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2016.07.05食トレンド

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2016年夏のビール市場を読み解く“3つのキーワード”とは?

盛り上がりを見せつつあるビール市場。ヒトサラ編集部が予想する、ビール市場を読み解くための“3つのキーワード”をご紹介します。

2016年夏のビール市場を読み解く“3つのキーワード”

①IPAの次はこれ。酸味を効かせた「サワーエール」のブーム到来

 「ビールをしっかり味わおう」というトレンドにあるなか、ホップの風味が強くしっかりと苦味のあるIPA(インディア・ペールエール)が人気を博していますが、次来るアイテムとして期待されているのが「サワーエール」。文字通りすっぱいビールのこと。ワインや日本酒は酸味のあるものに注目が集まっていますが、ビールにもこれが波及。アメリカを中心に一部の銘柄はすでに入手困難になるなど海外で大変な盛り上がりをみせています。 
 福岡市に拠点を構えるクラフトビール専門店【クラフトビア クリーク】は、早くからサワーエールに注目しているお店のひとつ。おすすめの“マリアージュ”は「フルーツの香りがするものにはマリネを、白ワインのような味わいのものにはチーズ」(担当:アベさん)だそう。

②香り豊かな「木樽熟成(バレルエイジ)」でビールビギナーをも取りこむ

 大量貯蔵や長期間の鮮度確保ができることなどを背景に、ビール造りの主流は木樽からスチールタンクへと変遷したわけですが、近年、原点回帰しているブルワーが少しずつ増えているようです。主にバーボンや赤ワインなどが作られた木樽を再利用するため、そこで熟成されたビールはバニラともチョコレートとも例えられる独特の香ばしさを纏い、さらに味にも濃厚さが生まれるのだとか。その独特の味わいは多くのビールマニアを虜にしており、国内でも熊澤酒造やヤッホーブルーイングなどが販売したものが早々に完売するほどです。
 「一度飲めばビールを再評価するはず」というほどの味わいと、製造工程のため大量生産できないがゆえの希少性は飲食店の“キラーアイテム”となる資質十分。今年の夏は“バレルエイジはじめました”の暖簾を掲げてみてはいかがでしょうか。

③出来立てが1番美味しい。舞台演出も兼ね備えたブルーパブ

 ガラス越しに見えるのは醸造機器。飲食店内に醸造施設を設けて、出来立てのビールを提供するブルーパブスタイルのお店が最近、増えています。
 東京・代官山にある【スプリングバレーブルワリー東京】もその一つ。同店を展開するキリン株式会社のCSV本部 コーポレートコミュニケーション部の山田朗子さんにお話を伺ったところ「一般的なビアレストランに比べると、若年層(20~30代)や女性のお客様が多いですが、朝は近郊にお住まいの方、昼間は女性グループ。夜は、カップルや外国の方やビジネス利用、おひとりでの利用など様々です」とその手ごたえを教えてくれました。出来立てに勝る美味しさはありません。加えて、醸造施設そのものも見た目にキャッチーです。

この記事を作った人

文=ヒトサラ編集部