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更新日:2021.07.15食トレンド

「9割焼き」で焼肉はさらにおいしくなる。浅草【冨味屋】|シェフがオススメするお店に行ってみよう

こんにちは。毎週木曜〈シェフがオススメするお店に行ってみよう〉をお届けしている、編集部の郡司です!
今日は、ぼくがかつて取材をしたことがきっかけで、東京で一番好きになった焼肉店をご紹介します! そして、かつての取材で学んだ焼肉における「9割焼き」を勝手に伝授します……!

浅草【冨味屋】 サーロインを生卵につけて

さて、今回も「シェフがオススメするお店」サイトからピックアップした、お店と料理をご紹介!

ご紹介するのは、焼肉です。西浅草にある【冨味屋】。なにを隠そう、肉フレンチの巨匠とも呼ばれる【マルディ・グラ】のオーナーシェフ・和知徹さんがプライベートで通うお店なのです……! 肉の味にこだわりを貫くシェフが認める焼肉とは。


じつは以前、別の企画で和知シェフと一緒に取材で冨味屋におうかがいし、どんなところに魅力があるのかをお聞きしたことがあります。

この取材は、もう3〜4年ほど前のことですが、この取材で冨味屋に訪れて以来、肉の旨みが濃ゆくて、サシが軽やかなこのお店の焼肉のファンになり、「東京で一番好きな焼肉店」だと思って、通っています。

今回もまた、肉の旨みが濃ゆい【冨味屋】の焼肉が食べたくなり、久しぶりにおうかがいしてきました!

    東京最古のテーマパーク「花やしき」近く、焼肉店ばかりが並ぶほっそい路地にあります

    東京最古のテーマパーク「花やしき」近く、焼肉店ばかりが並ぶほっそい路地にあります

知らないと入りづらいかもしれませんが、何事もはじめの一歩は勇気がいるものです。入ってしまえば、幸せな焼肉タイムが待っていますから安心してください。

    勇気を出して入ったごほうび①、『ハツ刺し』600円。特製の醤油とからしを付けていただく

    勇気を出して入ったごほうび①、『ハツ刺し』600円。特製の醤油とからしを付けていただく

    勇気を出して入ったごほうび②、『タン』1600円。ぷりっとした弾力がありながら、ファーストバイトでちゃんと貫通しきるやわらかさ。驚柔の殿堂

    勇気を出して入ったごほうび②、『タン』1600円。ぷりっとした弾力がありながら、ファーストバイトでちゃんと貫通しきるやわらかさ。驚柔の殿堂

かならず注文する
『上ハラミ』と『焼しゃぶ』

    『上ハラミ』1800円(税抜)

    『上ハラミ』1800円(税抜)

このお店でハラミを食べて以来、ハラミそのものが大好物になってしまったほどなのですが、久しぶりに食べてみると、やっぱりおいしい……!

柔らかくさっくり歯が通って、噛めば噛むほど肉の旨み、いやもはや甘みが広がっていきます。

もう一つの『焼きしゃぶ』。

冨味屋のお肉は、ロースといえども適度にサシが入っていて最高なわけですが、完全な赤身が食べられるのはこの『焼きしゃぶ』なんです。

    『焼きしゃぶ』1000円(税抜)

    『焼きしゃぶ』1000円(税抜)

もう見た目からしておいしそうですが、『焼きしゃぶ』と書いてあるとおり、ロースターに乗せるのはほんの一瞬でOK! ささっと焼いたら、急いで食べて……

ごはんを口に押し込む!

    んむはっ、幸せ

    んむはっ、幸せ

和知シェフから教わった
焼肉の極意。「9割焼き」

先ほども紹介した和知シェフと一緒に訪れたときの記事では、和知シェフにオススメの焼肉の焼き方をお聞きしました。

その極意が「9割焼き」。

片面を7割、反対2割、もしくは8割、反対1割。全体としては9割の火を入れたら上げるのがベスト。和知シェフいわく、この焼き方だと「肉の中に汁がまわり、絶頂の時に口に入れて味わえる」んだそうです……!

これ、教わって以来、焼肉を焼くときには必ず心のなかで「7割、2割」と唱えて焼いているんですが、ほんっっっとうに間違いがないです! ほどよく中はレアに、だけど中心の温度はしっかりと温かくて、ジューシーさと香り、旨みが一番に感じられる焼き方だと思っています。

これを読んだみなさんは、ぜひ次の焼肉で「7割、2割」を合言葉にしてみてください。


その後もいくつかお肉を頼んで……

こうして焼いて(7割……2割……)

こんな感じで……

こう!!

おいしかった……! ごちそうさまでした。

冨味屋さんにきていつも思うのが、その味と値段のバランスへの満足感。もちろん、食べる量や飲む量でばらつきはありますが、これだけのクオリティの焼肉が食べられてこのお値段とは……! と毎度、会計のたびに驚いています。

遠くに住んでいても、わざわざ行く価値のある焼肉店。次は、いつ行こうかなぁ。

この記事を作った人

ヒトサラ編集部・郡司

旅行ガイドブックの編集者だったが、外食・居酒屋好きが昂じてヒトサラへ。居酒屋文化とシューマイ、痺れる麻婆豆腐が大好き。

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