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更新日:2019.06.02食トレンド 旅グルメ

三ノ宮【THE BAKE】|人気ビストロ「LE BOOZY」が手掛ける“飲めるパン屋”

三宮の人気ビストロ「LE BOOZY(ルブージー)」の新店としてオープンした【THE BAKE(ザ ベイク)】は、なんとパン屋さん。本店で人気のパンや、自家製シャルキュトリーを生かした一品など、ビストロならではの品揃えが魅力です。先々は、ワインも楽しめるスタンドを併設予定と、新たな試みに注目の一軒です。

THE BAKEのパン

開店のきっかけは、ビストロで評判のカンパーニュ

神戸の名門「神戸北野ホテル」などで修業を経て、2016年夏にビストロ【LE BOOZY】をオープンした、店主の小林元気さん。現地さながらの正統派ビストロ料理や、豪快なポーションと迫力のボリュームで瞬く間に支持を得た人気店なだけに、新展開のブーランジェリーは注目の存在として話題を集めています。

    『パン・ド・カンパーニュ』1,200円(税別)は、軽やかな食感と深みのある味わいが印象的

    『パン・ド・カンパーニュ』1,200円(税別)は、軽やかな食感と深みのある味わいが印象的

「ビストロで好評なパンをもっと多くの方に楽しんでほしくて」という小林さん。クラシックとモダンが調和した店内に並ぶパンの中でも、ビストロの料理に合わせてアレンジを重ねた自信作の『パン・ド・カンパーニュ』は、この店の原点ともいえる看板メニュー。

    写真左『バゲット・トラディショナル』270円(税別)、写真右『バゲット・ヤマ』420円(税別)

    写真左『バゲット・トラディショナル』270円(税別)、写真右『バゲット・ヤマ』420円(税別)

さらに、食事との相性を考えた『バゲット・トラディショナル』、フランス産小麦を使ってパン自体の旨味を追究した『バゲット・ヤマ』といった食事系のパンを中心に、家庭でのパンの楽しみ方、料理の合わせ方も提案しています。

ビストロならではの、ワインが進むパンも充実

    ソーセージの塩味とほの甘い生地の取合せが後を引く、『ブリオッシュソーセージ』1カット450円(税別)

    ソーセージの塩味とほの甘い生地の取合せが後を引く、『ブリオッシュソーセージ』1カット450円(税別)

ビストロでも人気の自家製シャルキュトリーを生かした一品も、この店ならではの楽しみ。リヨンの郷土料理でもある『ブリオッシュ・ソーセージ』は、その代表格。極太のソーセージを丸ごと1本、生地で包んだ重量感が目を引きます。

さらに、ふかふかのフォカッチャにパストラミやニース風ツナサラダをたっぷりと挟んだサンドイッチも、本店譲りのたっぷりのボリュームが評判です。

    『サンドイッチ・パストラミ』、『ニソワーズ』各600円(税別)。具材がぎっしり詰まったボリュームは圧巻

    『サンドイッチ・パストラミ』、『ニソワーズ』各600円(税別)。具材がぎっしり詰まったボリュームは圧巻

「【THE BAKE】で使うハムやソーセージ、フィリングは、本店のビストロで作っています」と小林さん。本格派ビストロ発のブーランジェリーだからこそできる手間暇かけた一品は、食事としてはもちろん、ワインのお供にもぴったりです。肉の旨味がギュッと詰まったミートパイやゴルゴンゾーラのライ麦パンなど、続々登場するワインが進む新作パンも注目です。

目指すはワインスタンド併設の“飲めるパン屋”

    オープンエアにもなる店は、スタンドの併設でより賑わいを増しそう

    オープンエアにもなる店は、スタンドの併設でより賑わいを増しそう

開店以来、パンの顔ぶれも徐々に充実し、さらには今年の秋頃に「ハムやチーズ、ワインも一緒に楽しめるスタンドを併設する予定です」と、構想を語る小林さん。現在は夕方までの営業ですが、スタンドの設置に合わせて夜の営業もスタートするそう。好みのパンをアテに軽く一杯飲むもよし、隣にあるビストロへ向かう前のウェイティングバーとして使うもよしと、楽しみ方が広がります。

シェフのユニークな発想から生まれる、“飲めるパン屋”へのバージョンアップに期待が膨らみます。

アクセス:JR神戸線「三ノ宮」駅、阪急神戸線「神戸三宮」駅から徒歩8分
営業時間:11:00~18:00頃(売切れ次第終了)
定休日:水曜

この記事を作った人

文 田中慶一

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