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更新日:2020.03.08グルメラボ

軽やかな白金色の愛らしい鉄急須「egg(エッグ)」

食を彩るこだわりの逸品を紹介。今回は、鋳鉄作家・岩清水久生さんが手掛ける鉄急須「egg(エッグ)」のこだわりと魅力に迫った。

鉄急須の画像

南部鉄器の産地である岩手県水沢に工房を構え、鉄瓶などの製品を製作している鋳鉄(ちゅうてつ)作家・岩清水久生さんは、デザイナーから鋳鉄職人に転身した人物。彼がつくる作品は、伝統を重んじながらも新しいデザインや色が取り入れており軽やかな印象だ。

    鉄急須の画像

    「鉄急須 Egg 白金色(約φ115 × H180mm)/ 500ml」 20,900円(税込)

鉄急須「egg」の特徴的なフォルムは、手の中に納まる愛らしい丸い型を何年も追求し、スケッチと試行錯誤を重ねて誕生したもの。機械を使用し手作業を効率よく省くことができる「生型(なまがた)」と呼ばれる主流の製法をベースに、母親の家業である南部鉄器の技法も加えた独自の技術も取り入れて製作されている。

    鉄急須の画像

「生型は、仕上がりが荒くて重たいというイメージを持つ人もいるのですが、工夫次第でいいものをつくれる効率的な手法です。『こんなにも長く使えて味がでるのか』と驚いてもらいたいです」と岩清水さん。古美術のような風合いのあるグラデーションがかった白い色は、本来鉄が持っている色を残しながらも、いままでにない新たな色合いをまとっている。

“白金(しろかね)”と独自に名付けたこの色は、使い手の手癖を覚え、年月が経つとともにその人でしか出せない風合いに変化する。沸かすお茶の味もまた、その人にしか出せない個性が出てくるのだ。

取り扱い店舗【雨晴(AMAHARE)】

  • 雨晴の内観画像

  • 電話:03-3280-0766
    住所:東京都港区白金台 5-5-2
    営業時間:11:00~19:00
    定休日:水曜
    ※売り切れの場合がございます。随時入荷をいたします。

この記事を作った人

写真/木村文吾(急須)、淺川 敏(店内) 取材・文/遠藤 まや(ヒトサラ編集部)

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