更新日:2020.07.23連載
浦和レッズ・槙野智章の行きつけのお店|トップアスリートの一皿
現役15年目、浦和レッズで9シーズン目。今季も頼れるベテランDFとして、槙野智章選手はチームを支え続ける。そんな彼が愛してやまないホームタウンの魅力を、オススメレストランを例に挙げて紹介。知られざる食のエピソードとともに、旧知のライターに打ち明けた。
ホームタウンの旨い店厳選3軒!
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選手・スタッフ御用達の本格手打ち蕎麦
第2の家族!? あたたかくフレンドリーな町の洋食屋
試合後のサッカー談義で盛り上がるならココ!!
1.【手打ち蕎麦 寺田家】与野
手軽に本格手打ち蕎麦を堪能! 遠方からの来店も多い隠れた名店与野駅東口から徒歩13分の【手打ち蕎麦 寺田屋】は、本格的な手打ち蕎麦がリーズナブルに食べられる地元の名店。厳選したそば粉を使用し、季節によって水の量を変化させることで、きめ細やかでこしのあるお蕎麦を一年中食べることが出来ます。
テーブル席のほかに座敷も完備。サッカーに関する飾りものが目を惹く
クラブハウスのそばにあって、浦和レッズの職員、スタッフ、選手なら誰もが一度は行ったことがあるお店です。味もさることながら、お店の雰囲気、店長の人柄、アルバイトで働いている人たちの対応、すべてにファミリー感を感じられて、支えられているな、って感じさせてくれるお店です。
プレスルームにも出前のメニューが置いてありましたね。メニューには、親子丼や天丼など。ボリュームがある丼ものも並んでいました。
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クラブハウスに常備された出前表。選手やスタッフだけでなく取材に訪れた記者も利用することがある
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埼玉で日本代表戦が行われた際にハリルホジッチ元代表監督もスタッフと来店。中央は二代目店主の寺島利男さん
槙野選手がオススメする一皿
揚げたての天ぷらとざる蕎麦を一緒に味わえる『天ざる』1,430円(税込)
僕が大好きなのはざる蕎麦。早朝から手打ちしている本格的な蕎麦で、とにくかくおいしくて、いつも頼んでしまいます。「昼メシどうする?」「寺田家行こう」というパターンが多いですね。
2.【洋風厨房 ソーシエ】与野
地元民がこよなく愛す、和のテイストを取り入れた町の洋食屋さん与野駅西口から徒歩5分にある【洋風厨房 ソーシエ】はアットホームで地元密着型の洋食屋です。オーナーシェフの藤木進さんは和食や中華も学ばれた経験があり『オムライスソーシエ風』や『とろける♪ビーフシチュー』など、この店ならではの創作メニューも多く並びます。ランチ、ディナー問わず地元民の憩いの場として愛されています。
マンションの1階に位置し、チャーミングな手書きボードが目印。月曜日以外は毎日営業
与野駅の近くにある洋風レストランです。ここもファミリー感の溢れるお店で、お客さんもすごくフレンドリーで居心地がいいんです。隣に座ったおばちゃん、おじちゃんが「ああ、マッキー! この前の試合は良かったね」とか「次も勝ってね」とか、気さくに話し掛けてくれるんです。
個室ではなく、他のお客さんたちと混ざって普通に食べているんですね! レッズの選手たちが来ると、大騒ぎになるのでは?
全然ならないです。だから、僕ひとりで行くときもあるし、お店でウクレレ教室をやっていることがあって、おばちゃんが「マッキーも弾いてみる?」って言うから、「あ、弾かせて!」って弾いたことも(笑)。妻と結婚する前、隠れてデートしていたとき、よく連れていったのもここのお店。皆さん口が固いから、全然バレなかったです(笑)。
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店内はテーブル席とカウンター席がある。14人から貸し切り可能
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オーナーシェフの藤木進さんと妻の佐和子さん
槙野選手がオススメする一皿
岩手産阿部鶏を使い秘伝のソースで味付けをした名物『あべどりのジャポソース』1,000円(税込)。外はパリっと中身は柔らかくジューシー
洋食屋なので、てっきりハンバーグ定食とか、スパゲッティだと思いました。
そう思いますよね。でも、ここの名物は鶏肉を使った『あべどりのジャポソース』という料理なんです。すごくおいしくて、選手だけでなく、ミシャ(ミハイロ・ペトロヴィッチ元浦和レッズ監督)も贔屓にしていましたね。
3.【牛タン焼き専門店 司 分店鷹】大宮
大宮で牛タンといえばココ! 客足が途絶えることのない人気店大宮駅東口から徒歩5分の牛たん焼き専門店。事前に味付けした熟成牛たん(オーストラリア産の最高級ブランド)をこだわりの炭で焼くことで、美味しさが逃げずにふっくらとした味わいを堪能できます。
仙台にある有名牛たん焼店の分店として2009年に開業。近くには離れも完備
ここは試合後にみんなで行くことが多いですね。メンバーは槙野、宇賀神友弥、鈴木大輔、橋岡大樹の4人がテッパン。そこに何人かが加わる感じです。
試合後ということは、ここで反省会をしたりすることも?
まさにそうです。テーブルにタブレットを立てて、終わったばかりの試合をDAZNで流しながら。このシーンがどうとか、このプレーはああだとか、みんなでワーワー言いながら食べています(笑)。だから、この食事会に参加するのは、試合の余韻に浸りたかったり、試合の興奮が覚めなくて熱いサッカートークをしたいメンバーです。勝ったあとも、負けたあとも関係なく。いつも3~4時間コースです(笑)。
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店内は25席あるが、平日でも満席になることが多い
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牛たんを知り尽くし、絶妙の焼き加減と最適なタイミングで調理する店長の中川仁志さん
場所は大宮駅のそばですね。大宮アルディージャの選手と鉢合わせっていうこともあるんじゃないですか?
アルディージャの選手だけでなく、アルディージャのサポーター、レッズのサポーターと鉢合わせになることもあって、それもまた面白いんですよ。普通に食べていたら、隣のテーブルにアルディージャサポーターが座って、反対側のテーブルにはレッズサポーターが座って、みんなでサッカートークをすることもあります。そんな時間も僕は大好きですね。
槙野選手がオススメする一皿
テールスープと麦飯がついた『熟成牛タン定食』1.5人前 2,950円と、卵黄入りの『とろろ』350円(すべて税込)
ここの牛たんはすごく分厚いのに簡単に噛み切れるほど柔らかいんです。試合後は空腹なことも多く、麦飯も美味しいのでお替わりしちゃうこともあります!
インタビュールームに入ってくるなり、「昨日、嫁とも『どこを紹介しようか』と話してきたんですよ」と、笑顔を見せてくれた槙野選手。サービス精神旺盛の彼だから、行きつけのお店で、ファン・サポーターとの交流を楽しんでいる様子が目に浮かんでくる。槙野選手が厳選したオススメの店に、みなさんも足を運んで料理を楽しんでもらいたい。
プロフィール
©URAWA REDS
槙野智章(まきのともあき)
1987年5月11日生まれ、広島県広島市西区出身。
Jリーグで活躍する元日本代表ディフェンダー。サンフレッチェ広島ジュニアユース,サンフレッチェ広島ユースを経て、2006年サンフレッチェ広島に入団。サンフレッチェ広島のトップチームで5年間プレー、11年ドイツの1FCケルンへ移籍する。12年に浦和レッズへ移籍し、今年で9シーズン目を迎える。
撮影/原務 取材・文/飯尾篤史
大学卒業後、編集プロダクションを経て、「週刊サッカーダイジェスト」編集部に配属される。2012年フリーランスに転身。著書に『黄金の1年 一流Jリーガー19人が明かす分岐点』、『残心 Jリーガー中村憲剛の挑戦と挫折の1700日』、『岡崎慎司 未到 奇跡の一年』等がある。
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