“記憶に残る” 唯一無二の陶器『In memory』
ロサンゼルス在住のセラミックアーティスト渡邊翔士氏がつくる作品の数々は、ダイナミックかつ繊細だ。実用的ながらもアートのように美しい、職人技が光る陶器『In memory』の魅力に迫ります。
アメリカのロサンゼルスに工房を構えるセラミックアーティスト渡邊翔士氏。13歳で陶芸をはじめ、大学からはアメリカで陶芸を深掘りした。現在は自身のスタジオを持ち、ロサンゼルスを中心に活動している。そんな彼がつくる作品は、カトラリーからアートまでさまざま。主な作品はロサンゼルスの【HildebrandtStudio】というデザインギャラリーで販売されており、2019年1月には1カ月間ダウンタウンにある「リトル東京」でポップアップを開催する。その他、国内外問わずレストランやデザイナーから依頼を受けてオーダーメイドで制作することが多いという。
使い方は自分次第。色やデザインも豊富で、かわいらしい
この『In Memory』のコンセプトは「大切なものを収める」ということ。ミニマルなフォルムに合わせた色使いは、シンプルながらも美しい。インテリアはもちろん、焼酎の熟成、花瓶など、用途はさまざまだ。「それぞれの想いや物を大切に入れてもらえる入れ物をつくることで、大切な人やモノについて考えてもらいたい」。そんな願いが込められている。日本人ならではの繊細な技術と、海外で培った大胆な手法が合わさったこの作品は、エンタメ業界の中心地ハリウッドという土地柄もあり、映画監督から詩人まで、あらゆる人たちから人気を集めている。
オーダーメイドもOK。ロサンゼルスに構えるギャラリーも問い合わせ次第で閲覧可能
「Shoshi Ceramics Studio」では、『In memory』の他にも、アートやカトラリーなども、オーダーに合わせて制作している。制作するにあたって、求めてられているものをより正確につくるため、制作するまでの間できるだけクライアントとは密なコミュニケーションを図るという。そういった心粋が日本だろうとロサンゼルスだろうと、愛され続ける秘訣だろう。
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陶器の他にもお皿などもオーダーに合わせて制作している
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焼き方やデザイン、一つ一つがプロのなせる技である
Shoshi Ceramics Studio
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住所:2421 e 16th street Los Angeles CA
電話:010-1-3107097814
※オーダーメイドでの制作可
この記事を作った人
遠藤 麻矢(ヒトサラ編集部)
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