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更新日:2023.10.06食トレンド

ミシュランガイドNewセレクションに掲載された東京の5軒を発表

毎年年末に、東京都内の厳選されたレストラン・飲食店を発表する「ミシュランガイド東京」。発表セレモニーに先駆け、今年から新規追加店舗が事前に発表されるようになりました。そこで、5月に新しく追加されたレストランの中から、東京で追加された5軒をご紹介します。

ミシュランガイドNewセレクションに掲載された東京の5軒を発表

麻布十番【ACiD brianza】フレンチ

麻布十番で親しまれてきたイタリアン【ブリアンツァ】の新境地

    ACiD brianzaの『鮭卵』(左)と『揚げパン』

    『鮭卵』(左)と『揚げパン』

新たな食の発信地として、感度の高いフーディらの熱い視線を浴びているのが、麻布十番にある【ACiD brianza】です。シェフの児玉智也さんは、若干31歳ながらフランスとデンマークの星付きレストランで研鑽を積んだキャリアの持ち主。その経験を生かし、フレンチと北欧それぞれの味を咀嚼して表現しています。

    ACiD brianzaの内観

    北欧を思わせるシンプルな店内

料理はエスプーマにかけたパン生地で作る揚げパンのエアリーな食感や、野菜の発酵汁をベースにしたクリームソースの軽さなど従来の発想を超えたアプローチから生まれる新味が魅力。複雑な味覚の料理と対照的なのが内装。無駄な装飾を廃したシンプルになっていて、落ち着きのある空間でリラックスしながら食事を楽しめます。

六本木【Ji-Cube】中華料理

四川の枠を飛び越えて生み出される創意溢れるコース料理

    Ji-CubeSの『香鶏のパリパリ焼き 麻辣風味』

    『香鶏のパリパリ焼き 麻辣風味』

閑静な西麻布の住宅地に、ひっそりと佇む一軒家。四角いモダンな白い一軒家が“cube”のようだから【Ji-Cube】という店名です。腕を振るうのは、四川料理の巨匠・菰田欣也シェフのもとで長年腕を磨いてきた佐々友和シェフ。四川料理に加え、広東や上海など他の地方の味も取り入れた独創性あふれる料理がいただけます。

    Ji-CubeSの内観

    一階のカウンターはライブ感あふれる特等席

全12品からなるコースは一万円と、ちょっと特別な日に使いやすい価格も魅力的です。肩肘はらずに、気軽にリラックスして楽しめる雰囲気のなかで、トリュフやキャビアといった贅沢な食材をさりげなく用いた、ハレの日にふさわしい料理一皿一皿が満足感を与えてくれます。カウンター席のほか、個室も完備。

麻布十番【麻布山 蕎庵 三たて】和食

生粋の蕎麦好きが既成概念にとらわれず生み出す「新しい蕎麦」

    麻布山 蕎庵 三たての『香箱ガニの蕎麦』

    『香箱ガニの蕎麦』

麻布十番の商店街を抜けた場所に佇む【麻布山 蕎庵 三たて】。挽きたて・打ちたて・茹でたて、「三たて(さんたて)」と呼ばれる蕎麦の三原則に、日本料理の名店【京味】で修業した生粋の蕎麦好きである店主の三浦幸喜氏がみずからの頭文字を重ねたお店です。経営はマグロ卸「やま幸」とあって、魅力は蕎麦とマグロの組み合わせ、そしてシャンパーニュとのマリアージュです。

    麻布山 蕎庵 三たての内観

    落ち着いて食事が楽しめるL字カウンター席

店内は、どっしりとした欅のカウンターを中心に、御影石の壁を配した落ち着いた雰囲気。早い時間はコース仕立てで、遅い時間帯と土曜はアラカルトで楽しめる、使い勝手のよさも魅力です。細くコシのある在来種を使った豊かな香りの十割蕎麦や、マグロと合わせたガレット、刺身風に仕立てた「蕎麦刺し」など、クリエイティブなメニューをぜひ。

青山一丁目【Filemone】イタリアン

名店出身コンビが始めたカジュアルな大人のためのトラットリア

    Filemoneの『ポルチーニ茸のクレープと伊産グレートトリュフ』1pz

    『ポルチーニ茸のクレープと伊産グレートトリュフ』1pz

シチリア料理店の先駆け【トラットリア シチリアーナ・ドンチッチョ】の姉妹店【アンティカ・トラットリア シュリシュリ】出身のシェフ新田大介氏と、サービスを担当していた森裕太氏の2人がタッグを組んで始めた大人のためのカジュアルなトラットリアがこちら。おまかせコース全盛の昨今に、あえてアラカルトで勝負をしています。

    Filemoneの内観

    道路側は大きなガラス窓になっている

全面ガラス張りの開放感溢れる店内は、モダンで軽やかなレストラン風。名店のDNAを引き継ぎ、伝統料理のベースは守りつつ、モダンで軽やかなテイストで楽しませてくれます。こなれたサービスのもと、好みの料理を森氏と相談しつつ、独自のコースを組み立てていく快味もこのお店ならではです。

浜松町【江戸前芝浜】和食

潮風漂う芝の地で味わう、江戸の粋を感じる東京の郷土料理

    江戸前芝浜の『芝海老しんじょう汁』

    『芝海老しんじょう汁』

東京タワーからも近い、港区芝に佇む【江戸前 芝浜】。ここでは江戸の人々が食べていた庶民料理を研究し、読み解くことで再現された「江戸料理」が味わえます。使用するのは当時使われていたであろう野菜や魚介、調味料。独自のアレンジも加え、現代の味覚に合わせ令和の世に蘇ります。

    江戸前芝浜の内観

    江戸の粋を感じられる店内

江戸のお惣菜を再現した前菜『江戸盛り』や、当時の芝で獲れた芝海老と白鱚を使った鍋物『芝煮』などで構成される絶品のコース料理を堪能できます。席はテーブルだけではなく、カウンター席も新設。このカウンターには日本酒の深い知識を持つ女将が立ち、「江戸開城」をはじめとした東京の銘酒をいただけます。

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ヒトサラ編集部

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