ヒトサラマガジンとは RSS

更新日:2019.03.10食トレンド

神戸「立ち飲み」最前線! フレンチからジビエまで新感覚の店が続々|三宮エリア

ここ数年、神戸・三ノ宮界隈で賑わいを見せているのが、カジュアルなスタンド立ち飲み酒場。仏・伊のシェフが手がける気鋭の立ち飲みに、ジビエが主役のスタンド酒場、人気店のスピンオフから生まれた一軒まで。ジャンルを超えた個性派の登場で盛り上がる、神戸の立ち飲み事情をご紹介します。

神戸「立ち飲み」最前線

 立ち飲み酒場が賑わいをみせる三宮界隈。いまや立ち飲みのイメージを覆す、個性派ニューフェイスまでもが続々登場する激戦区です。今回はその中から人気の3軒をピックアップ。まずは盛り上がりを牽引する、新世代の立ち飲みの先駆け的な一軒【Bel-Ami】からご紹介します。

【Bel-Ami(べらみ)】

仏・伊のシェフが手を組んだ次世代立ち飲みの旗手

    一見、立ち飲みの店構えながら、バールさながらのメニューで女性客の人気も上昇中

 中心街から離れたJR三ノ宮駅東口の穴場なロケーションにありながら、2016年末のオープン以来、連日大入りの盛況ぶり。人けの少なかったエリアに賑わいを呼び込んだ、新たな人気店です。

 小鉢料理や20本以上揃うワインなどは、店内の冷蔵庫から自由に選べるセルフスタイル。クオリティの高い一品を、立ち飲みならではの気軽さで楽しめるのが人気の理由です。

    『だしまきたまご』380円(税込)。見た目とは裏腹のふわとろ食感が印象的

 フレンチで修業を積んだ店主の江さんと、イタリアン出身の杉谷さん、同級生の2人のシェフがタッグを組んだメニューには、アヒージョやパスタ、肉料理など、本格派の洋風メニューが充実。さらに、立ち飲みらしい定番も創意工夫が随所に光ります。例えば『だしまきたまご』は、中身をオムレツ風のトロトロ食感に仕上げた絶品です。

    『オーブンdeレタス』350円(税込)。チーズのコクとレタスのシャキシャキ感がクセになる一品

 1/3~1/2個分のレタスにチーズを乗せて丸ごと焼いた『オーブンdeレタス』は、アンチョビバターを合わせてワインが進む味わいに。高コスパの一品揃いとあって、連日、開店と同時に満員になるほどの盛況ぶりです。

 2018年末には、近くに2号店となる【炭焼きべらみ】もオープン。江さんが「裏三宮」エリアと呼ぶ界隈は、この店の登場で一躍、注目エリアとして盛り上がりを見せています。

【Bel-Ami(べらみ)】

  • 電話:078-334-7172
    住所:兵庫県神戸市中央区雲井通3-4-8
    アクセス:JR「三ノ宮」駅から徒歩5分
    営業時間:16:00~22:00
    定休日:日曜

【ジビエスタンド inome(いのめ)】

篠山の老舗猪肉専門店がカジュアルにジビエを提案

    自家製の丹波篠山産猪の『ハモーンセラーノ』580円(税込)。1~2年の熟成で、旨味がギュッと凝縮

 続々と個性派立ち飲みが増える中で、今までにない“ジビエで立ち飲み”を打ち出したのが、篠山の天然猪肉専門店【おゝみや】の新展開、2018年夏にオープンした【ジビエスタンド inome】です。高級食材のイメージが強いジビエですが、「より気軽に楽しんでもらえる店に」と、老舗の斬新な試みが話題を呼んでいます。

    日替りのジビエ串焼き。手前は濃密な肉汁あふれる『ハクビシン串焼』480円(税込)、奥は、心地よい弾力感が後を引く『タヌキのホルモン串』380円(税込)

 看板素材の猪と鹿は、地元篠山産のみを使用。独特の香りと旨みが凝縮した生ハムや、濃密な肉汁滴る串焼きに加え、希少なホルモンまで揃うのもここならでは。岩塩や薬味など最小限の味付けで、素材の持ち味を生かしたメニューは、猟場から下処理まで知り尽くした老舗の自信の表れです。

【ジビエスタンド inome(いのめ)】

  • 電話:078-940-1717
    住所:兵庫県神戸市中央区琴ノ緒町5-3-5 グリーンシャポービルB1
    アクセス:JR「三ノ宮」駅から徒歩3分
    営業時間:17:00~23:00、土曜14:00~22:00
    定休日:日曜

【路地裏スタンド アベック】

新鮮な魚介が充実の、人気日本酒バルの新展開

    「さっと飲んでいただく短い時間でも、印象に残る趣向を」と、ひと工夫した一品が揃います

 同じく2018年夏にオープンした【路地裏スタンド アベック】も注目の一軒。トアウエストの人気店【日本酒バル米屋“イナズマ”】が手がける立ち飲み居酒屋です。

 オーナーが米農家出身だけに、お酒も米にこだわり、日本酒は約20種と多彩。風味の違いを楽しめるよう、淡麗から濃醇まで幅広い銘柄を吟味しています。さらに焼酎は、米を使った熊本の球磨(くま)焼酎が主役です。

    球磨焼酎『人吉 テイスティングセット』700円(税込)。オーク樽熟成の3年、5年(原酒)と、7年、吟醸仕込みの12年、15年の5種

 関西ではまだ希少な銘柄「人吉」の飲み比べセットでは、香り華やかなオーク樽熟成、まろやかな吟醸仕込み、芳醇な15年ものなど、熟成や製法の異なる5種の個性を提案。好みの味を見つけるのも楽しみの一つです。

    熟成をかけた『愛媛産アラのお造り』680円(税込)。もっちりとした歯ごたえと、上品な甘みが後を引く

 あわせる肴は、瀬戸内や淡路の魚介が中心。お造りは、数日間熟成させたり、たたきや焼霜にしたりと、素材の旨味を引き出すひと仕事が。

    新品種のネギ「オニオンスター」を使った、『サゴシぬた和え』380円(税込)。素材は時季により変わる

『サゴシぬた和え』も、軽く塩で締めることでより、酒が進む味わいに。さらに日によってはアラや桜マスなどの高級魚や、スッポンの小鍋など、割烹顔負けの魚介もお値打ちで登場。よりグレードアップした佳肴と厳選された酒との、魅惑のカップリングを存分に楽しめる一軒です。

【路地裏スタンド アベック】

  • 電話:078-391-8177
    住所:兵庫県神戸市中央区北長狭通1-20-10
    アクセス:JR「三ノ宮」駅から徒歩3分
    営業時間:16:00~23:00
    定休日:日曜

この記事を作った人

文 田中慶一(フリーライター)

この記事に関連するエリア・タグ

人気のタグ

編集部ピックアップ

週間ランキング(5/18~5/24)

エリアから探す