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更新日:2023.07.12デート・会食

「肉」のおいしさが際立つ! 肉の深淵に触れる、新しい食べ方のカタチ|和牛割烹・日本焼肉・肉割烹・焼肉割烹

「肉割烹」「和スタイル焼肉」「コース仕立てで一品ずつ」……。これまでお肉の食べ方の定番とされてきた焼肉が進化し、多様化している最近の“肉”事情。おいしさが際立つ食べ方の提案を続ける注目のお店をご紹介いたします。

日本焼肉・和牛割烹・肉割烹・焼肉割烹

和牛割烹
【磨匠ながやま】

素材を慈しみ、活かしきる。目前に広がる「磨き」のライブ感にも魅せられる、最高の和牛体験を

    磨匠ながやま 店内

    大人の隠れ家的な佇まいの店内には、温かなもてなしの気持ちが広がっている

赤坂駅から徒歩2分。知る人ぞ知る雑居ビルの2階、看板のない黒い扉を開けた先に【磨匠ながやま】はあります。照明を落とした店内に浮かび上がるのは、艶やかなステンレスが光る8席のカウンター。隠れ家へ訪れた人たちの気持ちを静かに高揚させてくれます。

    『和牛タン元のグリル』

    タン元と呼ばれる一番柔らかい部位を厚切りにし、炭火で休ませながらじっくりと焼き上げた『和牛タン元のグリル』。弾けるようなザクっとした食感と滲み出る脂、肉本来の力強い旨みに心奪われる一品

【磨匠ながやま】では、牛が“どうやって育てられたか”まで遡り厳選した和牛と、季節の食材を使ったお料理のコースを、「和牛割烹」としていただくことができます。年間を通しておいしくいただけるお肉ですが、そこに季節の食材を使うことで日本の四季を表現。それぞれの旬のタイミングにしか食べることのできないお料理として作り上げています。またコース全体を通しても『和牛タン元のグリル』『瞬間燻製の和牛カルパッチョ』『和牛リブカプリ タルタル』……など緩急をつけながら様々な調理法を用いることで、和牛を最後まで飽きさせない工夫が。生産者の想いを汲み、和牛の本当のおいしさをお客様へ伝えたい、という店主の気持ちが食事を通してきっと伝わってくるはずです。

    磨匠ながやま 料理人

    定番のものはよりおいしく仕上げ、季節の食材との合わせ方も考慮しながら、牛肉の可能性を感じてもらうための様々な工夫を凝らしているという

和牛のおいしさを伝える、という強い想いは、お皿の上だけに留まりません。店主自らが牧場現地へと足を運び、ホルモン剤を使用していない雌牛を厳選。そして「牛も人も食べたものが身体をつくる」ことから健康に育っている和牛のみに限定し実際に食べ、そして周りの環境も見ながら「自分の子供にも食べさせたい」とまで思えた和牛を直接送ってもらっているそう。また調理の際の同店の代名詞とも言える「肉を磨く=肉の余分な脂やスジを取り除きながら美しく捌く」は、ゲストへのショーとも言える特別なパフォーマンスの意味に加え、実はその時々のお肉のコンディションを瞬時に判断しながら一番おいしい調理法をその場で判断しているという妙技。終始驚きと感動に魅せられながら、また足を運びたくなる一軒です。


日本焼肉
【日本焼肉はせ川 別亭 銀座店】

日本料理として味わう、全国からの特選黒毛和牛と最高級食材によるコース仕立てのアプローチ

    神戸牛リブロースと秋田蓴菜鍋仕立て

    まさに日本料理×焼肉を表している『神戸(三田)牛リブロースと秋田蓴菜鍋仕立て』、カツオの出汁と山椒のアクセントが効いた、コクがありつつもさっぱりといただける透明感のある一品

和食と焼肉を融合させた、新しいスタイルの焼肉に出合えると話題の【日本焼肉 はせ川】。その別邸【日本焼肉はせ川 別亭 銀座店】が、銀座駅から徒歩3分の地にあります。こちらでは日本全国から選び抜いた黒毛和牛の希少部位や旬の高級食材など、こだわりの素材を日本料理の技法で調理。贅の限りを尽くした「おまかせの1コース」を堪能できます。

    神戸牛シャトーブリアン

    最後に淡雪塩を振るパフォーマンスにも目を奪われる、三十六ヶ月肥育『神戸牛シャトーブリアン』の一皿。お箸で触れた途端に柔らかさが手に伝わるほどの絶品、そして旨みを閉じ込める絶妙な火入れはプロの成せる技

その構成は、まさに日本料理の会席コース。例えば青竹に入った季節の小吸物『睡蓮とろろすり流し』に始まり、北海道根室のバフン雲丹とラトビア産フレッシュキャビア、金箔を施した『黒毛和牛贅沢肉寿司』の先附、そして『稚鮎香煎揚げ 煎茶塩』などの八寸に続く……と、滑らかな流れの中で焼肉が和の仕立てとなり自然に組み込まれている様は見事。「焼肉×日本料理」とはこういうことだったのか、と新鮮な気持ちとともに納得します。

    日本全国から選びに選び抜いた黒毛和牛希少部位や幻の食材

    全国の特選黒毛和牛の中から鮮度、旨み、香りに満ちた極上のお肉を厳選。そのお肉を一枚一枚目の前で丁寧に焼いてもらうひと時は、贅沢そのもの

なおこちらでいただけるお肉は、ミートアーティストと呼ばれる“肉”を熟知した職人が日本全国から入手困難な未経産の黒毛和牛のみを厳選。鮮度や旨み、香りだけではなく、肥育期間や生産者などまでこだわり抜いたお肉です。中でも『神のタン』『神のハラミ』は都内でも数店しか取扱う事の出来ない幻の一品。それらの旨みが最大限に引き出された料理の数々は、料理人の熟練の技とも言えるでしょう。陶芸アーティストによる器や左官職人による土壁など、細部のしつらえまでこだわった空間で「日本焼肉」を全身で感じてみては。

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肉割烹
【麻布十番肉割烹 岡田前】

スペイン製の釜による炭焼きなど、目を見張るアレンジも“シェフ前”の特等席で。徹頭徹尾、黒毛和牛の魅力を360°楽しむ肉割烹

    麻布十番肉割烹 岡田前 内観

    特等席とも言える、カウンター席の目の前で繰り広げられる調理風景は圧巻。事前の仕込みを行わないことで、お肉の鮮度や一番の食べ頃を見計らいながら料理を進めているそう

心斎橋の創作料理店【ちゃんと】や西麻布の【ケンズダイニング】、同じく西麻布の【イノセント・カーベリー】……新店を出す度に話題の絶えない、肉を極めた料理人岡田氏の手がける肉割烹のお店【麻布十番肉割烹 岡田前】。お肉を捌き、切り分け、盛り付けてサービスするまでの一連の流れがゲストの目の前で行われる劇場型となっています。これまでも「“岡田さん前”に座ると臨場感溢れるパフォーマンスが楽しい」との声があり、そのプラチナシートとも言えるカウンター席をそのまま店名に冠したとのこと。連日、その特等席での食事を楽しみに訪れる人で賑わいます。

    松阪牛、近江牛、神戸ビーフ

    肉は主に、松阪牛、近江牛、神戸ビーフの3種類を厳選

こちらの店内でひときわ目を引くのが、大きなチャコールオーブンの「ジョスパー」。500℃にもなる高温でお肉を一気に焼きあげられるスペイン直輸入の窯で、こちらを駆使しながら絶妙な火入れを繰り返して焼き上げていくステーキは絶品。食後感が重くならぬようにとあえてサシが控えめなものを選び、肉本来の力強い旨みを引き出しているところにもお肉の熟練者としてのこだわりが感じられます。

    『ウニメンチ』

    ビーフ100%の揚げたてのメンチカツに、北海道産馬糞うにをトッピングした『ウニメンチ』。アツアツのメンチカツと冷たいうに、温度と食感二つの感性を刺激する一皿

この他にも、和風から洋風まで岡田氏のアレンジが光る牛肉料理が目白押し。冷たいウニとアツアツメンチのコントラストがたまらない『ウニメンチ』や、ベルギー産のトリュフをたっぷりとのせたお店のスペシャリティ『タン刺し』など、言葉通り様々な角度から牛肉の醍醐味を知ることができます。なお、ラストには岡田前謹製『ローストビーフサンド』と『タンシチュー』がプレゼントとして登場。最後までおいしさとサプライズの続く、いつまでも牛肉の世界にどっぷり浸れる肉割烹です。


焼肉割烹
【雪月花 銀座】

最上和牛一頭買いの豪快さと、肉の旨みを高めた繊細な味わいを。料理人が炭火で丁寧に焼き上げてくれる、焼肉割烹

    炭火で焼き上げる

    カウンター割烹の店として、料理人が目の前で炭火で焼き上げてくれる技にも注目

和牛を中心としたブランド「雪月花」を核に、東京・名古屋・岐阜・滋賀の各地域で多彩なレストランを展開している田中屋の店舗。名古屋にある【肉屋雪月花NAGOYA】は、世界に誇る最高クラスの銘柄和牛を、和とフレンチの料理人による「肉割烹スタイル」で楽しめるお店として話題です。その姉妹店となるのが【雪月花 銀座】。日々新たなスタイルを追求し続ける中、訪れた人々へ更に満足感を与えられるようにとオープンさせたお店で、最上の厳選和牛を使用した料理人こだわりの「焼肉割烹」をコース仕立てでいただくことができます。

    焼肉割烹

    日々新鮮な食材を取り入れながら、焼肉割烹こだわりのコースメニューへ

【雪月花 銀座】の特徴は、何と言っても純但馬系神戸牛や特産松阪牛を、目の前で炭火を使いながら最高の状態に焼き上げてくれるライブ感。大人の雰囲気漂うカウンター席から見る料理ライブは、デートや会席など様々なシーンでそのひと時を盛り上げてくれます。また和牛の楽しみ方は焼肉だけにとどまらず、昆布締めしたタンや最上牛赤身とキャビアを組み合わせたもの、そしてミノの湯引きによる『和牛お造り』や、『本日牛コンソメスープ』なども。その他スープからデザートまでさまざまな味わいを少量ずつ楽しめるところもポイントで、コースを通してこだわり尽くしの品々と出合うことができます。

    純但馬系神戸牛や特産松阪牛などの厳選した和牛

    純但馬系神戸牛や特産松阪牛などの厳選した和牛を、料理人が目の前で調理

こちらのお店で食べることのできる和牛は、“肉師”である店主の田中覚氏が自ら厳選し競り落としたもの。牛馬を仲介する馬喰だったという田中氏の祖父の目利きと、精肉店を営んでいたという同氏の父の包丁さばきを幼少から身近なものとしていたその業で、「最上の和牛で最高の味を届けることに人生を賭けて」いる料理は、人々を魅了し続けています。

この記事を作った人

鈴アヤ(ヒトサラ編集部)

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