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更新日:2026.08.11食トレンド

水道橋|ハイジのパンやルパンのパスタに出合える! 古本屋リノベレストラン【冨田書店】で夢の再現コースを

古本屋の面影を残すレトロで洗練された空間で、誰もが一度は憧れた“物語の中の料理”を味わえるお店が水道橋にあります。昭和初期の書店を建築家・隈太一氏がリノベーションした【冨田書店】。今回は、名作に登場するメニューを忠実に再現したファン必見の「あの本のあのメニュー」コースをレポート。炭火焼と厳選ワインが紡ぐ、ここでしか味わえないグルメ体験へご案内します。

【冨田書店】の「あの本のあのメニュー」コース

昭和初期の書店がレストランに生まれ変わった——、歴史とモダンが交差する古民家レストラン

    冨田書店の外観

    古本屋の面影を残すノスタルジックな外観

水道橋の街並みに溶け込む【冨田書店】は、その名の通り元々は古本屋だった建物をリノベーションした炭火焼イタリアン&ワインバルです。この日もディナーオープン17時直後に来店したにも関わらず、即満席になるほどの人気店。味のある店の内装を手掛けたのは建築家の隈太一氏。古民家ならではのどこか懐かしく温かみのあるレトロな雰囲気を残しつつも、現代的で洗練されたデザインが見事に融合しています。

  • 冨田書店内観(1階カウンター)

    1階は臨場感あふれるカウンター席

  • 冨田書店内観(2階テーブル席)

    2階はグループ利用にもぴったりなテーブル席

店内1階は、シェフの鮮やかな手さばきや炭火の香ばしい煙を間近で楽しめるオープンキッチンのカウンター席が中心。1人飲みやフラッと立ち寄る大人デートにぴったりのアットホームな空間です。一方、2階はグループやワイン女子会、季節の歓送迎会にも重宝する落ち着いたテーブル席が広がります。

    冨田書店のメニュー表

    手元に運ばれてくるメニュー表も絵本をベースにつくられており、開く前からワクワク感を誘う

さらに店内にはぎっしりと本が並ぶ本棚が設置されており、絵本などを手に取って自由に読むことができるのも元書店ならではの贅沢な魅力。料理を待つ時間さえも、物語の世界に浸る心地よいひとときへと変えてくれます。

誰もが一度は夢見た憧れの味!「あの本のあのメニュー」コースを堪能

今回いただいたのは、本好きなら思わず声を上げてしまう夢のような「あの本のあのメニュー」コース。数々の名作やアニメに登場する名物料理を、【冨田書店】ならではの上質なイタリアンとして昇華させた贅沢なラインアップです。

コースメニュー構成

『ハイジのパン』(アルプスの少女ハイジ)
『シャルキュトリーの盛り合わせ』 (ローストビーフ/白レバーのムース/生ハム/地鶏のテリーヌ/パテドカンパーニュ)
『エメンタールチーズサラダ』(トムとジェリー)
『ナポリのマルゲリータピザ』(Eat Pray Love)
『マグロの炭火焼きステーキ』(老人と海)
『カモのオレンジソース』(キッシュが冷たくなるまえに)
『調査兵団のジャガイモのローストとビーフステーキ』(進撃の巨人)
『スパゲティウィズミートボール』(ルパン三世)
『かぼちゃのタルト』(シンデレラ)

※コースの内容2026年8月4日時点のもの。内容は変更する場合があります

『ハイジのパン』(アルプスの少女ハイジ)

    「アルプスの少女ハイジ」で、おじいさんが長い鉄のくしに刺した大きなチーズの塊を火にかざして黄金色に炙り、ハイジが用意したパンにチーズをのせる有名なシーンに登場したパンを再現

    「アルプスの少女ハイジ」で、おじいさんが長い鉄のくしに刺した大きなチーズの塊を火にかざして黄金色に炙り、ハイジが用意したパンにチーズをのせる有名なシーンに登場したパンを再現

『エメンタールチーズサラダ』(トムとジェリー)

    アニメ「トムとジェリー」でおなじみの穴あきチーズが目を引く華やかなサラダ

    アニメ「トムとジェリー」でおなじみの穴あきチーズが目を引く華やかなサラダ

コースの始まりを告げる『ハイジのパン』は、香ばしく焼き上げられたパン。ラクレットチーズの塩気とパンの相性がよく、ワインにもよく合うおつまみです。続いて登場する『トムとジェリー エメンタールチーズサラダ』は、独特の見た目と濃厚なチーズのコクが野菜のフレッシュさを引き立てる、見て楽しい食べておいしい一品です。

コースの始まりに登場した『ハイジのパン』は、香ばしく焼き上げられた熱々のパン。とろけるラクレットチーズのまろやかなコクと絶妙な塩気がマッチし、最初の一杯であるワインがグッと進むおつまみです。続いて登場する『エメンタールチーズサラダ』は、アニメ「トムとジェリー」でおなじみの見た目と濃厚なラクレットチーズの旨みが野菜のフレッシュさを引き立てる、見て楽しく食べておいしい一品です。

『シャルキュトリーの盛り合わせ』

    ローストビーフやパテドカンパーニュなど、贅沢な自家製肉料理がずらりと並ぶ盛り合わせ

    ローストビーフやパテドカンパーニュなど、贅沢な自家製肉料理がずらりと並ぶ盛り合わせ

『ナポリのマルゲリータピザ』(Eat Pray Love)

    映画「Eat Pray Love」(邦題「食べて、祈って、恋をして」)でジュリア・ロバーツ演じる主人公リズがナポリで食べたマルゲリータピザをイメージした『ナポリのマルゲリータピザ』

    映画「Eat Pray Love」(邦題「食べて、祈って、恋をして」)でジュリア・ロバーツ演じる主人公リズがナポリで食べたマルゲリータピザをイメージした『ナポリのマルゲリータピザ』

続いて運ばれてきた『シャルキュトリーの盛り合わせ』は、ローストビーフ、白レバーのムース、生ハム、地鶏のテリーヌ、パテドカンパーニュという豪華5種盛り。どれも肉の旨みが凝縮されており、これだけでグラスが空いてしまう至高の一皿です。そして香ばしい生地ととろけるモッツァレラが絶品な『ナポリのマルゲリータピザ』は、炭火の熱で外はサクッと中はモチモチ。フレッシュなトマトソースが絡む本場仕込みの味わいでした。

『マグロの炭火焼きステーキ』(老人と海)

    老漁師が巨大なカジキと丸三日間にわたる壮絶な死闘を繰り広げた、人間の不屈の精神と尊厳を讃えるアーネスト・ヘミングウェイの名作「老人と海」より、物語の象徴であるカジキを香ばしいステーキ風に

    老漁師が巨大なカジキと丸三日間にわたる壮絶な死闘を繰り広げた、人間の不屈の精神と尊厳を讃えるアーネスト・ヘミングウェイの名作「老人と海」より、物語の象徴であるカジキを香ばしいステーキ風に

『鴨のオレンジソース』(キッシュが冷たくなるまえに)

    南野薫氏の短編集「キッシュが冷たくなるまえに」登場する「マグレ鴨のオレンジソース」を再現した『カモのオレンジソース』

    南野薫氏の短編集「キッシュが冷たくなるまえに」登場する「マグレ鴨のオレンジソース」を再現した『カモのオレンジソース』

『調査兵団のジャガイモのローストとビーフステーキ』(進撃の巨人)

    突如現れた巨人が人類を一方的に捕食していく諌山 創著「進撃の巨人」作中の世界観を体現した 炭火の香ばしさと肉の旨みが溢れ出す豪快ステーキ

    突如現れた巨人が人類を一方的に捕食していく諌山 創著「進撃の巨人」作中の世界観を体現した 炭火の香ばしさと肉の旨みが溢れ出す豪快ステーキ

メイン料理はなんと『マグロの炭火焼きステーキ』『カモのオレンジソース』『調査兵団のステーキ』の3種がすべて登場! てっきり1種を選ぶものだと思っていたので、この豪華すぎるボリュームとお得感には感動すら覚えました。

ヘミングウェイの『老人と海』からインスピレーションを得た『マグロの炭火焼きステーキ』は、ニンニクの風味が食欲をそそり、炭火ならではの香ばしさとレアに仕上げられたマグロの旨みが口いっぱいに広がります。

続く『カモのオレンジソース』は、しっとり上品な鴨肉と甘酸っぱいソースのハーモニーが絶妙で、フルーティーな赤ワインが恋しくなる味わい。

そして豪快な肉のジューシーさを堪能できる『調査兵団のジャガイモのローストとビーフステーキ』。直火で力強く焼き上げられたお肉は噛むほどに赤身の旨みが溢れ出し、ほくほくのジャガイモとともに味わえます。

『スパゲティウィズミートボール』(ルパン三世)

    「ルパン三世 カリオストロの城」序盤で逃走中のルパンと次元がレストランで食事しながら会話するシーンに登場する「スパゲティウィズミートボール」を再現

    「ルパン三世 カリオストロの城」序盤で逃走中のルパンと次元がレストランで食事しながら会話するシーンに登場する「スパゲティウィズミートボール」を再現

『かぼちゃのタルト』(シンデレラ)

    「シンデレラ」のかぼちゃの馬車より。かぼちゃのやさしい甘みとなめらかな口当たりが広がる『かぼちゃのタルト』

    「シンデレラ」のかぼちゃの馬車より。かぼちゃのやさしい甘みとなめらかな口当たりが広がる『かぼちゃのタルト』

締めパスタの『スパゲティウィズミートボール』は、ゴロッとした大ぶりのミートボールが印象的な圧巻のビジュアル! 濃厚なトマトソースと肉の旨みが太麺にしっかりと絡み、誰もが頷くあの名場面の味を見事に表現しています。

デザートには、童話「シンデレラ」の世界へと誘う『かぼちゃのタルト』が登場。かぼちゃ本来の自然な甘みとコクを活かしたなめらかなタルト生地は、大満足のコースを爽やかに締めくくれました。

ドリンクはグラスワインが1杯490円〜とリーズナブルな点も嬉しいポイント。コースには+2,500円(※予約条件等により+2,200円)でプレミアムモルツ生ビールやスパークリングワイン、各種ハイボールやサワーなどが揃う充実の飲み放題を追加可能です。

コースを通して感じたのは、その圧倒的なエンタメ性と料理の質の高さ。本や漫画が好きな人なら間違いなくテンションが上がりっぱなしになるはずです。これほど趣向を凝らしたメニューがずらりと並び、メイン肉・魚あわせて3種も堪能できて4,800円(1名)というプライスには、コスパを大きく超えた圧倒的な満足感があります。

かつて多くの物語を扱ってきた古本屋の空間で、本を手に取りながら物語の中の料理を味わう——【冨田書店】でしか体験できない特別な時間の連続でした。細部までこだわり抜かれたメニュー表や店内の本棚など、演出のひとつひとつに心が躍ります。もちろん再現度だけでなく、一品一品が炭火焼イタリアンとしてハイレベルに仕上がっているのは、素材と火入れにこだわるお店ならでは。

本が好きな人はもちろん、おいしい料理とワインを落ち着いた雰囲気で楽しみたい日のデートや女子会に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。連日満員の人気店なので予約必須です。

この記事を作った人

取材・文/嶋亜希子(ヒトサラ編集部)

東京・下町出身。アパレル業界を経て出版社へ。12年勤務し、編集長も務める。その後「ヒトサラ」で編集を担当し、現在はグルメ業界9年目。パンとフルーツが好きで日々の楽しみに。@papapa_paaan

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