更新日:2020.11.08連載
FC東京 森重真人の行きつけのお店|トップアスリートの一皿
FC東京の守備の要として、そして現役メンバーのなかで最もクラブ在籍年数が長い重鎮として。森重真人選手は今シーズンも力を振り絞る。そのパワーの源となる、東京グルメをご紹介。トップアスリートが教える行きつけの店の絶品メニュー、ぜひ一度お試しあれ!
ホームタウンの旨い店厳選3軒!
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アウェイ遠征前の腹ごしらえ!選手御用達のうどん店
プライベートで利用、本当は教えたくない肉の名店
森重真人流、これぞアスリート飯!!
1.【手打ちうどん よしふじ】小平
住宅街の敷地に位置するため看板を見過ごさないよう注意が必要
西武新宿線小平駅から歩いて15分ほど。近隣住民から愛されるだけでなく、全国のうどん通からも知られる有名店だ。ひとたび扉を開けば店内は常に満席状態。地元郷土料理の武蔵野うどんとは異なり麺は滑らかでしっかりとした弾力感がある。営業時間は昼のみ11時から14時半だが麺が終われば早閉店の場合もある。
小平グランドの近くにあるうどん屋さん。アウェイゲームの前日、練習を終えて遠征に出発する前に、お店に行って、食べて、戻ってからバスに乗って出発、というのが定番になっていた時期があります。
選手みんなで食べに行くんですか?
そうですね。駐車場があるので、分乗して行って、よしふじで食べて、コンビニに寄って買い出しして、戻ってバスに乗る流れです。基本的には先輩がおごるんですけれど、そればかりでもつまらないので、クジとかゲームをやって、負けた選手が支払ったり(笑)。
店内には選手たちのサインが飾られている
森重選手のお気に入りのメニューは、なんですか?
肉汁うどんです。そこに野菜天ぷらを追加します。味はもう、“ザ・関東”といった感じで、濃い目の味付け。温かいつけ汁に冷たいうどんを付けて食べる。
普通盛の『肉汁うどん』750円と『いなりずし』160円(すべて税込み)うどんの小麦は北海道産を使用
追加料金を払うと600gの大盛、さらに1kgの特盛にもできるようですね。
そうなんです。大盛までは食べられましたが、特盛は多過ぎて無理でした(苦笑)。
野菜天ぷらは5品でなんと230円(税込み)すべてが1,000円以下と良心的な価格設定
プロサッカー選手でも食べられない量なんですね(笑)。
若い選手たちは普通に大盛を食べていて、なかには特盛を食べる選手もいたかな。僕も若い頃は大盛だったのですが、最近は普通盛を頼むことが多いですね(笑)。量だけでなく、味も保証します。本当に絶品です。
2.【炭火焼ホルモンと赤身肉 たまや】恵比寿
新鮮な国産ホルモンと豊富なワイン。落ち着いた雰囲気が漂う上質な隠れ家恵比寿駅西口から徒歩1分という好立地のビル6階。コンパクトな店内であるが、しっかり個室も完備しており完全プライベートを演出できる。都会の喧騒を忘れてリラックスした食事を楽しむのに最適な空間。
入店すると目の前にカウンター席、奥の窓側にテーブル席がある。個室は最大6名まで利用可能
知り合いが始めた焼き肉屋さんです。福岡で会社をやっている方なんですが、先日引退した同級生の福元洋平もその会社に入ったんです。社長とは以前から親しくさせていただいていて。
その社長が恵比寿でお店をオープンさせたんですね。
一時期、毎週のように試合後に通っていた時期がありました。秘密にしておきたかったんですけれど(笑)、飲食業も今、厳しいと思うので、少しでもお客さんが増えたら、と思って。
オススメの料理はなんですか?
上『シマチョウ(大腸)』、下『上ミノ(胃袋)』 どちらも一切れ300円(税抜き)
ホルモンがすごく美味しんですけれど、キムチやチャンジャも美味しい。あと、辛麺という辛いスープに麺が入っているメニューがあって、シメによく頼みます。ワインもリーズナブルなものが揃っているし、ワインに合う食事もあるので、ぜひ食べに行ってもらいたいですね。
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シャキシャキ食感が特徴『キャベツのキムチ風サラダ』500円(税抜き)
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『横山商店(福岡)チャンジャ』600円(税抜き)
辛麺には、辛さが1辛から10辛まであるようです。
独特のもちもちとした麺の食感がクセになる『宮崎辛麺』900円(税抜き)
僕は1辛までです。それ以上は辛くて(苦笑)。
3.【鳥焼のんき】四谷
アスリートのたんぱく源!三重県松阪市のソウルフードは焼鳥ならぬ鳥焼四ツ谷駅から徒歩5分。地鶏の5倍以上時間をかけて飼育された親鳥を提供する。柔らかくジューシーな若鳥と、噛めば噛むほどに味わい深さが出てくる親鳥の違いをご賞味あれ。
【たれ焼肉のんき】、【もつ焼のんき】と同じグループ。【鳥焼のんき】はここ四ツ谷にだけある
四谷にある鶏焼き肉のお店です。アスリートなので、鶏肉が大事(笑)。濃い目の味噌と絡んで濃厚で、試合が終わったあと、鶏肉とご飯をガーって入れるのが最高。まさに“アスリート飯”っていう感じです。
イチオシのメニューはなんですか?
「親鳥と若鳥のモモ食べ比べ」とか、「親鳥の首皮」が美味しかったです。実際、お店の看板メニューみたいですね。テイクアウトもできるんです。僕は「鳥焼き肉弁当(若鳥)」を買って帰りました。
『親鳥もも(左)』680円、『若鳥もも(右)』480円(すべて税抜き)あわせる味噌ダレは三重県伊勢市にある創業200年以上の味噌蔵「糀屋」協力のもと独自にブレンドしたもの
一度卵を産んだ親鳥は若鳥と比べて硬いため、これまであまり一般流通してこなかった。最近ではその肉質の硬さに脚光が当たり、噛めば噛むほど旨味が出てくる食感にハマる人が続出だという
『親くび皮』680円(税抜き)
森重選手のサイン
森重選手が紹介してくれたホームタウン・東京の行きつけのお店3軒はいかがだったでしょうか。その美味しさは、森重選手のお墨付き。所属するFC東京は昨シーズン、最後まで優勝争いを繰り広げたものの2位でフィニッシュ。「今シーズンこそは」と誓う森重選手を、味の素スタジアムでぜひ応援してください!
*この取材は緊急事態宣言前に行ったものです。
プロフィール
森重真人(もりしげ まさと)
1987年5月21日生まれ、広島県広島市出身。8歳からサッカーを始める。サンフレッチェ広島Jr.ユースで活躍するがユース昇格はならず、広島皆実高校に進学。06年、大分トリニータへ入団し、08年のナビスコカップ優勝に貢献した。10年からFC東京に移籍。13年よりチームの主将に抜擢。この年から4年連続でベストイレブンに選出。日本代表としても14年にW杯出場。
撮影 / 中込 涼
取材・文/飯尾篤史
東京都生まれ。明治大学を卒業後、編集プロダクションを経て、日本スポーツ企画出版社に入社し、「週刊サッカーダイジェスト」編集部に配属される。2012年からフリーランスに転身。
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