛冷麺』にハマる人は多く、一度のハワイ旅行で何度も通うユッチャンマニアも存在し、そのおいしさはファンの心を掴んで離しません。
六本木にオープンした【焼肉 冷麺 ユッチャン。】では、ハワイの本店にはないメニューの「焼肉」が楽しめます
2019年1月、多くのハワイ好きが待ち望んだ【Yu Chun】の支店が、東京の繁華街である六本木に【焼肉 冷麺 ユッチャン。】としてオープンしました。そこには真っ青な海も暖かく心地よい澄んだ風もありませんが、あの【Yu Chun】の『葛冷麺』や人気の『L.A.カルビ』の味が、間違いなくそのままに楽しめます。
おまけに、ハワイの本店にはなかったメニューの「焼肉」も食べることができ、これがまた極上なのです。
〆の『葛冷麺』まで最高のエスコートをしてくれる、シンプルかつ極上の“焼肉”
誰もが大好きな『タン塩』1,600円(税抜)は、脂の乗った根本の部分を贅沢に使っている
【Yu Chun】の看板メニュー『葛冷麺』をおいしく味わってもらうためにこだわったのが、日本の【ユッチャン】でしか食べられないオリジナルメニューの「焼肉」。ザブトンやミスジといった希少部位を押し出す焼肉でもなく、肉割烹的な創作肉料理を披露する焼肉でもない。
メニューは──
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タン塩
上カルビ
上ロース
本日の赤身
ヒレ(シャトーブリアン)
上ハラミ
といった内容で、潔さすら感じさせるシンプルなラインナップ。シンプルが故に、1つ1つのメニューのクオリティは非常に高いです。
焼肉のスターターとして頼む『タン塩』は、タンの中でも柔らかで脂の乗った根元の部分のみを使っています。上手に焼き上がれば、サクッとした心地良い食感が前歯に伝わり、濃厚な旨味が口の中に広がります。
キメ細やかなサシが入った『上カルビ』1,800円(税抜)。あっさりとした極上の脂質で、霜降りが苦手という赤身ラバーにも自信を持っておすすめしたい
個人的にどんな小食な方にもオーダーしてもらいたいのが『上カルビ』。肩ロースの一部で、細かなサシが入ったザブトンと呼ばれる部位を食べることができます。この極上のザブトンは、見た目の霜降りから想像もできない程あっさりとしていて、上品な甘みが舌の上を転がっていきます。
あまりのおいしさにおかわりを繰り返す人が多いので、複数人で分けずに一人につき一人前を頼むことをおすすめします。このクオリティで一人前1,000円台というのが信じられません。4人でオーダーすれば、インスタ映えも間違いないド迫力な盛りで、思わずシャッター音が鳴り続くことになるでしょう。
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『上ロース』2,200円(税抜)はロースの王様と呼ぶのに相応しいサーロインの薄切り。口の中で溶けてしまうほど繊細でありながら、赤身の部分からはしっかりとした旨味が放たれます
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日によって部位が違う『本日の赤身』1,800円(税抜)は、いつオーダーしてもお店側の油断がありません。夜中にふらっと寄った際は、味わい深い『シンシン』を食べることができました
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【ユッチャン】の焼肉がなぜおいしいのか。その理由はまず仕入れる正肉にあります。正肉は東京食肉市場の老舗の仲卸と話し合いを重ねて仕入れていて、〆の『葛冷麺』に辿り着くまでを最高の状態でむかえられるような牛肉を揃えています。
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ど真ん中の『シャトーブリアン』数量限定100g/7,800円(税抜)は、ステーキのように分厚い。その横に位置する『ヒレ』も感動的で、焼肉らしい適度な厚さのタレ味に、舌や唇だけでも噛み切れるほどの繊細さです
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『上ハラミ』1,600円(税抜)は肉々しさが満載で、肉繊維を噛み切れば肉汁が溢れ出てきます。この肉汁とタレが混じることで旨味が複雑に、そしてより強烈に伝わるのです
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具体的にどんな肉を仕入れているかというと、黒毛和牛の中でもよりじっくりと長く肥育された雌牛のみ。これが見た目の霜降りからは想像できないほど上品な甘みを感じさせてくれるのです。
そして、牛肉の甘みをよりさっぱりと感じさせてくれる、酸味のあるタレ。試行錯誤の末に辿り着いた現在のバランスが、『葛冷麺』を最高の状態で食べる準備を整えてくれます。
ファンを魅了する【ユッチャン】の『葛冷麺』
一度食べるとハマってしまう【ユッチャン】の『葛冷麺』1,200円(税抜)。極上の焼肉の〆にピッタリです
麺が黒い【ユッチャン】の『葛冷麺』は、葛粉と蕎麦粉をブレンドしていて、細麺なのにモチモチした食感があるのが特徴。スープは牛骨とテールから出汁を取り、シャーベット状にしたスープがアクセントになっています。
ハワイでも人気の『骨付きL.A.カルビ』2,000円(税抜)。本場と同じように、これにかぶりつきながら葛冷麺を楽しみたい
『葛冷麺』を食べる時にオススメしたいのが、『L.A.カルビ』と一緒に食べること。ハワイでも人気な、下味と脂の強い『L.A.カルビ』ですが、これを手掴みでかぶりつき、冷麺で流し込みながら食べると、冷麺のさっぱりとしたおいしさがより一層際立ちます。
ピリッとした辛味がクセになる『葛ビビン麺』1,200円(税抜)。シャーベット状のスープを足しながら、味の変化も楽しめます
同じく人気なのが『葛ビビン麺』。コチュジャンのピリ辛が効いた冷麺ですが、お好みでこの『葛ビビン麺』にシャーベット状のスープをかけながら食べることもできます。
最後に──
オープン前には何度もハワイの【Yu Chun】を訪れ、葛冷麺を含めた味の確認を丹念に行った店長の降矢さん
ハワイの【Yu Chun】にはない焼肉でここまでのクオリティを実現するために、店長は都内の有名焼肉店【焼肉しみず】にお願いをして修行させてもらい、休日はひたすら食べ歩くことを続けたとのこと。寝る間を惜しんで研究した数ヶ月間が今の【ユッチャン】を作り上げていますが、これからの研究でさらにお店は良くなるでしょう。
ハワイの味をしっかりと伝えながら、東京のお客さんにあわせて進化を続ける【ユッチャン】をぜひ味わってみてください。
「ヒトサラ Bグルマン部」バックナンバー
小池 克臣
横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がず肉を焼く日々。焼肉やステーキを中心に、最高の牛肉を求めて年間200軒以上を焼き歩く。さらには食べるだけでは飽き足らず、生産牧場や食肉市場にも足を運ぶ肉の求道者。
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