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更新日:2017.02.27グルメラボ

寒い季節に食べたいあったかデザート

ガンガンに暖めた部屋でアイスクリームを食べる! のも冬の醍醐味ですが、やっぱりあったか〜いデザートで体の芯からほっこりしたい。定番から変わり種まで、冬にうれしいホットデザートをご紹介します。

寒い季節に食べたいあったかデザート

寒い季節に無償に食べたくなる、冬のド定番

 冬の和デザートといえば、「お汁粉」と「ぜんざい」です。1月は鏡開きでお汁粉を食べた、という方も多いはず。関西では主にぜんざいが食べられおり、こしあんで作ったものをお汁粉、つぶあんをぜんざいと呼んでいます。関東ではこしあんもつぶあんもどちらもお汁粉ですが、こしあんのものは御前汁粉、つぶあんのものは田舎汁粉とも呼ばれます。

 あずきの甘みが、おもちや白玉にとろりと絡み、口に入れるとあずきのやさしい香りが口いっぱいに広がる。北風でこわばった体と心を解きほぐしてくれる、ほっこり甘味です。

チョコやフルーツ、さまざまな素材が楽しめる洋のホットデザート

 ほろ苦大人味のチョコレートケーキをフォークで割ると、中からあつあつチョコレートがとろ〜り。洋のあったかデザートの代表、「フォンダンショコラ」。最近ではレンジであたためて楽しむことができるコンビニ商品も登場し、身近なスイーツとなりました。

 フランスの家庭料理、「フルーツグラタン」も冬にうれしいあったかメニューです。お好みのフルーツにカスタード系のソースをかけてオーブンで焼くだけ。市販のプリンを利用すれば手軽におうちでつくることができます。

 定番の「焼きリンゴ」や「フレンチトースト」、「パンケーキ」など、洋のあったかデザートは種類が豊富。冬のティータイムのお供は、日替わりで選んでみてはいかがでしょう。

個性豊かでヘルシー! アジアのあったかスイーツ

 アジア各国にもお汁粉のようなデザートが数多くあります。ベトナムの代表的なデザート「チェー」は、豆類やくだもの、白玉などさまざまな具材にココナッツミルクをかけたもの。一年中暑い気候のホーチミン市など南部ではかき氷のように冷たいデザートですが、北部のハノイなどではあたたかいチェーが主流です。

 東南アジア全域でポピュラーなのが「バナナのてんぷら」。薄力粉と米粉を混ぜた衣がサクッモチッ、あったかいバナナは甘みが増して、何個でもいけちゃいそう。本場では朝ごはんとしてよく食べられるようです。寒い冬、こんな変わり種の朝バナナもオススメです。

 タイの「カノムクロック」は屋台で人気のスナックです。見た目はまるで〝たこ焼き″。ココナッツミルクの入った甘い生地に青ネギやスイートコーンが入った定番のおやつです。ココナッツミルクのほのかな甘さと、青ネギの香り、コーンのシャキシャキ感がたまらない、クセになる味です。

 ヘルシーなアジアンスイーツは毎日食べても飽きないおいしさです。日本ではまだちょっぴり珍しいホットスイーツもぜひお試しを!

 あたたかい「甘いもの」がうれしい冬。寒いお外で身も心もガチガチに冷えたときには、お好みのホットデザートでホッと一息つきましょう。

この記事を作った人

塩川千尋(フリーライター)

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