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更新日:2018.01.18デート・会食 連載

<できる大人の食事のマナーvol.5> 箸とおしぼりのマナー

我々日本人にはなじみの深い「おしぼり」や「お箸」。しかし、意外と知らないマナーやタブーが存在するのです。おしぼりで食べこぼしを拭くのはマナー違反? お椀を持った時の箸の正しい取り上げ方は? この機会に正しいマナーを学び直し、美しい作法を身につけましょう!

<できる大人の食事のマナーvol.5> 箸とおしぼりのマナー

[vol.5 箸とおしぼりのマナー]

おしぼりの作法

 箸を持つ前に、まずはおしぼりから。なじみのあるおしぼりですが、「手を拭く」以外に使用してはいけない、というルールがあるのです。顔や口を拭いてしまったり、はたまたテーブルの食べこぼしを拭いてしまったりしていませんか?

おしぼりの使い方

  • おしぼりは右手で取り上げ左手に持ち替えます。丁寧に開いて両手を拭いたら、拭いた部分を内側にしてたたみ、元の位置に戻します。

おしぼりのタブー

  • 本来おしぼりは手を拭くものであって、顔や体など他の部位を拭くのはマナー違反とされています。もちろん、食事中に口を拭くのもタブーです。

  • テーブルの汚れや飲み物の水滴もおしぼりで拭いてしまいがちですが、こちらもタブーです。おしぼりはあくまでおしぼり。台布巾ではありません。

箸の作法 ~正しい使い方からタブーまで~

 和食の作法は「箸使いに尽きる」と言われています。そのため、使い方によっては相手に不快感を与えてしまうことも。会食相手に気持ちよく過ごしてもらうためにも、正しい箸の使い方をマスターしましょう。

箸の取り上げ方

  • まずは、右手で箸の中ほどを持ちます。

    まずは、右手で箸の中ほどを持ちます。

  • 左手で下から支え、右手は横に滑らせ箸の下へ。

    左手で下から支え、右手は横に滑らせ箸の下へ。

  • 右手を返して、箸の1/3あたりを指先で持ちます。

    右手を返して、箸の1/3あたりを指先で持ちます。

  • 左手をはずしたら、正しく箸を持ちます。

    左手をはずしたら、正しく箸を持ちます。

椀を持った際の箸の取り上げ方

  • 椀を両手で取り上げ、左手にのせます。

    椀を両手で取り上げ、左手にのせます。

  • 右手で箸を取り上げ、左手の指で挟みます。

    右手で箸を取り上げ、左手の指で挟みます。

  • 右手を返して正しく持ち、左手を離します。

    右手を返して正しく持ち、左手を離します。

一気にチェック! 箸のタブー

  • 箸をひっくり返して持ち手の方で料理を取ること。

    箸をひっくり返して持ち手の方で料理を取ること。

  • 料理に箸を突き刺して食べること。

    料理に箸を突き刺して食べること。

  • 箸を使って器を自分の方へ寄せること。

    箸を使って器を自分の方へ寄せること。

  • どの料理を食べようか、皿の上で迷うこと。

    どの料理を食べようか、皿の上で迷うこと。

  • 火葬場で骨を拾うように同じ料理を箸で持つこと。

    火葬場で骨を拾うように同じ料理を箸で持つこと。

  • 器の中で食べたいものを探るように混ぜること。

    器の中で食べたいものを探るように混ぜること。

  • 箸置きの代わりに、小皿や小鉢の上に箸を置くこと。

    箸置きの代わりに、小皿や小鉢の上に箸を置くこと。

  • 箸を正しく持たずに握りしめて持つこと。

    箸を正しく持たずに握りしめて持つこと。

  • 汁や飯を挟まず、料理を食べ続けること。

    汁や飯を挟まず、料理を食べ続けること。

  • 料理の汁を垂らしながら口へ運ぶこと。

    料理の汁を垂らしながら口へ運ぶこと。

  • 箸先を口に入れてなめること。

    箸先を口に入れてなめること。

  • 箸についた米粒などの食べ物を口でもぎ取ること。

    箸についた米粒などの食べ物を口でもぎ取ること。

ここで差がつく! 箸のマナー

まとめ

 一見煩わしい箸のマナーですが、一度覚えてしまえばそれだけで、正しい作法を心得た“上品な印象”を相手に与えることができます。この機会におさらいし、実践してみてください。
 次回のvol.6は、知らないと恥をかいてしまう「和食のマナー」です。

「できる大人の食事のマナー」

この記事を作った人

撮影/芝崎テツジ 取材・文/ヒトサラ編集部

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