〈行ってみた〉フランスへの旅心を誘われ、辿りついたのは【サラマンジェ】銀座
ヒトサラ編集部が、気になるお店に実際に行ってみるこちらの企画。今回うかがったのは、東京・銀座にあるフランス料理店【サラマンジェ】。フランスはリヨン地方の本格的な料理を楽しめるお店で『リヨン料理コース』をいただいてきました。
こんにちは。8月から月曜担当となりました宿坊です。海外旅行が遠のいてしまって久しいですが、やはり恋しい。馴染みのない街の雑踏や、耳慣れない言語、聞いたこともない料理を現地の空気のなか味わう。そんな非日常を感じられるお店を見つけてしまいました。さあ、フランス料理を食べに行こう。
この記事を書いた編集部員夏生まれ、夏育ち。セミの声を聞きながら食べるアイスって本当においしいなと思う今日この頃。夏のアイスはとくに氷菓がすき。
東京は銀座。強い日差しとアスファルトが放射する熱で上からも下からも暑いですが、地下への階段を一段一段下りていくと、少しずつそれが遠いものになっていく感覚は、それこそ旅に近いのかもしれません。【サラマンジェ】は駅から少し歩いたビルの地下1階にあります。
フランスの雰囲気を感じるのに必要なクラシカルな内装が好みです
フランスへ行きたい。この情勢になる前に「2020年はフランスへ行くぞ!」と豪語していましたが、実現するのは少し先になりそうです。そんななかで旅の心地を感じられるレストランを求めて、フレンチというよりは"フランス料理店"を探していました。そして見つけた【サラマンジェ】さんは、フランスのリヨン地方の郷土料理を楽しめるお店です。
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額に入ったアート、白いテーブルクロス、赤と白のクラシカルな床、背もたれの高い椅子、カトラリーがぶつかる音が響く静かな店内。そこはフランスよりフランスを感じられる空間でした。
ピスタチオ入りのリヨン風ソーセージ『ソシソン・リヨネ』
今回は『リヨン料理コース』3,700円をお願いしました。一品目のこちらは、ぷりぷりっとした食感がたまらない、お肉の甘みがギュッとつまったソーセージです。とろっとしたたまねぎとスープの酸味がよく合い、マスタードで香りのアクセントをつけていただきます。一緒にいただいた硬めのパンとの相性も抜群。
フランス産の鶏をワインヴィネガーで煮込んだ『プレ オ ヴィネグル』
メインは鶏肉をチョイス。しっとり、もちっと、ギュッとした食感の鶏肉を、酸味がありながらもこっくりとした旨みを感じるマッシュルームが入ったソースでいただきます。こういった料理はどうしても家では再現できないもので、リヨンで研鑽を積んだシェフのレストランだからこそ、こうしていただくことができます。
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アーモンドミルクのババロア『ブランマンジェ』
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お水のボトルやグラスにさえときめく
プランマンジェはとってもなめらかで、ぷるんとした食感が幸せ。アーモンドの香りと一緒にいただいたカモミールティーの香りで、パリジェンヌになったような上品な気持ちにさせられます。
日本でない国の料理を食べられるレストランはたくさんありますが、ディティールまでこだわった内観や、現地で経験を積んだシェフだけがつくれる料理に出合うと、こんなにも心が満たされることを知りました。そんなお店に出合えたこの夏、日本でもできる「いい旅の思い出」がつくれそうです。
ヒトサラ編集部・宿坊 アカリ
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