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更新日:2025.05.23食トレンド 連載

グルメサイト「ヒトサラ」スタッフが実際に通う、「本当においしいラーメン屋」厳選9軒

「本当においしいラーメン店はどこなのか?」--、そんな疑問に応えるべく、ヒトサラスタッフが厳選したオススメのラーメン店を一挙公開! 話題の行列店から知る人ぞ知る隠れた名店まで、食べるの大好き!ヒトサラスタッフが、いま食べるべきラーメンをご紹介します。

【鶏ポタラーメン THANK 鎌倉小町】の『スペシャルぽてり』

ヒトサラスタッフが実際に通う
「本当においしいラーメン屋」

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【麺屋 栩羚廚 中目黒】|東京・中目黒

ドロッドロの豚骨スープが自慢! 京都発の新進気鋭ラーメン店

    麺屋 栩羚廚の『数量限定 極濃豚骨味玉』

    『数量限定 極濃豚骨味玉』1,430円+『豚バラ炙チャーシュー』400円

中目黒駅から徒歩2~3分の場所にある【麺屋 栩羚廚 中目黒】。2024年9月に京都・二条にオープンし、2025年2月に早くも中目黒に二号店を構えた注目の新店です。店内はカウンター11席のみ。まだ知られていない穴場店ということもあり、週末の18時頃に訪問しても待ち時間なしで入店できました。

昼夜ともに数量限定の『極濃豚骨ラーメン』は、ドロッドロのスープが特徴。京都の銘柄豚「京都ポーク」の豚骨と数種類の野菜をこれでもか!というほど煮込むことで、濃厚でコク深いスープに仕上がっているとのこと。極太の平打ち麺との相性も抜群です。味変用の焦がしニンニク油を入れると香ばしさが加わり、また違ったおいしさを楽しむことができます。

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【鶏ポタラーメン THANK 鎌倉小町】|神奈川・鎌倉

鶏と野菜の旨みが爆発! とろとろスープの無化調ラーメン

    【鶏ポタラーメン THANK 鎌倉小町】の『スペシャルぽてり』と『卵黄チーズライス大』

    手羽先3枚に塩玉子トッピングの『スペシャルぽてり』1,630円+濃厚ポタージュの〆『卵黄チーズライス大』+400円

オーナーの田邉氏は、あの名店【せたが屋】出身。大門や蒲田で多くのラーメン好きを虜にした鶏ポタスープの名店が、多くの観光客でにぎわう鎌倉・小町通りに2025年3月にオープンしました。【鶏ポタラーメン THANK 鎌倉小町】のウリは、10種類の野菜と鶏ガラスープを煮込んでつくる、とろとろのポタージュスープ。野菜をふんだんに使っているので、見た目に反して味わいはあっさり。それでいて栄養価は抜群なのだから、うれしい限りの一杯です。

私のオススメは、〆に『卵黄チーズライス』を追加すること。濃厚なポタージュスープでつくるチーズリゾットはラーメンとはまた違った味わいで、いわゆる“二度おいしい”ってやつですね。鎌倉小町店では、地元の鎌倉野菜を使った期間限定メニューも定期的に提供しているみたいなので、お店の公式Instagramも要チェックです。

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【横浜家系らーめん 二代目武道家】|東京・中野

日本一ライスに合うスープ!? 骨の髄まで溶け出た濃厚ラーメン

    【横浜家系らーめん 二代目武道家】の『九条ネギラーメン・並』

    もはやサラダ『九条ネギラーメン・並』1,050円+『ご飯(食べ放題)』100円

かれこれ10年以上通っている、横浜家系らーめん【武道家】系列の中野店【二代目武道家】。特徴はなんと言ってもラーメンスープの濃厚さ。濃さを謳うお店は多々あれど、こちらはしょっぱいのではなく、「味」そのものが濃く、成分が沈殿するほど。なのについ毎度、飲み干してしまいます。日本一ライスに合うスープを目指しているだけあり、白米が止まりません。このご時世、100円でご飯のおかわり自由はありがたい。麺半分の嬉しい“女性限定ラーメン”もあり。

食事どきは行列覚悟ですが、回転率も早いです。中野の名サウナ「松本湯」の後に食べたら、昇天すること間違いなし! 最近は少し落ち着いた印象ですが、店員さんによる元気な勢いのある掛け声にもご注目。

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【あいだや2】|東京・上野

ミシュラン3店舗掲載の実力派・小池系列の新ラーメン店

    【あいだや2】の『味玉入り 海老ワンタン麺』

    『味玉入り 海老ワンタン麺』1,480円。お店イチオシの、海老がゴロッと入った『海老ワンタン』のトッピングは必食

ミシュランガイドに3店舗が掲載され、ラーメンラバーたちから度々話題に上る“小池系列”の新店へ。こちらに訪れたならば、“このメニューがハズせない!” と、『味玉入り 海老ワンタン麺』を迷わず選択。ほどなくして、麺が隠れるほどにトッピングが並んだ一杯が登場しました。

スープは一見あっさり系かと思いきや、魚介系と動物系のだしが見事に調和。さらりとした口当たりながらもコクがあり、しっかりと印象に残る味わいです。『海老ワンタン』は生姜とごま油の風味が効いており、味玉はとろとろ、チャーシューはスモーキーな香りが絶妙。そして中細ストレートの麺は、これらのトッピングを引き立てながらも主役としての存在感がある、味わうほどにクセになってしまうラーメンです。

なお、食券機では現金だけでなくキャッシュレス決済も可能。入り口すぐのところに紙エプロンのサービスがあるのも嬉しいポイントです。

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【Tokyo Style Noodle ほたて日和】|東京・秋葉原

並んででも食べたい、極上のつけ麺

    【Tokyo Style Noodle ほたて日和】の『特製帆立の昆布水つけ麺 白』とつけ汁は白(塩)

    『特製帆立の昆布水つけ麺 白』1,750円。つけ汁は白(塩)と黒(醤油)の2種類あり、この日は白(塩)をオーダー

常に開店2〜3時間前から行列ができるラーメン店。ランチは10時から記帳開始ですが開店30分前に訪れたところ、この日の予約は終わってしまい再訪。土日は記帳開始の3〜4時間前から並ぶ人がいると噂を聞いていたので、2回目は平日のディナーを狙い、16時から記帳開始のところ、2時間前から並び、記帳することができました。

私の前に並んでいた常連さんはランチを食べた後、ディナーの記帳にも並び、後ろに並んでいた方は「この日が誕生日だから食べに来た」という“熱愛”っぷり。お店の方は親しみやすく、常連さんとの会話を楽しんでいました。

オススメは『特製帆立の昆布水つけ麺』。帆立のカルパッチョを一口目にいただくのがお店のスタイルで、肉厚で甘味があり感動。次に麺をそのままいただきます。旨みが詰まったとろとろの昆布水との相性が素晴らしく、再び感動。その後は鰹塩やトリュフオイルで味変を楽しんだり、帆立2つとワンタンが入ったつけ汁につけていただくと、まるで帆立のコース料理をいただいているような感覚に。一度食べたら虜になるつけ麺です。

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【山田のうなぎ・うな骨らーめん 築地本店】|東京・築地

うなぎの骨からだし取る、新感覚のうな骨らーめん

    【山田のうなぎ・うな骨らーめん 築地本店】の『山田のうな骨らーめん・ 小うなぎ飯セット』

    『山田のうな骨らーめん・ 小うなぎ飯セット』2,800円

日本初の「無薬養鰻(むやくようまん)」を実現し、鰻のおいしさを追求してきた「山田水産」が手掛けるラーメン店。この日は週末の13時過ぎに訪問しましたが、すぐに入店できました。カウンター席は12席のみですが、1席ごとの間隔が広く、ゆったりと寛げます。半個室もあるそう。

約10尾分の鰻の骨からだしを取ったという『うな骨ラーメン』のスープは、口に入れた瞬間に鰻の芳醇な香りが広がります。濃厚さがありつつも、トッピングされた大葉や生姜が爽やかさを加え、ちょうどいいバランス! 麺はスープとの相性がいい低加水麺で、スープとよく絡み、するするっと喉ごし良くいただけます。

燻製した卵黄はスモーキーで奥深く、鰻の蒲焼の香ばしさが際立ち、スープと一緒にいただくことで旨みが増します。セットの『うなぎご飯』は、鰻のふわふわ感に感動。蒲焼きもラーメンも、薬を使わず丁寧に育成された鰻を使うからこそのおいしさです。鰻の旨みを存分に堪能できる、そんなお店です。

埼玉愛強め・小林が推す
【拉麺 名もなき店】|埼玉・南与野

ただの卵かけ麺じゃない! 埼玉で出合う、新感覚の旨さ

    【拉麺 名もなき店】の『卵かけ麺』800円+『ネギトロ丼』400円+『チャーシュー増し』400円

    『卵かけ麺』800円+『ネギトロ丼』400円+『チャーシュー増し』400円

さいたまの名店【鶏そば 一瑳】やミシュラン掲載店【銀座 篝】で経験を積んだオーナーが、2024年にオープンした【拉麺 名もなき店】。駅からは遠いですが、オープンから1年ほど経った現在もお昼どきには行列が絶えない埼玉の人気ラーメン店です。

名物は、最近よく目にすることが増えた『卵かけ麺』。全粒粉入りの平打ち麺の上にひときわ輝く卵黄が2つのった、シンプルながらも美しいビジュアルのまぜそばです。「箸を一本ずつ持って、空気を含むように泡立つまでよく混ぜるのがおいしくなるポイントです」とオーナーに教えていただき、一口食べたところで実践。ふわっふわで濃厚な卵の風味と、ツルツルな麺の食感がより際立つおいしさに変化しました。

さらに、トリュフオイルとコショウで味変し、洋風な味も楽しみつつも、最後は残ったタレにお米を追加して器ごと完食。馴染みのある味から新感覚まで体験できる、まさにエンタメ的まぜそばです。

銀座でラーメンにハマり中・辰が推す
【むぎとオリーブ 銀座本店】|東京・銀座

蛤好きにはたまらない、貝だし100%スープとやわらかい鶏チャーシューが魅力

    【むぎとオリーブ 銀座本店】の『蛤SOBA』

    蛤100%の『蛤SOBA』1,800円+『特製トッピング』(6種盛り)500円

ミシュランガイドや食べログ百名店に掲載されている銀座のラーメン店といえば、どこも行列必至。そんな中で今回オススメする【むぎとオリーブ 銀座本店】は、GINZA SIXの裏向かいにあってアクセス良好。かわいい外観も相まって行列ができがちですが、カウンター席が15席もあるため、平日12時半台でも10分ほどの待ち時間で入ることができます。

風味豊かな『蛤SOBA』は、なんと蛤100%のスープ。豊洲から仕入れた大小の蛤に心奪われ、あっさりしているのにコクと旨みが押し寄せてくる、まさに“飲み干せる”スープです 。麺は京都の老舗「麺屋棣鄂(ていがく)」と共同開発したオリジナル麺で、小麦の風味をしっかりと感じられ、スープとの相性も抜群。

特製トッピングは6種類あり、特にピクルスやポン酢ジュレの程よい酸味や、鶏炭火焼の香ばしさがさらに食欲を掻き立て、ラーメン一杯でまるでコース料理を食べているかのような楽しさも。単品でも鶏と豚のチャーシューに加え、お揚げや蒲鉾もあり、大満足の一皿です。キャッシュレス決済限定なのでそこだけご注意を。

ちゃきちゃきの江戸っ子・嶋が推す
【yagu-noodle】|東京・住吉

暑い日に無性に食べたくなる、華やかな冷やしラーメン

    【yagu-noodle】の『真鯛の冷たいらぁ麺』

    春限定『真鯛の冷たいらぁ麺』 2,300円 ※味付き替え玉(冷たいらぁ麺)は+450円

【一燈】出身の店主が営むラーメン店。駅から徒歩13分とアクセスは不便ながら、連日行列ができる人気店です。今回ご紹介するのは、暑くなると恋しくなる、冷たい「季節のラーメン」。まず目を引くのは、その美しさ。透き通ったスープの清らかさと、丁寧に盛り付けられた具材の彩りに、思わず見とれてしまいます。一口すすれば、魚介の旨みと柑橘の香りが口いっぱいに広がり、心地よい余韻が続きます。皮目を炙った真鯛の香ばしさもアクセント。暑さを忘れさせてくれるような、上品で爽やかな一杯です。

満席時は食券を買わずに最後尾に並び、案内があるまで入店せずに待つのがルール。券売機では新紙幣が使えませんが、両替には応じてくれます。また、ワンオペのことが多いため、提供まで少し時間がかかることも。臨時休業していることもあるので、公式Xのチェックをお忘れなく。


【yagu-noodle】店舗情報

住所:東京都江東区千田5-10 青木ビル 1F
電話番号:03-6666-7560
営業時間:火・水・木・日 11:00~14:45(L.O.)、金・土 11:00~14:45(L.O.)
18:00 - 20:00
定休日:月曜、臨時休業あり
平均価格:2,000円


季節の一杯から名店の新店、定番の味まで、店主のこだわりが詰まったラーメンはどれも絶品。足を運んでこそわかる“本当においしい一杯”を、ぜひご自身の舌で確かめてみてください。

※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。

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ヒトサラ編集部

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