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更新日:2021.03.15グルメラボ

お茶の点前と茶懐石、和コンセプトのカクテルを楽しむ【即今】

茶道体験ができる創作和食【即今】は、気軽に茶事に触れられるお店。落ち着いた趣のある茶室でいただけるのは、おいしい和菓子とお茶。さらには茶懐石やお酒までも堪能することができます。日本の流行発信地・青山で、日本のトラディショナルな文化を存分に味わってみませんか。

【即今】のカクテル

茶室で日本文化を体験する創作和食料理店

    椅子のように畳に座ってお茶や食事をいただく「爛酔亭」

    椅子のように畳に座ってお茶や食事をいただく「爛酔亭」

表参道駅から徒歩6分、骨董通り沿いから、地下へと降りた先に静かに佇むのが目的地の【即今】。茶道の形式美に似通う日本のBarシーンと融合し、形式にこだわらない茶懐石が楽しめる創作和食料理店です。コンセプトは「自分らしいお茶のスタイルを楽しめる店」。茶道のような日本文化の体験を通じて、店名の意味する禅の真髄「今まさにこの時」を感じられます。

    ろうそくが灯され、どこか厳かな雰囲気のある小間茶室「即今」

    ろうそくが灯され、どこか厳かな雰囲気のある小間茶室「即今」

靴を脱いで店内に入ると、そこはまるで本物の茶室。用意されているのは四畳半の周囲に3つの腰掛け席を設けた広間「爛酔亭(らんすいてい)」と、三畳台目の小間茶室「即今」。そしてバーカウンターも設けられている三畳間「笊籬菴(そうりあん)」という3つの個室。お茶は点ててもらうことも、自身で点てることも可能です。店内では濃茶や薄茶、茶懐石、お酒まで堪能できます。

お茶だけでなく料理やお酒を愉しむことも可能

    美しく器に盛られた一汁三菜。季節を感じながら味わう『茶懐石セット「花」』

    美しく器に盛られた一汁三菜。季節を感じながら味わう『茶懐石セット「花」』

「茶事」とは本来、食事やお茶のお点前を含めたフルコースの正式な茶会のこと。懐石を出してお酒を酌み交わし、茶室の美術品をしつらえて、濃茶、薄茶でおもてなしをすること意味します。お茶と和菓子はもちろんですが、茶室で料理やお酒を愉しむというのも大変乙なもの。香りや味の調和を考えた茶懐石は、季節の食材を用いた向付、煮物椀、焼物などをいただけます。

    抹茶に日本酒。他ではなかなか味わえない和コンセプトのオリジナル『カクテル』

    抹茶に日本酒。他ではなかなか味わえない和コンセプトのオリジナル『カクテル』

茶室の襖を開ければ、隠れたバーカウンターが出現。和服のバーテンダーがつくるのは、抹茶や日本文化をベースとしたオリジナルカクテルです。名前はどれも茶道にちなんでつけられているのもポイント。苦味と甘さを持つ抹茶のリキュールに爽やかな酸味のあるカシスを合わせた『遅櫻』は、特に人気のカクテルです。

スタッフによる、美しいお手前を拝見できる

    静寂の中、お点前の流れるような所作の美しさに魅入る

    静寂の中、お点前の流れるような所作の美しさに魅入る

【即今】にある小間の茶室で頂くお茶は、茶道の心得のあるスタッフが点ててくれます。濃茶、薄茶、また頂くタイミングは自由。また、希望に応じて自分で点てることもできるので、気軽に体験を。お茶の点前を拝見したのち、薄茶を一服。あたたかなもてなしで、ゆっくりとお茶の香りを楽しめます。

料理人プロフィール:鈴木将士さん

料理人の所作の美しさや料理の完成された美への想いが膨らみ、服部調理師専門学校の門を叩く。日本食の基礎を学び卒業後、麻布十番にある【eat 麻布十番】に勤務。そこで縁からアメリカでの仕事のオファーを受け、帰国後に茶道とカクテルを融合した【即今】に就任。新たな茶道の楽しみ方を提供しながら自ら成長を続けている。

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ヒトサラ編集部

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