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更新日:2023.03.27食トレンド

蕎麦の既成概念を超え「新しい蕎麦」を生み出す【麻布山 蕎庵 三たて(みたて)】|東京・麻布

麻布十番の商店街を抜けた場所に佇む【麻布山 蕎麦 三たて(みたて)】。挽きたて・打ちたて・茹でたて、「三たて(さんたて)」と呼ばれる蕎麦の三原則に、日本料理の名店【京味】で修業した生粋の蕎麦好きである店主の三浦幸喜さんがみずからの頭文字を重ねたお店です。

三たての料理

「挽きたて、打ちたて、茹でたて」を体現

2022年に、有名寿司店御用達のマグロ仲卸として知られる【やま幸】が、東京・麻布にオープンした、【麻布山 蕎麦 三たて(みたて)】。店名通り、うまい蕎麦の三原則である「挽きたて、打ちたて、茹でたて」を体現した一軒です。店内は、どっしりとした欅のカウンターに、御影石の壁を配した落ち着いた雰囲気で、L字のカウンターのほかテーブルが1卓あります。

    三たての店内

    クラシカルな趣が漂う店内

店主の三浦さんは、日本料理の名店【京味】をはじめ、【銀座おのでら】では天ぷらを、神田の【神田尾張屋本店】や中目黒の【驀仙坊】といった蕎麦の名店でも研鑽を積んだ方。そば粉は、三浦さんの故郷である富山や、福井の在来種を使用しており、お客様が来店してから目の前で打ちあげます。細くコシのある、在来種を使った豊かな香りが醍醐味です。

    三たての蕎麦

    香り豊かな正統派の蕎麦

加えて、経営はマグロ卸「やま幸」とあって、蕎麦とマグロを組み合わせたユニークなメニューもここならでは。マグロと合わせたガレット、刺身風に仕立てた『蕎麦刺し』など、クリエイティブなメニューが揃います。

正統派の蕎麦と、蕎麦×マグロの新しい出合いを堪能

それでは同店で食べたいメニュー3品をピックアップしてご紹介しましょう。

『蕎麦前』

「三たて」を実現するための、お通しのような存在。蕎麦屋にある定番、蕎麦味噌と、季節に合わせた食材を使ったおつまみを7種ほど楽しめます。

    三たての蕎麦前

    『蕎麦前』を食べている間に蕎麦を打ちあげ、茹でて提供

『蕎麦粉のガレット』

福井県産の在来種の蕎麦粉を100%使って焼きあげたガレットは、周りはカリカリに、中はもっちりと仕上がっています。「やま幸」の極上マグロのすき身とキャビア、少々のわさびをのせて、包んでいただきます。

    三たての蕎麦粉のガレット

    蕎麦とマグロの組み合わせは同店ならでは

『香箱ガニの蕎麦』

富山で獲れた香箱ガニの身を丁寧に殻から外し、外子と内子とを混ぜ合わせてあんかけに。具と合わせるので、福井県産在来種の挽きぐるみの蕎麦粉を使い、しっかりとした食感と香りを楽しめるようになっています。

    三たての香箱ガニの蕎麦

    三浦さんの出身地・富山の名物もメニューの随所に

ラグジュアリーなシャンパンとのペアリングも醍醐味

アルコールは、日本酒、ワイン共に豊富に揃っていますが、特筆すべきは、シャンパンの品揃えです。蕎麦と合わせたり、だし巻き卵やそ蕎麦がきなど蕎麦屋定番のつまみをはじめ、富山産の鮑で作る蒸し鮑などと一緒に楽しめます。

    三たてのお酒

    蕎麦とシャンパンの相性の良さを実感できる

早い時間はコース仕立てで、遅い時間帯は飲んだ後の締めとして使ったり、土曜はアラカルトで楽しんだり、使い勝手のよさも魅力です。

料理人プロフィール: 三浦 幸喜(ミウラコウキ)さん

    三たての料理人

    1984年、富山県生まれ。魚津で割烹【ねんじり亭】を営む父の姿を見て、自然に料理の道へ。いつか蕎麦屋をオープンしたいと、高校を卒業後【京味】で7年間日本料理を学ぶ。神田の【神田尾張屋本店】と中目黒の【驀仙坊】の2店の蕎麦屋で3年ずつ修業、蕎麦に欠かせない天ぷらを学ぶために【銀座おのでら】へ。2022年7月、やま幸グループの店として、シャンパンとのマリアージュで蕎麦の可能性を追求する【三たて】をオープン。

※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。

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ヒトサラ編集部

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