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更新日:2021.07.07食トレンド デート・会食

新鮮素材を「ひと皿の幸」へ昇華させるイタリア料理店|【ラ・ルッチョラ】大阪・福島

大阪・福島にある【ラ・ルッチョラ】。2021年にミシュランガイドで初の一つ星を獲得。旬の食材を使用し、素材のよさを引き出したおいしいイタリアンを提供してくれる一軒です。

新鮮素材を「ひと皿の幸」へ昇華させるイタリア料理店|【ラ・ルッチョラ】大阪・福島

季節で一番の素材を吟味。最小限の力で最大限に力を引き立たせる

福島駅から徒歩5分。大通りから少し入った路地に面した場所にあるイタリア料理店【ラ・ルッチョラ】。扉を開けると、建築家・木島徹氏が手掛けた木と土を使った空間が広がります。

    福島の路地に佇むイタリアン

    福島の路地に佇むイタリアン

店内は木の温もりが溢れる落ち着いた雰囲気の空間。1階はカウンターで、シェフやソムリエとの会話、お客様同士の会話など、笑い声が絶えることはありません。またテーブル席もあり、大切な方や仲間と料理や会話を楽しみたいときに最適です。

    店内にはゆったりとしたテーブル席とカウンター席がある

    店内にはゆったりとしたテーブル席とカウンター席がある

【ラ・ルッチョラ】ではその日いちばんの素材が料理になるため、メニューがありません。「手を加えるのは最小限、素材の力を引き立たせることは最大限」が鈴木シェフのモットー。お客様の体調やお好み、苦手な食材やご予算をお聞きした上でメニューを組み立てて提供。いわばミュージシャンがセッションするように、季節で一番の素材を吟味し、一番引き立たせる調理で、お客様のシェフとソムリエとで、とっておきの「ひと皿の幸」を作り上げていくという。

「ひと皿の幸」を作り上げる鈴木シェフ

魚介の旨みがギュッと凝縮したアクアパッツァが秀逸

使用する食材は、毎日市場に通って吟味。シェフ鈴木の厳しい目利きと高度な塩締めの技が、海の幸をフルコースへと仕立てます。またオリーブ農園やチーズ生産者に直接会い、作り手との対話を重ねているのも特徴です。そんなこだわりの食材を使用した同店のオススメをご紹介していきましょう。

アサリから出た出汁のみを使用し、魚の旨みが凝縮された『金目鯛のアクアパッツァ』

中でも、『アクアパッツァ』は季節によって素材が変わり、アサリの出汁がと魚の旨みがぎゅっと凝縮された、ぜひ食べてほしい一品です。主役の魚は季節によって変わりますが、いずれも割烹レベルで扱う新鮮な魚のみを使用。バジリコの香りがほんのり漂い、出汁は一滴残さず食べてしまいたくなる味です。

    旬の魚介の旨みが凝縮!!

    旬の魚介の旨みが凝縮!!

皮目はパリッと、身はふっくらと柔らか『琵琶マスの炭火焼き サルサヴェルデ』

脂ののった琵琶マスを炭火焼きにし、皮目はカリっとしながらもふっくらと焼き上げた料理です。程よい酸味のサルサヴェルデと相性ぴったり。

    絶妙の火加減で焼き上げる

    絶妙の火加減で焼き上げる

近江牛を赤ワインで4時間じっくり煮込んだ『近江牛、タンの赤ワイン煮』

シェフの出身である滋賀県から直接入荷した近江牛のタン使用した一皿。添えられているのは紅玉リンゴと松の実、根セロリのピューレ。タンはやわらかくて、噛むほどに広がる濃厚な味わいが癖になります。

    濃厚な美味しさを堪能できる

    濃厚な美味しさを堪能できる

料理や好みに合うワインを豊富にラインアップ

ワインも豊富に取り揃えられており、バックビンテージやビオのものもラインナップ。同店のワインは、情熱溢れる醸造家たちから届けられる1本。シェフ自らが目で見て、話を聞き、納得の銘柄のみ厳選。イタリアのスパークリング、フランスのシャンパーニュなども含めて常時100種類ほど用意されています。迷ったらぜひ訪ねてみてください。

    絶品料理と共についついワインが進む

    絶品料理と共についついワインが進む

【ラ・ルッチョラ】はイタリア語で「蛍」を意味します。夜を舞う蛍の灯りのように、そしてささやかでもお客様の心に灯りをともすお店でありたいという思いが込められています。同店の扉を開く前は今日はどんな一皿に出会えるのかという高揚感、そして帰途につくときには美味しい料理と心地いいおもてなしを味わった幸福感で、心にあたたかい灯りがともされることを実感できるはず。

料理人プロフィール:鈴木 浩治さん

    1974年12月生まれ、滋賀県出身。子供の頃から手作業が好きで何かをつくる事が好きだった。学生の頃にレストランでアルバイトをし、それがきっかけで接客の楽しさと「美味しいものは人を幸せにする」ということを実感。その後、スイスやドイツ、イタリアなどで修業。大阪のレストラン数軒で経験を重ね、シェフとして現在に至る。お客様に喜んでもらう、そのために技術を磨き知識を深めようと現在も研鑽の日々である。

    1974年12月生まれ、滋賀県出身。子供の頃から手作業が好きで何かをつくる事が好きだった。学生の頃にレストランでアルバイトをし、それがきっかけで接客の楽しさと「美味しいものは人を幸せにする」ということを実感。その後、スイスやドイツ、イタリアなどで修業。大阪のレストラン数軒で経験を重ね、シェフとして現在に至る。お客様に喜んでもらう、そのために技術を磨き知識を深めようと現在も研鑽の日々である。

※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください

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