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更新日:2018.07.11食トレンド デート・会食

日暮里【ひみつ堂】のレトロ可愛いかき氷|ヒトサラMAGAZINE

暑くなってくると恋しくなるのが、日本の夏の風物詩「かき氷」。2018年のかき氷最前線に迫ります。今回は日暮里の行列店【ひみつ堂】をご紹介します。

ひみつ堂のひみつのいちごみるく

日暮里のかき氷店【ひみつ堂】の人気の秘訣に迫る

 日暮里の【ひみつ堂】は2011年にオープンしたかき氷店。人気店ひしめく谷中エリアでもよく広く知られる行列店で、土日は毎週整理券を配布しています。「下町の雰囲気が好きだった」という店主の森西浩二氏が谷中を舞台に選び、屋台でかき氷をやっていた経験を生かしてはじめたお店です。

手動式のかき氷機で、季節によって「天然氷」の削り方を変える

    寒天、レモン、甘夏をあしらった夏の味『紫陽花(あじさい)』

    寒天、レモン、甘夏をあしらった夏の味『紫陽花(あじさい)』

 店頭に飾られたレトロなかき氷機は昔ながらの手動式で、現在では同業でも使っている人が珍しいのだとか。この機械で何時間も削り続けるのは骨が折れる仕事で、女性はもちろん大人の男性にも重労働。それでも「電動式のかき氷機を使う予定はありませんね」と森西氏は笑います。
 栃木県・日光の自然の中でゆっくりと育った「三ツ星氷室」の天然氷をゴリゴリと削ります。手動式なので氷の削り方は手加減ひとつですが、曰く「夏と冬では削り方を変えている」とのこと。冬はふわふわに、夏は量を食べられるように意識しているそうです。

天然の「蜜」は100種を超える多彩なラインナップ

    毎朝つくる抹茶蜜がほろ苦い『京まっちゃみるく』。うぐいすきな粉を振り、桜の花びらをオン

    毎朝つくる抹茶蜜がほろ苦い『京まっちゃみるく』。うぐいすきな粉を振り、桜の花びらをオン

 【ひみつ堂】ではシロップのことを「蜜」と呼ぶのがルール。蜜はすべて自家製で、旬の果物の美味しさを生かし、無添加にこだわってつくっています。季節限定や日替わりも多く、これまでの総メニュー数は100種を超えているというから驚きです。当日のメニューはお店のツイッターでご確認を。
 お店の特徴を端的に示す四字熟語が「天然氷蜜(ひみつ)」。氷も密も天然、無添加を追求しています。

女心をくすぐる可愛いビジュアルのかき氷たち

    【ひみつ堂】の看板メニュー『ひみつのいちごみるく』は濃厚な蜜がたっぷり

    【ひみつ堂】の看板メニュー『ひみつのいちごみるく』は濃厚な蜜がたっぷり

 多彩なラインナップの中でも、創業以来のメニュー『ひみつのいちごみるく』はお店の代名詞といえる逸品。果肉感を残した蜜をこれでもかと氷にかけたビジュアルはポップで可愛らしく、登場した瞬間に黄色い歓声が上がります。香料を使っていないのにふわりと漂ういちごの芳香にはうっとり。ミルクもたっぷりとかかっているので、いちごの酸っぱさとミルクの甘さが絶妙に溶け込んだ極上の美味しさが堪能できます。
 どのかき氷も女心をくすぐるレトロ可愛いビジュアル。女子力が上がりそうですね。

  • 底には甘く煮た金時豆、上には豆乳をたっぷりかけた『豆づくし』は登場した瞬間にきな粉の香りが

    底には甘く煮た金時豆、上には豆乳をたっぷりかけた『豆づくし』は登場した瞬間にきな粉の香りが

  • 果汁感たっぷりのほろ苦さが美味しい『甘夏』は夏季限定

    果汁感たっぷりのほろ苦さが美味しい『甘夏』は夏季限定

 取材は定休日に行いましたが、取材班が店内で動いているため「すみません、今日やってるんですか?」「まだ食べられますか?」と通りがかりに店内に声を掛けるグループが何組も。
 整理券を配るかどうかは当日朝の混み具合で決めているそう。混雑を避けたい人の狙い目を尋ねると、「整理券を配っていない平日の17時以降」と教えてもらいました。とはいえ、その時間帯を狙うお客さんが増えてしまったらごめんなさい。

    日暮里駅から徒歩3分の【ひみつ堂】。雑貨屋さんのような可愛らしい外観よりも、行列が目印になるかもしれません

    日暮里駅から徒歩3分の【ひみつ堂】。雑貨屋さんのような可愛らしい外観よりも、行列が目印になるかもしれません

この記事を作った人

撮影/佐藤顕子 文/ヒトサラ編集部 

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