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更新日:2021.10.07食トレンド 旅グルメ

沖縄・古宇利島にオープンしたラグジュアリー・ブティックホテル「One Suite THE GRAND」に【La BOMBANCE】が出店

美しい海に囲まれた小さな離島、古宇利島(こうりじま)の頂きに2021年7月、ラグジュアリー・ブティックホテル「One Suite THE GRAND」がオープンしました。東シナ海を一望できる絶景に加えて楽しみなのは、東京・西麻布に本店を構える創作和食の名店【La BOMBANCE】が出店していること。コロナ疲れを癒す旅に出ませんか?

OneSuiteTHEGrand

さとうきび畑を抜けてたどり着く、大自然の中に佇む絶景の隠れ家

沖縄県北部、今帰仁村(なきじんそん)エリアにある古宇利島。美しいエメラルドグリーンの海に囲まれた外周8㎞ほどの小さな離島です。2005年に本島と橋でつながり、少しずつ観光地として開発されているものの、今尚、昔ながらの古民家、さとうきび畑、手つかずの自然など沖縄の原風景に出会うことができます。

    本島から屋我地島経由で古宇利島へ。エメラルドグリーンの海にかかる全長2㎞の古宇利大橋を渡るときから感動体験が始まる

    本島から屋我地島経由で古宇利島へ。エメラルドグリーンの海にかかる全長2㎞の古宇利大橋を渡るときから感動体験が始まる

「One Suite THE GRAND」があるのは古宇利島の頂上。海岸線から民家やコテージなどが集まるエリアを抜け、背の高いさとうきび畑の間の細い道をやや心細くなりながら登りきったところ、東シナ海を見下ろすように建っています。

    海とつながっているかのような開放感に、心も解き放たれるインフィニティプール

    海とつながっているかのような開放感に、心も解き放たれるインフィニティプール

見渡す限りの海も圧巻ですが、その景色をさらに魅力的にしているのが、雄大な海につながっているかのようなインフィニティプール。自然と一体化した演出に心の底からリラックスできるのです。

    自然と馴染むようなオーガニックテイストの客室。専用庭からプールサイドに直接出られる部屋もある

    自然と馴染むようなオーガニックテイストの客室。専用庭からプールサイドに直接出られる部屋もある

客室22室、すべてがオーシャンビューのテラス付き。庭やテラスにジャグジーが完備された部屋もあり、日中は鳥のさえずりとともに豊かな緑と東シナ海の雄大な海を、夕刻には美しい夕日に染まる空と海、夜は満天の星など1日の中でさまざまな表情を見せてくれる景色を楽しむことができます。

    インフィニティプールと、水平線に夕日が沈む様子を眺めることができる2階のダイニング

    インフィニティプールと、水平線に夕日が沈む様子を眺めることができる2階のダイニング

大自然のパノラマビューと【La BOMBANCE】流の華やかな演出も楽しい創作和食を堪能

「One Suite THE GRAND」ステイのお楽しみは、絶景を眺めながらの食事です。サンセットの少し前に2階にあるダイニング、【La BOMBANCE古宇利島】へ。

目の前に広がる海もきれいですが、古宇利ブルーの鮮やかなお敷にも心が弾みます。

    すべての席から海を眺めることができる

    すべての席から海を眺めることができる

【La BOMBANCE】の西麻布本店はミシュラン上陸から10年連続で星を取り続けた創作和食の名店です。現在は、富山、京都にも姉妹店があり「沖縄の食材を中心にしながらも、姉妹店のある富山や京都、そして私の地元北海道からも旬の食材を仕入れ、【La BOMBANCE古宇利島】でしか味わうことができないオンリーワンのレストランを目指しています」と話すのは、総料理長の梶原信治さん。ホテルを中心にホスピタリティあふれる料理を作り続けてきたベテランです。

    古宇利ブルーをイメージした特注のお敷の上に創意あふれる料理の数々が運ばれてくる

    古宇利ブルーをイメージした特注のお敷の上に創意あふれる料理の数々が運ばれてくる

食材のほとんどは、地元今帰仁村産や名護産のもの。お造りで出される魚介も、イラブチャー、アカジン、夜光貝など沖縄ならではの名前に興味をそそられます。あまり馴染みがない熱帯のお魚ですが、透明度の高い海育ち、さすが清らかで美味しいのです。また、お肉も、もとぶ牛、アグー豚、やんばる鶏と改めて沖縄の食材の豊かさに感心させられます。

    ヘチマ、島らっきょ、青パパイヤ、ゴーヤ、シークワーサーなど島野菜を少しずつ楽しめる前菜盛り合わせ

    ヘチマ、島らっきょ、青パパイヤ、ゴーヤ、シークワーサーなど島野菜を少しずつ楽しめる前菜盛り合わせ

    ゴーヤを大胆に使ったガスパチョ

    ゴーヤを大胆に使ったガスパチョ

    泡盛を使って蒸した沖縄産の高級魚アカマチを、韓国の醤油だれ“ヤンニョムジャン”で。古宇利島の形に焼いてもらったという器も印象的

    泡盛を使って蒸した沖縄産の高級魚アカマチを、韓国の醤油だれ“ヤンニョムジャン”で。古宇利島の形に焼いてもらったという器も印象的

日本料理の会席コースをベースにしながら、調味料、スパイスに洋風やエスニック風の要素を折衷して新しい美味しさを生み出すのが【La BOMBANCE】流。また、料理の味わいだけでなく、器使いや盛り付けなど目でも楽しませてくれます。

    イラブチャーカルパッチョをマスタードソースと海ぶどうの塩味で。イラブチャーは見た目は南国らしい鮮やかな青色ですが味わいはタイに似た白身魚

    イラブチャーカルパッチョをマスタードソースと海ぶどうの塩味で。イラブチャーは見た目は南国らしい鮮やかな青色ですが味わいはタイに似た白身魚

    もとぶ牛フィレのロティ 2色のペッパーソース 温野菜のアイヨリとクワン草のビール揚げ

    もとぶ牛フィレのロティ 2色のペッパーソース 温野菜のアイヨリとクワン草のビール揚げ

    山口県の人気酒蔵、澄川酒造場で特別に作ってもらっている古宇利島限定オリジナルの「東洋美人 B」

    山口県の人気酒蔵、澄川酒造場で特別に作ってもらっている古宇利島限定オリジナルの「東洋美人 B」

    和食と洋食が選べる朝食

    和食と洋食が選べる朝食

まだまだ制約はあるものの、緊急事態宣言が解除されました。コロナ疲れを癒すには、人里離れ、ただただ海と空と向き合い、美酒美食に浸る静かなホテルステイが一番。思い切って沖縄の離島へ行ってみませんか? 心満たされる時間過ごせば、明るい未来を切り開くパワーを充電できるに違いありません。

「One Suite THE GRAND」
総料理長、梶原信治さん

    1968年北海道生まれ。1988年、札幌・フジヤサンタスホテルを皮切りに、ホテルの日本料理部門でキャリアを積む。ヒルトン東京・お台場【日本料理 さくら】の総料理長時代に【La BOMBANCE】オーナーシェフ・岡元信と出会い、沖縄移住を決心。2021年7月のオープンより総料理長としてイマジネーションと技を駆使して古宇利島でしか味わえない料理の数々を生み出している<br />

    1968年北海道生まれ。1988年、札幌・フジヤサンタスホテルを皮切りに、ホテルの日本料理部門でキャリアを積む。ヒルトン東京・お台場【日本料理 さくら】の総料理長時代に【La BOMBANCE】オーナーシェフ・岡元信と出会い、沖縄移住を決心。2021年7月のオープンより総料理長としてイマジネーションと技を駆使して古宇利島でしか味わえない料理の数々を生み出している

「One Suite THE GRAND」詳細

ワンスイートホテルグループは、この「One Suite THE GRAND」の他に、同じく古宇利島に2019年4月に開業した「One Suite THE TERRACE」、プライベートヴィラスタイルの「& Hana Stay」の3ブランドのホテルとレストラン「L LOTA」を運営。

この記事を作った人

取材・文/藤田実子

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